やはりこの作品が my most favorite movies ですね! リュック・ベッソン作品の中でも究極的に素晴らしい作品です。 ジャン・レノ演じる不器用な殺し屋レオンとナタリー・ポートマン演じる大人びた少女マチルダのプラトニックな純愛をとその悲しい結末を描いた“名作”、涙なしでは観れません! 本作がデビュー作とは思えない演技力を発揮しているナタリー・ポートマンの大人びた表情やしぐさと多面性のあるキャラクターが魅力的で独特の存在感を出しています。またマチルダとは正反対に殺し屋という冷酷な仕事をしながらも純粋な一面を持つレオンのギャップあるキャラクターもまた魅力的。 さらにゲイリー・オールドマンが演じたマチルダの仇であるスタンスフィールドの、常にドラッグでぶっ飛んでいて、これこそ悪役というポジションも素晴らしく、それぞれの個性がお互いを対比させ特徴づける素晴らしい演出です。 レオンに説得されて涙を流しながら別れを決意するマチルダのシーンやラストでマチルダが寄宿舎の庭にレオンの残した鉢植えを植えるシーンは、涙無くしては見る事ができません。 スティングの『レオン』のエンディングは語り継がれる映画にふさわしいものだと思います。