「JACO」に投稿された感想・評価

あにま

あにまの感想・評価

5.0
385作品目。レビュー644作品目。
『Jaco』
 監督:ポール・マルシャン
    ステファン・キジャック
 主演:ジャコ・パストリアス
 興行収入:未記載
 製作費:未記載
1970年代半ばに突如現れたエレクトリック・ベースプレイヤーのジャコ・パストリアス。1976年に人気ジャズ・フュージョングループの「ウェザー・リポート」に加入。独特な彼の演奏は、単なるリズム楽器としてではなくソロ楽器としての可能性を広げることとなり、音楽の世界に多大なる影響を与えた。だが、そんな彼の人生はあまりにも短く終わりを迎えることとなる。神とも崇められるひとりの天才の生涯に迫る…。

“ベースの神様”ジャコ・パストリアス!
いやー。トゥルージロ!よくやってくれた!!!
ジャコ様の映画を観れるとは。
「好きなベーシストは?」と聞かれたらまずジャコと答える。
彼ほどの領域の天才はみたことがない。
アドリアン・フェローやジョン・パティトゥッチ、マーカス、ウッテンなどの世界最高峰のベーシストたちも勿論影響を大きく受けている。
彼のサウンドは言い表せない、とてつもない力を感じる。小手先のテクニックだけでない凄み。
ウェザー・リポートのCDは何百回も聞いてコピーはできるが、あの“音”には辿り着けない。
天才と変人は紙一重。
ジャコの変人エピソードが大好きだ。
ジミヘンもジャコも、大天才は短命なんだな。
亡くなる電話のシーンに涙が溢れる。
ジャコが生まれてきてくれて、本当に感謝。
Mi

Miの感想・評価

3.3
彼の音楽に初めて触れ、彼の世界を通して生み出される複雑で激しくも柔らかく切ない音楽に心底酔いしれた。
これまで観てきた音楽系のドキュメンタリー作品の中で一番心震える音楽だった。

だからこそ、この作品の映画としてのアプローチの凡庸さ加減と単調さと冗長さにげんなりしてしまった。

好奇や探求に溢れた人生を送った彼とこの映画の間にはとてつもなく大きな隔たりがあるように感じられる。
砂場

砂場の感想・評価

4.0
記録。

ずっと公開を楽しみにしていたジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画!公開館が少ない事もあるだろうが、シネマカリテが完売満席であり、ジャコ人気の高さが嬉しい(高齢者多しw)
パンフの制作がなくBASSマガジンの「JACO」特集号が売ってたのでそれを買った。
よくぞ見つけたなあという子供時代の動画や、ジャズシンガーだった父親の歌声、ジャコパスと言えばフレットレスベースだが、フレットを抜く作業をしている場面など貴重な映像を見られた。
内気な少年だったJACOがその天才的なプレーで頭角を現し、ウエザーリポートのベーシストになるあたりが絶頂期で生き生きと演奏している。
本当にふくよかで粒立ちの良い音であり、独創的なフレーズも含め誰がやってもあんな音は絶対に出ない!唯一無二!
それにしても名盤「Word of Mouth」がいかに苦渋の中で作られたのかよくわかった。一方でジョニ・ミッチェルとの共作は表現者としてお互いをリスペクトする理想的な関係。

音楽仲間達のコメントでいかに彼が孤高の天才だったのか改めて認識したけども晩年コカインに溺れ、ホームレスまがいの生活にまで転落してゆくあたりは知っていても辛いものがある。
この映画は、メタリカのロバート・トゥルージロが自ら制作に乗り出し執念で完成させた1本でありロック陣営がいかにジャコパスを愛しているかよくわかる。コメントもジョニ・ミッチェルを始め、スティング、ブーツィー・コリンズ、レッチリのフリーなどロック系が目立つ一方で、意外な事にジャズ・フュージョン系があまり見られない。まあ殆ど死んじゃっているというのもあると思うけど
パット・メセニー、トニー・ウイリアムス、確執があったとはいえ、ジョー・ザヴィヌル達、、彼らがどのようにジャコパスを見ていたのかもう少し描いて欲しかった。
劇中でジャコパスはpure jazzの範疇には収まらないと誰かが言っており、それは全く正しいと思うが、ロック陣営が救い上げないとドキュメンタリー映画ができないのか〜と複雑な気持ち。
それにしてもレッチリのフリーが結構おじいさんになってて驚いたwww
xyuchanx

xyuchanxの感想・評価

3.5
ジャコ・パストリアス。

18歳の、ある徹夜明け、青みがかった微睡みのなかで聴いた「Mingus」の浮遊するような演奏は忘れられない。彼の死から3年後だった。

Joni Mitchell (w/Jaco Pastrius)
「A Chair In The Sky」
https://youtu.be/FjkBF-Phenc

世界中の人々を陶酔させつつも、自身の音楽を理解されない孤独に苛まれ続けた孤高の天才。射手座の宿命。

伴奏用の楽器であったベースでメロディをも奏であげるスタイルの先駆者。エレキベースをフレットレス化し、ハーモニクスを多用。ジャンルレスに”音楽”を紡ぎ出した純粋なアーティスト。

