山下敦弘監督作品。

山本浩司が出演しているのが感動。
そして山下監督の作家性が徐々に確立しているのも分かり感動。
ホームビデオのような映像イメージはリアリズムをさらに際立たせているし、ヒロシ「Drink?」ローラン「No…あっ。ビールください」のくだりはとても笑える。このシーンでビール飲める。

窃視としてのカメラ。

ヒロシは優しいのか愚かなのか、とにかく笑えます。

昔の自主映画によくある「男性の性欲をありのままに映すことがリアル」みたいなグロテスクなやつが、やっぱりどうしても2022年の女として、ウッとなるところがあって、たとえコメディだろうと、むしろコメディだからこそ、ウッ、となりかけた。
でも結末まで見て、よかった、と思った。懸念は勘違いだったし、山下敦弘のことやっぱり好きだと思った。

とっても阿呆だけれど、儚さで締まるからみれるのね。