Twin Peaks: The Missing Pieces(原題)の作品情報・感想・評価

Twin Peaks: The Missing Pieces(原題)2014年製作の映画)

Twin Peaks: The Missing Pieces

製作国:

上映時間:91分

ジャンル:

3.9

「Twin Peaks: The Missing Pieces(原題)」に投稿された感想・評価

opera

operaの感想・評価

4.5
ツインピークスが好きな人は観るべき。ローラと両親がノルウェー語を練習する所が好きです。
sumi

sumiの感想・評価

-
『Twin Peaks:Fire walk with me』の未公開集をまとめたもの。
邦題は『完全なる謎』となっている。
ドラマ版→映画→the return→the missing piecesと観てきたのですが、ツインピークスのまとめての感想もここに書きます。

未公開シーン集とは言いながら、重要なシーンもいくつかある。
・ジェフリーズが現れるシーンや、その後グレートノーザンホテルでジュディの事を尋ねるシーン。
・コンビニの2階での集会での会話。
この辺りはめちゃくちゃ重要なのでは??

そもそもの『ツインピークス』の発端はローラ・パーマー殺害事件。
そこに端を発して、ブラックロッジやホワイトロッジの存在が判明する。
映画版までの主軸はローラ・パーマー殺害事件、そしてツインピークスの面々の日常となっている。

大きく主軸が変わるのがthe return。
ドラマ版の25年後が舞台になっており、登場人物も歳をとっている。
最早、ツインピークスの設定を借りた別の作品と言っても言い過ぎではないくらいにリンチ色に染まっている。けど!これがむちゃくちゃ面白かった。
ローラ・パーマー殺害事件を「前置き」として、ツインピークスの世界観ふんだんに殺害されたローラ・パーマーを救おうとする物語になっている。


色んな考察を読んだ中で、自分なりにつらつらとまとめました⚠️
まず何よりも重要なのがthe return 第8話。全ての始まりと言える。
人類最初の核実験トリニティ実験が描かれ、そこからボブが生まれている。
the missing piecesの集会のシーンでボブが「オレの中には勢いのある激情が存在する」と言う。つまりボブ=激情なのだ。
核実験によって生まれた負の遺産。だからボブは犠牲者でもある。

また核実験により生まれた世界、つまり核のある世界を指すのがブラックロッジなのではないか、と。
バッド・グーパーはホワイトロッジを探しているが、それは到底無理な話という訳。
そもそもこの世、核のある世界がブラックロッジだから。核のある世界線からない世界線には行けないのだ。

8話で描かれる少女。おそらくこの少女がジュディ。そしてジュディの見ている夢がツインピークスの物語。
その夢を見せる「カエルもどき」がジャオデイであり、そのジャオデイは核実験が行われた砂漠から誕生する。

そして衝撃的なthe return 18話。
the returnで描かれるのはローラ・パーマーを救う物語。それが達成されるとツインピークスでの物語は終わる。
そして最終話the return 18話。
最終話にして、全く違う世界線にクーパーとダイアンは行く。人の名前も場所も全く違う。完全にリセット。
つまり夢が変わるのだ…。

ツインピークスは、核を暗に批判し、我々の人生が本当に夢ではないと言えるか?というリンチからのメッセージが詰まっていたと捉えられます。
まだまだ分かっていない謎も数多くあるので、何度も見返して楽しみたい。
GreenT

GreenTの感想・評価

5.0
ツイン・ピークスのボックスセットを買うのはこれが3度目なんですが、これはかなり良さそうです。

VHS時代に購入したときは、もう徹夜で全部観たものです(笑)。その後DVDになったのでゴールド・ボックスを購入したのですが、この『The Missing Pieces』ブルーレイには削除シーンやリンチが出演者にインタビューする特典などが入っていると聞いて、めっちゃ欲しくなりました。

ディスクは10枚あって、パイロット版、TVシリーズ、ローラ・パーマー最後の7日間、そして削除シーン、追加シーンなどのボーナステイクの総集編となっているので、全貌は観た順番にコメント欄にアップしようと思っています。

とりあえずディスク1だけは観たのですが、まずパイロット版に「オリジナル」と「インターナショナル・バージョン」と言うのがあるのは知りませんでした。

また、このブルーレイの特徴は、各エピソードの前にログ・レディがカメラ目線で哲学的なことを独白するイントロがあることと、TVでやっていた時についていた、「先週のまとめ」と「来週の予告」も観れるところです。これはTVシリーズで観ていた人にとっては懐かしいものですが、TVの時のように一つにまとまってなくて、つなぎ目にブルーレイの「ウィーンウィーン」って音が入るので、そこが残念だなあって思ったけど、逆にこれ要らないからどんどん観たいときには無しで観られるようにもなっているようでした。

でも私はVHS版を死ぬほど再生しているのでオープニングの音楽を飛ばす技術がある(笑)から、そんな小細工しなくても良かったのにって思いました。オープニングは、"Created by Mark Frost & David Lynch" って出てきたところで早送りを止めるとちょうどエピソードが始まるところまで早送りできます(笑)。ちなみにどーでもいいことですが、オープニングのクレジットは、クーパー役のカイル・マクラクランと、シェリフ・トゥルーマン役のマイケル・オントーキン以外は、アルファベット順に出てくることに気が付きました。前からなんでマドチェン・アミックの名前が早くに出てくるのか、不思議に思ってました。

