bluemomday0105さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

bluemomday0105

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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.6

こじらせ女子系のお話はもれなく心にぶっ刺さってしまうけど、この映画の主人公のケイラはこじらせ女子というよりは陰キャの女の子。
レディバード然り勝手にふるえてろ然り、どんなにいけてない子でも日々を分かち
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

レオ様とブラピのW主演って20年前の話かよー豪華だけど今更じゃないの?なんて思った自分をしばきたいくらい、それぞれの魅力を最大限に生かしたタランティーノ版映画世界のおとぎ話。
情緒不安定な落ち目のテレ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

タロン・エジャトン君のハイレベルな演技と歌を堪能できる、エルトン・ジョンのヒット曲を盛り込んだミュージカル映画。なのですが、今の「放っておくと自己肯定感がジリ貧となる」自分にとってはえらく刺さる。>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「シビル・ウォー」から始まったMCUフェイズ3は「父親との関係」が裏テーマではなかっただろうか。それぞれ複雑な思惑をはらんだ関係性を見せてきたのに、フェイズ3締めくくりの本作で模擬親子のトニー・スター>>続きを読む

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

4.1

観た方の評判よくて気になって観てきたら、実に評判通りでした!
この映画での音楽、「シング・ストリート」や「ノーザン・ソウル」みたいに「燻ってる背中を押す起爆装置」というよりは、ずっと人生に寄り添ってき
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.4

「マイティ・ソー バトルロイヤル」のソーとヴァルキリーがメン・イン・ブラックのバースに!
予告の軽妙な感じも気に入って楽しみにしてたんですが、期待ほどにはアガれなかったのは残念。クリヘム&テッサ・トン
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.9

80年代イギリスの陰鬱とした空気を体現したような、ザ・スミスのフロントマン、モリッシー。70年代のマンチェスターで、地味で世間に馴染めない青年スティーヴンがロックレジェンド、モリッシーとなるまで。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

公式直々のネタバレ戒厳令がなくても「やばい」「最高」「泣いた」「ありがとう」以外の語彙を失ってしまう。11年間のMCU大総括というか、これまでを全て伏線化し回収したルッソ兄弟のリスペクトよ。映画館でウ>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.1

東京コミコンでトーク聞いてから楽しみでしゃーなかったハリウッド実写版ピカチュウ! ポケモン世代じゃないけどポケモンGO勢だから世界に先駆けて⚡️⚡️⚡️

元々DSのゲームを下敷きにしつつ、「ミュウツ
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ軽快で怪物がグロい以外はDC感ほとんどなかった。というかあんまりアメコミヒーロー映画ぽくなくないですか? ホームアローンとか悪ガキ映画の文脈で語られるような。
つまりはご家族みんなで楽しめる映
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美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.4

恋愛と結婚は別物。
恋愛強者=婚活勝者ではない。
なんだかんだ言っても美人は機会豊富。見た目も大事。
美人に美人と伝えてもポイントは稼げない。気を引くならむしろ褒めない。
自己肯定感の低い美人は不倫し
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

絶対に!バレてはいけない!!KKK潜入!!!

序盤からずっと画面の圧が強くて、緊張感めいっぱいの2時間16分。あまりに持って行かれたから、1時間くらいしか経ってない感じ。メッセージとエンタメが両立し
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

最近のアカデミー賞はポリコレ匂わせる作品が多くて、そういう目線は大切だけどちょっと偏りすぎてない?とやや閉口してたんですが。
差別を扱ったこの「グリーンブック」にもやはりそういう目線は感じられるけど、
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

前々から気になりつつもなかなか観る機会がなかったところ、アカデミー賞監督賞及び外国語映画賞受賞を記念して劇場公開。劇場で観れてよかった…自宅だったら生活音を意識しなかっただろうし、背後から声が聞こえる>>続きを読む

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.9

変わりのない日常を送る43歳の独身OL節子。姪に頼まれて向かった英会話教室で、アメリカ人英会話教師のジョンと出会う。
フレンドリーで「ハグ魔」のジョンと、彼から与えられた「ルーシー」という名前と金髪の
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.2

「神の恵みの土地(ゴッズ・オウン・カントリー)」と呼ばれる、自然豊かなヨークシャー地方。
日常に疲弊しやさぐれる、奔放な牧場の跡取りのもとに、東欧出身の季節労働者がやってくる。1人での仕事に慣れていた
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

「オーケー、じゃあもう一度だけ説明するね?僕は(俺は)(あたしは)(私は)この世界でたった1人のスパイダーマン!」

アカデミー賞最優秀長編アニメーション部門受賞、アニメ門外漢な方も大絶賛も納得!
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

スーパーヒーロー誕生譚でもあり、地球に落ちてきた女の失われた過去を取り戻す、自分探しのストーリーでもあった。

サノス余裕で倒せそうなくらい最強な彼女がキャプテン・マーベルとなるまで、サスペンス的なス
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ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

