虐げられた人びとに寄り添う人間を映すドキュメンタリー。
フォトジャーナリスト、広河隆一さんの過去から今の活動が紹介される。
広河さんの仕事の入口だったパレスチナ問題は恥ずかしながら全く知らなかった>>続きを読む
恋人ピエール•ベルジェが語るイブ•サンローランのドキュメンタリー。
恋人は客観的に語る。
度々映し出される写真が上質で、イブ•サンローランに語りかけられている感じがした。
イブとピエールが所蔵して>>続きを読む
すっげーおもしろい。
過去作を一通り見直さないと新作は観られない、と宿題みたいな感覚になってしまっていたけれど、いやいや失礼しました。新作のことは一旦忘れて純粋に楽しみました。
それにしてもスター>>続きを読む
人と人との間合いの微妙な動きを観る映画。
主人公は職業訓練学校の教師。その学校にある日やって来た少年との物語。
登場人物の斜め後ろからのショット、カメラが上下左右に振られる長回しの連続。そばで見つ>>続きを読む
敬虔なイスラム教徒の父親に縛られる息子を観る映画。
モロッコにルーツを持つ父子が移民先のフランスからメッカまで車で巡礼する。
その旅に出たら息子は大学入試を受けられなくなるのに、父親は運転手をしろ>>続きを読む
昔々あるところに、たいそう我儘で横暴な王様がおりました。
ある日のこと、国中で争いごとが起こり、王様はお城を追われました。身を隠して逃げる中で、王様は人民の困窮した暮らし振りを目の当たりにします。
王>>続きを読む
子供の頃に何度も観たスターウォーズ。映画の世界から離れている間に1、2、3とエピソードが遡り、ちょっと知らない世界になっている感じがして、新作公開前の盛り上がりに乗り遅れてしまいました。
でも、気を>>続きを読む
どうしてそんな生き方しか出来ないんだ。そんな青年を見つめる映画。
ダルデンヌ兄弟、今回はそう来ましたか。
専門的なことは分かりませんが、この人たちの演出すごいです。
空の乳母車を押す姿、パンクし>>続きを読む
人と人とのすれ違いをじっくり観る映画。
何かに対して誠実に生きているつもりが、全然そうなっていないことばかり。
知らないうちに相手を傷つけている。
口論を観る映画、と言ってもいいくらい口論のシー>>続きを読む
スケボーと尺八には意外な共通点がある。
なんじゃソレ。まんまと釣られて観に行った。
共通点って何だ?という目線で、プロスケーターとプロ尺八奏者のインタビューを聴く。両者は交互に画面に現れて、交わる>>続きを読む
画家ピロスマニと、グルジアの人びとの暮らしの風景を映す物語。
作り手の、この画家と国への愛情を堪能する映画。
画の色と言うか、なんと言うか、ざっくり言ってしまうけど「感じ」がピロスマニの絵に似てい>>続きを読む
父親に捨てられた少年が、自身の存在意義を、父性愛を渇望する物語。
なんという映画だ。
少年と父親、少年と里親、少年と"密売人"、それぞれの関係において異なる少年の心の様相を生々しく描いている。その対>>続きを読む
「わたしは独りぼっち」。
サンドラの孤独の闘いを観る映画。
サンドラを解雇するか、全員のボーナスを無しにするか。それを従業員に投票で決めさせる。そんなのアリか。
そんなシビアな二者択一にガッツリ向>>続きを読む
『2001年宇宙の旅』の続編。監督はスタンリー・キューブリックではなくピーター・ハイアムズ。『カプリコン・1』の監督ですね。
2001年のディスカバリー計画の責任者だったフロイト博士が、ソ連の宇宙船>>続きを読む
007と言えばお茶の間映画。僕にとっては。
ということで金曜ロードショー、観ました。
007と言えばショーン・コネリーまたはロジャー・ムーア。僕にとっては。
ダニエル・クレイグも、また違ったボン>>続きを読む
第二次世界大戦末期、パリ爆破を命ぜられたドイツ将軍と、パリを守りたいスウェーデン総領事との駆け引きの物語。
二人のやり取りがこの映画のほとんどを占める。国の行く末を背負った、一歩も引けぬ交渉の緊張感>>続きを読む
ナチスに奪われたものを取り返すために、オーストリア出身アメリカ人女性が闘う物語。
オーストリアはナチス・ドイツに併合された側なのに、ナチスのユダヤ人迫害に市民も加担した。それがツライ。その中にいる時>>続きを読む
スリランカ映画。
独特な死生観を描いているのだと思うけど、理解不能。
ギブアップ。
帰る家をなくした者たちが、欠落したものを埋めようとあえぐ物語。