特典目当てで購入したのですが、画像が処理されていてめちゃくちゃキレイになっていて、すごい得した気分でした。特にパイロット版は、昔は暗くて、まあそれも雰囲気あって良かったんですけど、TVシリーズとのギャップが激しく感じられたものですが、今回はTVシリーズとブレンドされていました。スクリーンはワイド・スクリーンじゃなくて、そもそもTVだから四角い昔ながらの画面なのもまたオツな感じでした。

私はツイン・ピークスがリンチの入りで、それ以前もそれ以降もあまり真剣に観たことがなかったので、今回はリンチの代表的な作品を一応網羅したあと改めて観てみると、また違う良さがあるなあと思いました。

『ブルーベルベット』でカイル・マクラクランが演じたジェフリーは、FBI捜査官、ディル・クーパーの若いころみたいだなあって思っていたのですが、クーパー捜査官はジェフリーのような「純粋まっすぐ君」の側面も残しながらも、「闇」も知っている大人になっていますが、その「子供」の部分を今回踏襲するのがオードリーだな!って思いました。好奇心が強くて、クーパーの捜査を助けたい!って頑張るじゃないですか。その過程で色んな「闇」を発見し、大人になっていくキャラですよね。

ローラ・パーマーといとこのマディの、髪の色が違う一人二役は、リンチのトレードマークみたいなものだし、TVシリーズのクライマックスで明かされるローラ・パーマー殺しの犯人は、『ブルーベルベット』のフランクを彷彿とさせます。

シェリーとノーマの、ダブルRダイナーのウェイトレス・コンビは、すごいキレイで、大好きなキャラなんですけど、彼女たちは、『ブルーベルベット』のドロシーのキャラのマイルド・バージョンなのかなって思いました。悪い男に捕まってDVされてしまうタイプ(笑)

ボビーは『ワイルド・アット・ハート』のセイラーを彷彿とさせましたね。ワルで未熟なんだけど、純粋な心も持っているっていうか。ローラのお葬式でボビーが演説するところがあるじゃないですか。ああいう見せ場もあるし。

私はジェームス・ハーレイとドナ・ヘイワードのキャラが大嫌いなんですけど、ジェームスは大きくなったら『ロスト・ハイウェイ』のフレッドみたいな人になりそう!って思いました。フレッドの描く「理想の自分」とジェームスのイメージがすごい被る。

ドナ・ヘイワードは、純粋なキャラではありますが、なんかこう、本質がないような、中身がない上っ面な感じがして好きじゃないんですよね~。後半ハロルドとのエピソードとか、めちゃムカつきません?プラス、ドナを演じているララ・フリン・ボイルが当時カイル・マクラクランと付き合っていて、クーパーとオードリーの共演シーンに嫉妬してオードリー役のシェリリン・フィンをいじめたって噂があるのも、見た目ビッチなので「やっぱり!」みたいな感じになって、ますますキライになりました。

と一人一人書いているとすごく長くなっちゃいますが、どのキャラもすごい作り込んであって、みんな面白いですよね。

ちなみに私は92年ごろ、ツイン・ピークスの舞台になったスノコルミーの滝を観に行ったことがあります。ダブルRダイナーの外見になっているマーティ・カフェで、チェリーパイとコーヒーを食べて来ました!!あの頃は、ダイナーの近くにお土産屋さんがあって、ログ・レディの丸太が山積みになって、お土産として売ってました(笑)。欲しかったんですけど(笑)、荷物になるので代わり "HAVE YOU SEEN THIS MAN?" と書かれたボブのスケッチのTシャツを大量購入して、友達に配りまくりました(笑)。

追記:『Twin Perfect』 というYouTubeチャンネルで、ツインピークスの謎解きをしているのですが、このTVシリーズそのものが「TV番組がなんたるか」を示しているという解釈で、すっげー面白いです!動画のタイトルは『Twin Peaks ACTUALLY EXPLAINED (No, Rally)』で、オリジナルTVシリーズから、最後の七日間、リターンまで網羅している、4時間半の大作です!昨晩観て寝不足になっちゃいました。

追記2:『ツイン・ピークス・リターン』を観終わりました!これを観ると、シーズン1,2の見方も変わっちゃいそうです。感想は、ドラマの方に書きましたので、ご興味がある方は是非!

では、観た順番にコメント欄にアップデートしていきます。

ディスク1
パイロット版とシーズン1の1話、2話、ログ・レディのイントロ

ディスク2
シーズン1 3話~7話、Twin Peaks Sneak Peak

ディスク3
シーズン2 8話~10話、A Slice of David Lynch

ディスク4
シーズン2 11話〜14話、削除シーン、アウトテイク
Blu-ray-BOXの特典映像集。
良いですね、劇場版で削除されたシーンを観れたおかげで、多少は謎が解けた気がします、たぶん。
A

Aの感想・評価

5.0
もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間

海外盤ブルーレイの特典にて