butasuさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

鬱映画だと聞いていたので瀕死で済んだが、前情報無しで観ていたら死んでいたかもしれない。ゲッソリする悪夢のような薬物禁止啓発映画。

主人公は4人だが、圧倒的にキツいのはエレン・バースティンが演じる母親
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

1.5

登場人物の誰も好きになれなかったからしんどかった。どいつもこいつもどうにも利己的。物語も展開が遅くて退屈。140分近くかけるような内容じゃない。

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大した出来事は一切起こらないのにも関わらず、ドスンと胸に来る重い映画。

何はともあれ趣里が素晴らしすぎる。躁鬱の主人公、寧子を完全に演じきっている。このような精神疾患を持つキャラクターは、ともすれば
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ライトハウス(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

孤島の灯台で狂っていく男(たち?)を描いた映画であり、とにかくずっと「どれが現実なのかわからない話」を見せられる。主人公のウィンズローが明らかに狂っている"信頼できない語り手"なので、彼目線で描かれる>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

え?これ良い話か?アル中を肯定しているようにしか見えないのだが。

冴えない高校教師のオッサン4人組が、酒を飲んで授業をすることで調子づいていく話。さらに「限界まで飲んでみよう」「これは実験だから」と
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

松山ケンイチ演じる20才の大学生みるめと、永作博美演じる既婚39才の講師ユリのラブストーリー。これがとても可愛らしくほっこりしてしまう恋愛映画だった(不倫がメインなのに!)。タイトルが良くないな。全然>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁ。前半は結構好きだったが、オチが納得いかないことだらけで後半はちっとも飲み込めなかった。

主人公=みぃたんだというのは割と序盤でわかるようになっているので、それがオチだったらしんどいなと思っ
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A.I.(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

元々はキューブリックが撮る予定で、その遺志を継いでスピルバーグが監督した作品。確かにキューブリックとスピルバーグをちょうど足して2で割ったような映画になっており、これはこれで面白かった。

正直前半は
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これは主演二人が騙しあう映画なのだ、と感じさせる冒頭のシーン。にも関わらず、本編が始まるとずっと女が騙される側として描かれ、終盤に実は騙されていたのは男の方でした、というオチで終わる。「え?最初からそ>>続きを読む

ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

普通にしっかり面白かった。良く出来たザ・ハリウッド映画。無実の罪で追われる主人公が真犯人を見つけ出す、という今となっては王道すぎるストーリーながら、きちんと要所を抑えている。キャラクターや背景をテンポ>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりこの手の「実話ベース」で「歌唱シーンメイン」の「感動作」は自分には合わないのだということを再確認。

子役時代から順を追って見せてくれていれば、ひょっとしたらもうちょっと感情移入できたのかもし
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「ダメ男がクソ女に振り回される500日」(しかも結局全く懲りていない)

どうしてこんなに評価が高いのか、自分には理解できなかった。

演出がオシャレでユニークなのは確か。時系列を行ったり来たりさせる
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

評判が悪いのでハードルを下げて観たら、これが自分には結構面白かった。世間的に評価が低い蜷川実花の映画は、どういうわけかいつも自分には刺さってしまう。

失礼ながら今まで小栗旬を良いと思ったことが一度も
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「これ完全に黒澤明の羅生門じゃん」と思いながら観てしまったので、どうしてもそことの比較になってしまい、結果全く面白みを感じることが出来なかった。

一つの事件を当事者三人それぞれが証言する、というスタ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的にはあまり好きではないのだが、いくつかすごく胸に来るシーンがあるため酷評も出来ない映画。

キャスト陣はみんな素晴らしい。特に主演のエミリア・ジョーンズと、父親役のトロイ・コッツァーがとても良か
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

1.5

2時間使ったデニーズのCM。さすが電通!

とにかく演出が寒々しくて、見ていられなかった。あと中年夫婦の離婚危機、というテーマに、阿部寛・天海祐希はミスキャストだと感じた。特に天海祐希はあまりにシュッ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

1.5

オシャレであることは認める。だが、それだけの映画にしか思えなかった。やはり自分はフランス映画と相性が悪い。冒頭から主人公がクズにしか思えず、ひたすら女といちゃつきながら殺人の罪から逃げ続ける展開にまる>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

3.0

実話を元にしていながら非常にスリリングで緊張感のある映画。トム・ハンクスの主人公感、ゲイリー・シニーズの頼れる感、ケヴィン・ベーコンの頼れない感、エド・ハリスの司令塔感など、キャスティングも完璧。これ>>続きを読む

