MUBIの説明によれば、ロズニツァ監督の2本目らしい。静止画のように表情を動かさない不気味さすら感じる人々とは対照的に、背景の川や草木などは揺れている様が心に残った。それでも、何が言いたいのかは全然…
>>続きを読む人々の肖像を映し続ける短編映画
本当に30分間永遠と人々の肖像が映し出される。映される人々は一切身体を動かさず、一切言葉を発しない。何か作業中の人もいればベンチに座っているだけの人もいて、しかしそ…
20分ちょいの短編。
牛腸茂雄を思わせる正面を向いた人々の立ちショット。とはいえ時間の流れを感じさせるのはフラフラと安定しない農民たちの立ち方、画面外の鳥や犬の鳴き声である。
四季も見せてくれるので…
フルからミディアム・ロングあたりの中立的なショットサイズに、匿名の人間が正対して収められている。そうして意味を漂白することで、翻って、ただ人間が存在していることの不気味さを静かに示しているのだと思う…
>>続きを読む思えばセルゲイ・ロズニッツァの名前を初めて知ったときに確認したのがこの短編だった気がする。
ソクーロフのようにずっしりとした映像はかなり見応えがあって、ただの人間の肖像的映像なのに引き込まれるもの…
2002年製作。通算4作目。真冬の雪原に立たされる人々から始まる本作品は、その厳しい環境での日常生活から一場面を切り出した肖像画のようにも見えてくる。からこその題名なのだろう。木の上に鋸を置いてコチ…
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