4.1

イギリス地方都市の高校生ジョン。学校にも家にも居場所がなく、孤独で悶々とした毎日。
彼の心の支えは通学のバスで出会う可愛い黒人看護婦、離れて暮らす唯一の理解者である祖父。そして時折衝動にかられて吹き付
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

18世紀のイギリス王室の愛憎劇を描いた本作、主演女優賞のオリヴィア・コールマンをはじめオスカー9部門ノミネートと高い評価を得たのは周知の通りですが、正直そこまでの高評価にびっくり。
昨年同様にオスカー
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.9

DCEU史上最大のヒットとなってるらしいアクアマン。下馬評通り「暴れラッセン」「海のバーフバリ」「凶暴なポニョ」「ワイルド・スピード アクアミッション」でしたが、海鮮版ハイローでもあったしマッスルファ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

本作を観てから1ヶ月、「こじらせ女子とは何ぞや」と考え続けてきたけど、つまるところ「自意識過剰かつ自己肯定感が低く、自分に価値を見いだせない女性」ということなんだろうな…。自意識が逆噴射して、常に頭の>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.7

エミリー・ブラント版メリーポピンズ、「基本表情崩さず、上から目線な物言い。でもすごく頼りになる」キャラクター造形に既視感あると思ったんですが…シャーロック+ドクターストレンジぽい? くるくるパーマのダ>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

女性だけの名門舞踏カンパニーの入団テストのため、アメリカからベルリンへやってきた若手ダンサー、スージー。類まれなる才能をカリスマ振付師マダム・ブランより認められ入団した彼女は、歴史あるカンパニーの最後>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

サブプライムローンの破綻により、アメリカのみならずグローバル経済を崩壊させたリーマンショック。世界経済に大打撃を与え、多くの人々が財産や職を失った中、いち早くバブル崩壊の予兆に気付き莫大な利益を得た金>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.6

定年退職年齢の50歳を控えた、凄腕ベテラン暗殺者ダンカン。心安らかな余生を過ごそうとする彼の居場所を探る、元同僚の暗殺者たち。実は高額の退職金を出し渋る所属組織の差し金だった…!

いやもう、「退職金
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.2

インド映画の主役のおじさんは、何故こうもスーパーヒーローなのか…!

愚直さと信心深さが取り柄の男性パワンが、ふと出会ったパキスタン人の喋れない幼女シャヒーダーをお家に帰す旅。
バーフバリほどキメすぎ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.9

前作よりベタだけど熱い!アドニス貫禄ついてる!MBJちょうかっこいい!スタローンの老犬みたいなロッキーしぶい!テッサ・トンプソン歌うまいな!アドニスの母ちゃん男前!

作品としては前作の方が現代的にア
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

戦前のヨーロッパの重い雰囲気が影響してるとはいえ、相変わらずの圧倒的な映像! 5部作らしいファンタビシリーズ、前作がキャラクター紹介としたら今作はこれからの展開への序章的な扱いになるんだろうか。
よっ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.7

米国と英国の女性同士のホームエクスチェンジをモチーフにした、ロマンチックコメディ。キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットの、キャリアを重ねてがんばってるのに損してきた大人女性の主演2人は、働く大>>続きを読む

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

3.5

ハイプと見下されてたヴィヴィアンが大英帝国勲章を授与されるまでの流れは熱くなるし、77歳でも元気でかっこいい女性だな!と。
そういえばヴィヴィアンの服って胸周り大きめ/腰周り小さめの、まさに中世のドレ
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.7

オークランド・アスレチックスが金銭面でのハンデを乗り越え躍進した2002年シーズン。主力を狩られたチームの躍進は、選手の能力を統計した理論「セイバーメトリクス」に基づいたチーム運営にあった。
セイバー
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

たまたまムービープラスでやってたので観ましたが、なるほど「泣けるゾンビ映画」と言われるのも納得な、ゾンビ+アルマゲドンみたいな映画でした。
やりすぎな韓国映画らしかぬ、適度にグロくて適度にエモい作風が
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

クイーンというよりは完全にフレディ・マーキュリーの話なのだけど、数日前に見ていまだ記憶に残るのはクイーンというバンドの頭のおかしさや発想の豊かさ。皆けっこうなインテリだから、音楽に対する探究心を純粋に>>続きを読む

幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)

3.6

落ちぶれロッカーのリッキーがかつて捨てた家族と対面する物語。かつて捨てたものを通して、自分の性に向き合う因果応報的なストーリーは、何だか山本文緒の「落花流水」を思い出してしまった。

捨てた家庭にも新
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.3

映画というか会話劇。ガーデンウェディングに招かれた男女が出会い、衝突するも不思議な縁が芽生えていくお話。全方位にフレキシブルな毒舌漫才的会話を続けるこじらせ中年男女は、かつて90年代の若者が憧れたキア>>続きを読む