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Winny

Winnyの作品紹介

Winnyのあらすじ

2002 年、開発者・⾦⼦勇(東出昌⼤)は、簡単にファイルを共有できる⾰新的なソフト「Winny」を開発、試⽤版を「2ちゃんねる」に公開をする。彗星のごとく現れた「Winny」は、本⼈同⼠が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で⼤量の映画やゲーム、⾳楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出、次第に社会問題へ発展していく。次々に違法コピーした者たちが逮捕されていく中、開発者の⾦⼦も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004 年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護⼠・壇俊光(三浦貴⼤)は、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた⽮先、開発者⾦⼦⽒逮捕の報道を受けて、急遽弁護を引き受けることになり、弁護団を結成。⾦⼦と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第⼀審では有罪判決を下されてしまう…。しかし、運命の⽷が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展する――。なぜ、⼀⼈の天才開発者が⽇本の国家組織に潰されてしまったのか。本作は、開発者の未来と権利を守るために、権⼒やメディアと戦った男たちの真実を基にした物語である。

Winnyの監督

Winnyの出演者

原題
公式サイト
製作年
製作国
上映時間
127分

『Winny』に投稿された感想・評価

これは痺れますねえ。
あの天才プログラマー金子勇さんの逮捕から弁護士とともに闘う姿を描いた作品なのだが、当の本人は逮捕されてもどこかひょうひょう。法廷でさえプログラミングしようとする浮世離れしたユーモラスさについ笑ってしまう。

いわゆる天才型ナードで、プログラミングのとととなると何時間でも続けられるし早口で話し続けられる人。
とにかく好きなことに真っ直ぐで邪念がないから、取り調べや法廷のキツいシーンの連続のはずが、ニヤッと笑ってしまうのだ。

それでも物語自体は冤罪を争うシリアスさ。弁護士たちのぎりぎりの攻防と警察内部のもうひとつの腐敗の物語も重なり、強い推進力で展開する。

ラストにかけての空が開かれる感覚はたまらないし、その後の彼の運命もまた……。

金子勇役を演じた俺たちのでっくんこと東出昌大は見事。あの大根っぷりは嘘だったみたいに本当に凄い役者になってしまった。
何があっても映画界はもう彼を使い続けざるを得ないでしょう。
YUTON

YUTONの感想・評価

-
天才プログラマーを失った日本よ。。。
警察や国が素直に事情(情報漏洩の危険など)を話して金子さんへwinnyの凍結をお願いしてれば日本の技術が失われる結果にならなかったと考えると悔しすぎる。。。
今後、日本に天才プログラマーが現れるのに期待したい!そしてその人たちが守られる社会になってほしいと願うばかりです!!!
東出さんの演技がとても良きでした!!!
新技術の悪用ダメ!絶対!!
47氏支援の言葉に目頭が熱くなる

●東出昌大の演技って、演じた役のキャラクターと東出昌大本人のキャラクターがピッタリと合致したときに、演技のうまさ以上の唯一無二の良さが発揮されると思うんですよね。つまり、誰にでもなれる憑依型ではないですが、東出昌大にしかできない演技があるっていうか。本作は東出昌大の朴訥とした演技が、Winny開発者である金子勇さんのピュアさとガッチリハマっており、10キロ以上増量してまで挑んだだけあって、本人映像と比べてみても全く違和感がないくらい素晴らしい演技でございました。

●金子さんの人柄は最後のエンドロールでの話し方で分かるように、明晰で優しい。ですが優しいがために付け込まれるスキがありました。そしてプログラミングでは神的な天才であり、ブルージャイアントにおける大や、ドラゴンボールにおける悟空のような、その道を突き詰めるピュアさが周りの人を巻き込んで行きます。そのドラマが非常に観る者の胸を熱くさせるのです。
演じる東出昌大も、世間的には色々と叩かれたこともあり色々と我々が重ねて見てしまっている部分もあるかもしれません。妙に生々しさを感じました。ですが、それでもそんなことは関係なく自分のやりたいことを突き詰めたい、という世間の悪意もどこ吹く風的な、一般とは違うタフさも重ねて見て取れることができます。話し方からしても、冒頭に書いたとおりピッタリとハマった役柄でした。

●Winnyの登場時は私は鮮烈に覚えており、通信の定額制の普及とともに私達ネット住民の間でまたたく間に広がっていきました。それまではWinMXのようなファイル共有ソフトもありましたが、匿名性という部分でWinnyは画期的でございました。が、それだけにウイルスの問題も多く、はっきり言って使いたくないソフトであったのを覚えています。今、光通信が普及した現代、映画でも金子さんが構想していた、改良した安全性の確保や著作権を保護したバージョンのWinnyがもし完成していれば、画期的なイノベーションとして世界中に普及していたかもしれません。
ITリテラシーの低い当時の日本では、論点がすり替えられ、社会的な出る杭を打つ空気感で金子さんを悪の本丸のように叩くようになっていったのを思い出しました。

●今作は弁護団の事務局長を務めた壇俊光氏への取材も含め4年もかけて作られており、非情に誠意ある作品になりました。本作のおかげで、金子さんが控訴することによってこの日本のIT業界にどういう影響をもたらし、未来の技術者への思いを残していったのかを世に知らしめることができました。また、当時の刑事司法のおかしな点や、取り調べの際の調書のあまりに卑怯な取り方、マスコミの袋叩きなど、現在にもまだ残っている問題点を顕在化しています。

●本作は敵役がとても胸糞というか、裁判を勧めてる中で理不尽な進め方にとてもイライラしてきます。だからといって、裁判を終えた段階で爽快感があるわけでもなく、むしろこの国のITの未来に不安さしか感じないような暗さがあります。ですがそれでも金子さんが勝ち取った未来に、一筋の光をかすかに感じながら、この国が変わればいいなという思いが残る、近年の邦画では稀な誠実な作りの傑作でした。

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