父に、母に置いていかれた子供たちが、心の中にしまいこんでいたものを大人になった後に吐き出す瞬間を、ファンタジックに描いている。
父、>>続きを読む
中学生の頃に観たはずなんだけど、ストーリーも何も覚えていなかった。
覚えていたのは音楽のみ。
これほど印象的に音楽と結びついている映画は他に無いと思う。
ライブ・シネマ・コンサートで観て来ました>>続きを読む
大切なものを汚した者への復讐の物語。
復讐と言っても、感情の高ぶりは低く、静かに進んでいく。
これ、あまりにも分からなくて観た後にちょっと調べてみた。
カザフスタンは大統領の権限がどんどん強化さ>>続きを読む
どうにもならない何かに縛られて生きていく姿を観る映画。
コインロッカーに捨てられた女の子が裏の社会で生きていく物語。
血の繋がらない母娘、血の繋がらない家族の物語でもある。
あることをきっかけに>>続きを読む
違和感を楽しむ映画。
誘拐された子供の代わりに別の子供を人質として要求される話。
映画の作りがかなり面白かった。
ワンカットで全編撮影しているようなカメラワーク。
カメラがパーンすると、別の場面>>続きを読む
どうしていいか分からない。
絶望の中から生きる力を見つける物語。
「何なんだこれ」。終盤の倍賞美津子の振る舞いに予期しない感情がドッとこみ上げた。かなりうろたえた。すごいよ、この映画。
相手に投げ>>続きを読む
内モンゴルの採掘現場をひたすら映し続けるドキュメンタリー。
草原だった土地を削り、鉱石を採掘する。労働者たちが汗と塵にまみれて働く。だけど、その働く姿には、本来あるはずの美しさを全く感じない。何者か>>続きを読む
変な雰囲気を味わう映画、なのかな。ちょっと分からなかった。
舞台挨拶でいらした山田真歩さんが可愛らしかったので、何か気の利いた事書きたいのですが、、、僕には分かりませんでした。すみません。
妻と愛>>続きを読む
原節子の顔を観る映画。
太平洋戦争に向かっていた時代に、平和のために活動する男に惹かれた女の物語。
我儘なお嬢さんの心の揺らぎ、爆発、不安と絶望、そして人間としての信念と希望を、原節子が顔だけで表>>続きを読む
すれ違いを観る映画。
この映画の雰囲気、好きだなぁ。
障がいで言葉を話せないマテウシュが、意思疎通しようとするけれど、どうにも困難。でも、観客にはマテウシュの心の声が語りかけてくれる。
マテウシ>>続きを読む
僕たちは生きているだけで、知らないうちに誰かを傷つけてしまっていることがある。それを突きつけられるドキュメンタリー。
ファスト・ファッションが何故安いか。
貧しい国の人々からの労働搾取は想像できた>>続きを読む
「どうしたらいいのか分からない」。希望と絶望のセッション。
めちゃくちゃよかった。
音楽の物語としても、心の物語としても。
この作品については、これ以上書かなくて良い気がします。
初めてのギンレ>>続きを読む
コンゴのポリオで障がいを持つ人たちとストリートチルドレンのバンドが、アルバム作ってヨーロッパに売り出すドキュメンタリー。
なんか乗れなかったあ。好きなタイプなのに。
おかしいなあ、と思ってコンゴの>>続きを読む
分かったようなことを書いちゃいそうだけど、たぶん僕は本当のところは分かっていないと思う。僕にとっては、そんな映画だった。
少しだけ、ほんの少しだけ隣にいる他人に寄り添えばいいはずなのに、そうじゃなく>>続きを読む
キアヌ・リーブスのガン&カンフー&カーアクションと音を楽しむ映画。
犬を殺されただけで、どうしてそこまで?なんてのは言いっこなしです。そんなことはどうでもいいのです。
撃って撃って、カンフー入って>>続きを読む
キューバ音楽の「忘れられた巨人」達のセッションを聴く映画。
いやあ、楽しかった。
ミュージシャンはおじいちゃんばっかりなんだけど、みんな音楽を楽しんでる、楽しんでる。普段聴かないような音楽だったけ>>続きを読む
ミャンマーの小さな村の小さな寺で、見習い僧侶が迷って、さまよって、どうするかを観る映画。
いいヤツ、見つけちゃった。
ミャンマー映画!
映像が美しい。台詞は極少、音楽は皆無。
寺の生活と、見習い>>続きを読む
スーダン難民兄弟の生きるための旅の物語。
難民のアメリカでの話だと思ってたけど、物語は生まれ育ったスーダン南部の村が北部兵士に襲撃されるところから始まる。そして隣国難民キャンプまでの長い長い旅が描か>>続きを読む