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蘭若寺の住人
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『蘭若寺の住人』に投稿された感想・評価

suke
3.5
VR映画というアートフォームによって失われるフレームとクロースアップ、カメラワーク、そして観客としての自らの身体。
ヘッドセットをつけて作品世界の中に、よりしろとなる何かもなく放り込まれることで、その視点が誰のものなのかも分からず、自分の体も映らず、幽霊になったかのように感じる。この映画ではさらに、カットによって様々な視点がもたらされるが、誰も見るものに対しては干渉せず、本来映画が持っていた覗き見趣味的な部分がより強調される。フレームはないが、見える風景は作り手によって厳密に用意、想定され、まさにその場に縛り付けられているような感覚となる。もたらされる体験がひどく身体的であると同時に、目にする光景も、明らかに身体の機械的な機能に障害をもたらす病の人物の物語で、魚が変化するという神話的な変身物語だった。超強力な大雨や風呂など、かたちをとどめない水のモチーフが多く登場したのも印象的だった。
表現方法としてのVRというもののおもしろさを体験できる。
-
初めてのVR映画。
廃墟の空間、美術、音、役者さんも全部良かった。

豪雨と二人お風呂のシーン頭に永遠に残ると思うー。
pherim
4.2
蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)によるVR新作、堪能。

廃墟の静謐、体に変調をきたした男と佇む女、風雨のなかの異種交感。

『郊遊』の異空間へ全身投入されるようなこの経験は、驚異の体験になる予感を大幅に超え50分が一瞬で終わる。幽霊化した己が見つめる、閉鎖時空を浮遊する生。


『蘭若寺の住人』、李康生と一緒に入浴する視点の艶めかしさ、風や豪雨に曝される全方位聴覚体感の鮮やかさ。

カットが齎す驚異的な世界転回。馴致された映画文法の厚みに初めて気づく。面白い。これで’17年作。自身十数度目のVR体験にしてこの鮮烈、未知の沃野は極大だなと。

蔡明亮によれば、映画と比べVR製作で一番の不満は、クローズアップができないこと。ゆえ『蘭若寺の住人』の翌年『あなたの顔』"你的臉"を撮ったと。納得😮!

クローズアップの不可能性一般ではなく「(常連俳優)李康生のクローズアップができない」、ここが『あなたの顔』を考える際にはたぶん重要。

また蔡明亮がマレーシア華僑出自である影響は、『日子』の寄る辺なさや『蘭若寺の住人』の浮遊感など通奏底音のようにも感じられる。



『あなたの顔』"你的臉" https://x.com/pherim/status/1275261955637301249
『日子』https://x.com/pherim/status/1350040145676836869
『西瓜』https://x.com/pherim/status/1613040495156162567
『愛情萬歳』https://x.com/pherim/status/1660066581052030976
『楽日』“不散”2003 https://x.com/pherim/status/1670415806218522629

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