伝説の人気ロックバンド・クイーンのボーカリストの栄光と影を描いたミュージックヒューマンドラマ。
オリジナル作品のライブエイドシーンに劇場未公開2曲を加えた完全版。　　
ラミ・マレックが主演、ルーシー・ボイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ベン・ハーディらが共演。　

インド系イギリス人のフレディ・マーキュリー（ラミ・マレック）は、1970年11月にロンドンのスタン空港で荷物仕分けの仕事をしていた。そんな彼はライブ・ハウスで演奏しているバンド・スマイルに興味を持ち、自分が作った曲をみてもらおうとメンバーに届けに行く。しかしスマイルはその直前にボーカルが辞め、解散寸前だった…

人気ロック歌手グループ・クイーンのボーカリスト・フレディの苦悩と栄光を通して彼の生き様が描かれている。
アーティストとして順調にステップアップして成功を掴んでいくが、その裏ではパキ野郎と揶揄されたり、過剰歯、同性愛、恋人との別れ、マネージャーによるプライベートの暴露、グループの解散、エイズ感染などの苦難もあり、彼の波乱万丈な生き様が描かれている。
壮絶なヒューマンドラマに織り交ぜて、数々の名曲をたっぷり聴かせてくれる。
バンドメンバーとの絆と確執が交差しながらも、1984年にはチャリティーコンサート・ライブエイドで公演する。
オリジナル作品に劇場未公開2曲を加えたクライマックスのライブエイドのフルシーンは、胸アツの圧巻です。
”善き思い　善き言葉　善き行い”だ　　　

2024.2　BS松竹東急で鑑賞（字幕：風間綾平)　

• #ロンドン・スタン空港
• #パキ野郎
• #ビバの店員車を売った金でのアルバム作成
• #BBCの口パク
• #米国ツアー
• #ロック・フィールド農場
• #ツアーとアルバム
• #CBSとのソロ契約
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劇場公開版ではカットされた「愛という名の欲望」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が、ライブ・エイドで演奏される。
その2曲だけならDVDに特典で入ってるらしいが、映画本編として見れるのは、なぜかhuluだけ。

ブライアン・シンガー監督、ラミ・マレック主演によるアメリカ、イギリス製作の伝記映画。
イギリスのロックバンド、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーを中心に、クイーン誕生からライブエイド出演までを描く。
公開当時、劇場鑑賞した作品であり、先般BS日テレにてライブエイド完全版が放映されたため、あらためて再投稿。
久々に見返してみると、マレック、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロの四人によるクイーンの再現度は完璧であり、本物と見間違えてもおかしくないほど。
物語は、クイーンの、と言うよりもマーキュリーの華やかな舞台の裏に隠された葛藤や差別、レコード会社との対立、自身の性的指向等が赤裸々に描かれ、彼の苦悩が手に取るようにわかるもの。
正直、私は洋楽を積極的には聴かないし、ましてやクイーンファンでもさらさらないが、それでも作中に流れてくるメロディやフレーズは、一度はどこかで耳にしたことのあるものばかりで自然と高揚感が得られてくる中で、最後にライブエイドへと雪崩れ込む展開は激アツかつ圧巻の一言。
それに加え、エンドロールではマーキュリーの末路と、マーキュリー本人が歌う映像による「ドント・ストップ・ミー・ナウ」が流れることとなり、何とも言えない感情が込み上げてくることに。
クイーンが紡ぎ出してきた音楽の普遍性と偉大さを再認識させられるとともに、公開当時、劇場で観る、そして聴くことができて良かったと思う良作。

繰り返しは時間の浪費だ。