どこかチェ・ゲバラやアイルトン・セナを思わせる。

この作品をプロデュースしたメタリカのロバート・トゥルージロ、レッチリのフリー、スティング、ハービー・ハンコック、アル・ディ・メオラ、スタンリー・クラーク、ゲディ・リー、レニー・ホワイト、カルロス・サンタナ、ブーツィー・コリンズ、イアン・ハンター、そしてジョー・ザヴィヌル、ウェイン・ショーター、ジョニ・ミッチェル…錚々たるレジェンド達が口を揃えて”one & only”だと語る。

なのに。

堅実でお金に執着せず、クスリにも手を出さなかった男が。娘メアリーの誕生に「ベースで前代未聞のことをやらないと」と誓った良き父親が。

名声と重圧。天才と孤独。ショービジネスの魔物はどれだけの才能を食いつぶせば気がすむのか。

愛する家族と離れ、自らの死期を予言し、ドラッグに溺れ、双極性障害の果て、なかば殺されたような死にかた。何故あんな不幸なかたちで死を迎えなければならなかったのか。


唯一の救いは、スティングが“音楽的にはみんなジャコの子孫なんだ”という通り、みんな少しづつ彼のmemeを受け継いでること。

Before JacoからAfter Jacoの大きな変化のグルーブ。天国からも見えるはず。理解されたとわかるはず。


どこの配信にもカバーされず、圧倒的なカバレッジを誇るTSUTAYAのDISCASにすらスルーされた本作。やむを得ずDVD買ったんだけど、じゅうぶん価値はあった。


“ただベースが弾ければよかったんだ”
Masaki

Masakiの感想・評価

4.0
「成功する」ということの、代償というか副産物として過剰なプレッシャーや制限に苛まれ、家族想いだったジャコの転落。ミュージシャンあるあるだけど、残酷だな、、と思った。
天才が故の繊細さは諸刃の剣やな。。

個人的には フリーが セロニアス モンクのTシャツ着てたのがおっと思った。
後 マイルスの後ろで弾く若かりし頃のマーカス!

フレットレス弾きたいなあ。
同じベースを弾く者としてジャコの歩んだ道から学び、自分に活かしていきたい。


4フレット4フィンガーの弾き方、知らず知らずに俺もジャコの影響下にあったんだな。。
み

みの感想・評価

4.4
高校生の頃、初めて買ったベーシストのCDがジャコのアルバムであったことから、気になって見に行った。
裕福な家で育ったわけではなく、ベースケースに靴下と一着のスーツセット、小銭を詰めて家族に仕送りをしながら音楽で稼いであそこまで上り詰めたこと、その後の苦悩、初めて知りなお彼のことが好きになった
タラヒ

タラヒの感想・評価

2.9

ジャコ・パストリアスの生涯。
数々の有名アーティストからのコメントや自身の音楽で彩られ、ファン必見。
バヤシ

バヤシの感想・評価

4.0
世界一のベーシストだけど、自分と同年代の人はほとんど知らないと思う(自分も今日知った)

ベースをやる人、やりたい人は絶対に観るべき映画
Weather Reportの来日公演で生Jacoを見たのと彼と同じくらい親指が曲がるのが私の自慢です。
彼に関しては、亡くなったときからいろんな噂が飛び交っていましたが、この映画でようやく全貌がわかった気がする。
ずっと破天荒なヤツというイメージだったが、家族思いの子煩悩な良いやつだったことにあらためて気が付いた。
ジョー・ザビヌルの嫉妬、レコード会社との確執でドラックと酒に溺れていった過程も生々しい。
彼の2ndソロ・アルバムの「Word of Mouth」は、リアルタイムで聞き、1曲目の「Crisis」は、凡人の俺には理解できない天才JACOの演奏とめちゃくちゃポジティブにとらえたのに、
発売当初売れないとワーナーに契約を切られた話は、切なかった反面、そうだろうなとも思った。
この映画を見て、「Birdland」のハーモニックス部分を指をつらせながらコピーするベース小僧が増えることを期待する。
masa

masaの感想・評価

3.9
『ジャコワールド』

こんなにすげーベーシストだったなんて知らなかった。

ジャコと関わりをもった方達のインタビューと当時の映像や音楽を織り交ぜながら映画はすすむ。

ジャコの壮絶な人生。
ジャコがあんなにも凄腕ベーシストなのに公園で住んでいることを知ったとき、ベーシストTAIJIがよぎった。

演奏がまさにアーティスト。
様々なミュージシャンの中で独自なスピリッツそのものが醸し出されすぎている。

この映画のいやらしいところ。
それは、


もっともっとジャコを知りたい!!w

まんまとジャコワールドに浸りたいという欲求がっ!!

この時にこの作品に巡り会えたことにきっと意味があるし、おそらくその意味はのちのちさらに明快になるだろう。


そんな熱き思いを抱きつつ、今日は終電で帰りますw

グッドナイト!ジャコ!
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