3作目、別題『ファントマ/仮面舞踏会』。スリラー的な脚本が秀逸で、暴力を間接的に描写している(血を流す壁！)点も秀逸。
相変わらず卿夫人が画面に登場する度に演劇的になるが、仮面舞踏会のシークエンスは当時の到達点だと思う。増えていく黒衣の男に歓喜する人々とは裏腹に、今にも卒倒しそうな夫人の顔と腕の傷…。幕切れ以外はシリーズ最高作。

• #Filmarksの醍醐味

初めてフルで起きて参戦。
出入り業者は間違いなく怪しく、ファンドールは警察よりよっぽど優秀。エスパー伊東ばりの隠れ蓑を駆使しファントマに肉薄していく。
もはや些細な口論で人を殺すファントマはただのサイコパスでしかないが、とにかく頭がキレる展開に100年の時を感じさせなかった。
というか、正義であるはずのジューヴとファンドールがポンコツすぎる。

オチは2話に匹敵するような強引さ。
とんねるずもロンブーも真っ青やで、こりゃ。


2019劇場鑑賞124本目

• #2019私的劇場鑑賞

一秒の捜査もなしに逮捕される世界のお話。

ジューヴやファンドールがどんどん賢くなって、ファントマを追い詰めていくのが痛快。

けれどオチだけ全く変わらない。
なんでそこだけみんな学習しないんだよ！てツッコミを待っているのだろうか。
とにかくそこで全て持ってかれて、ほんとに笑っちゃう。あーおもしろい。

なんだかんだでこのオチにハマってきた。ファントマ4話、おもしろき。

• #ゴーモン珠玉のフランス映画史