手紙(2006年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

安いテレビドラマのような演出で、原作の持つ深みを全く活かしきれていない映画。なんでバンドからお笑いコンビに設定を変えたのだろう。重い話につまらないお笑いが入るのは鬱陶しかった。玉山鉄二はミスキャストだ>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

1.5

小松菜奈と菅田将暉の雰囲気のみで成り立っている映画。キャラクターたちの心情が全然描かれておらず、知らないポエミーな少女漫画をずっと見せられているみたいで、感情移入できないどころかひたすらこっ恥ずかしく>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.0

あまりにオシャレ。ヴィンセント・ギャロ、凄すぎないか。監督・脚本・音楽・主演だってよ。

全部のカットがポスターになりそうなレベルでオシャレ。ギャロとクリスティーナ・リッチは本当にフォトジェニックだし
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!こんなB級映画みたいな副題がついているのが本当に勿体ない。一時たりとも気が休まらない、ハラハラワクワクする戦争アクション映画。

とにかくジェラルド・バトラーの説得力!この艦長に従っておけ
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

テンポが良くキャストも豪華なので観ている間はそれなりに楽しめるが、観終わった後に特に何も残らない映画。

相変わらずクリスチャン・ベールの役作りは本当に凄い。何だあの禿げ方、何だあのものすごい出ている
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サクッと観られる爽やかな映画。バイトの女子高生とファミレス店長のオッサンの恋という、ともすれば下品になりそうな題材を、一歩引いた落ち着いたトーンで綺麗に描ききっている。

湿っぽくなりすぎない小松菜奈
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テルマ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

観ている最中はそうでもなかったのだが、観終わって色々と振り返っている内にグングンと自分の中での評価が上がってしまった映画。

ジャンル分けの難しい作品である。願いを叶えてしまう不思議な力という意味では
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

2.5

万人が好きそうな映画だとは思うが、自分はそこまでハマらなかった。バラバラだった家族が旅を通して一つになる話なのだろうが、何か根本的な問題は特に解決しないまま、イベントの勢いで高揚して「良い家族」感を出>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

クソガキが連れ回したせいでお馬さんが事故死する話。まぁもともと殺処分予定の馬ではあったが。でも死ぬ前にあんなに怖くて痛い思いをさせられたお馬さんが本当にかわいそう。伯母さんに甘えながら「もう一度ピート>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.0

ポスターの感じからもっと派手でショッキングな内容なのかと思っていたが、実際は非常に地味で重厚な作品だった。

殺人事件として認知されていない実際の被害者の数「暗数」がテーマであるということ。さらに、別
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

地味だが良い映画だった。ドンパチがメインでない西部劇。西部劇なのに主要キャラが傷を負ったり死んだりする理由が薬傷であるというのは斬新。ホアキン・フェニックスとジェイク・ギレンホールの共演ということで観>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

キャンピングカーで移動しながら各地を転々とする中高年者たちを描いた作品。現代の放牧民と言えばそうなのだが、そこには強烈な孤独感や寂しさがあり、何とも言えない気持ちになった。

主人公は夫を亡くし、住み
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実在のチェスチャンピオンを描いた伝記映画。非常に精神的に不安定な主人公フィッシャーを演じたトビー・マグワイアが素晴らしい。

微かな音が気になるといって試合を放棄したり、KGBやCIAに盗聴されている
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画としての評価はもっと高いのだが、あまりに心にダメージを受けてしまったので★3。

ひたすら凄惨でリアルな児童虐待を見せられる映画。もうただただ本当に辛い。死んでしまったあの弟の無邪気な笑顔を思い出
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パレード(2010年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作ファンとして決して褒められた出来ではないと思うのだが、でもやりたいことはわかるし、一生懸命頑張って作った感は認めてあげたい。でもやっぱりどうにも上手くない。そんな映画。

まずは群像劇であり5人そ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

わざわざ前置きが出た時点で嫌な予感はしたのだが、これは犬が酷い目にあう映画。ということで犬好きとして観ていて辛すぎて、もう正当な評価ができなくなってしまった。

たぶん映画としては非常に天才的な傑作で
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[リミット](2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

棺に閉じ込められ生き埋めにされた主人公があちこちに電話をかけまくる話。工夫次第でもうちょっと面白くできそうなものだが、ただでさえ画的に全く変化がないところで、大して何も起こらないし電話もあまり意味がな>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

外国の鬼才3名が東京をテーマに撮影したオムニバス映画。

1作目のミシェル・ゴンドリーの話が一番好き。★3.5。才能が無さそうだが夢を実現させるために空回りながらも頑張っている彼氏に対し、何をやっても
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