
第二次世界大戦前夜、ナチス統治下のドイツからアメリカに移住した二人の青年、アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ。 大のジャズ・ファンであった彼らは、1939年にニューヨークで小さなレコード会社「ブルーノート・レコード」を立ち上げた。 レコーディングにあたって、アーティストに完全な自由を渡し、かつ新曲を書くよう励ます── 理想を求め、妥協することのないライオンとウルフの信念は、 ジャズのみならず、アート全般やヒップホップ等の音楽に消えることのない足跡を残してきた。 映画はスタジオの風景から始まる。 ロバート・グラスパーを中心に若手アーティスト達で結成されたスーパー・グループ、ブルーノート・オールスターズ。 現在のブルーノートを代表する彼らのレコーディング・セッションに、 2人のレジェンド、ハービー・ハンコックとウェイン・ショーターが現れる── のちに監督自身が「魔法のような時間だった」と振り返るスペシャル・セッションの映像やレアなアーカイヴ映像、 そして歴代のブルーノートのアーティストたちや、レーベルと密接に関わった人々との対話を通じて、 80年にわたり世界中の音楽ファンを魅了しつづけるジャズ・レーベルの真実に迫る、傑作ドキュメンタリー。
テネシー州メンフィス。ここでは多種多様な音楽が生まれ融合し、また、数々の“生ける伝説”と呼ばれる世界的ミュージシャンたちを輩出してきた。彼らを今一度この故郷に呼び戻し、名門ロイヤル・スタジ…
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>>続きを読むハリウッドのナイトクラブ街から車で 5 分の場所に位置するローレル・キャニオン。そこは 60 年代から 70 年代にかけて数々のミュージシャンが暮らし、互いに刺激を与え合い、ウェストコース…
>>続きを読む伝説の音楽レーベル<モータウン>創設者のベリー・ゴーディJr.が、引退直前に初めて密着を許可した、ドキュメンタリー映画