正義の真価
建前と正しい手順よりも、大事なもの。
コミカルに心つかんでおきながら、心えぐる事件をぶつけてくる韓国作品。
爽快に気持ちを持っていかれました。
夜な夜な駆け回る正義の男達。
慣行と権力に>>続きを読む
ラッキーの代償
サンウもソン・スンホンも若い。けど高校生には見えない。笑
棚ぼたで大金が手に入ったらどうしよう。
ソンファンみたいには使えないし、ジノン寄りの小心な行動かも…
くだらなさに笑えるファ>>続きを読む
娘の尊厳
言葉にならない愛情。
終始静かな物語は、着々とエンディングへの道筋を拓いていく。
スペインの作品ってあまり触れたことがなかった。
限られた登場人物で、たった一つの願いに向かう展開は正解も不>>続きを読む
ハローキティとハニーブーブー
文化に線引きはない。
口の悪さも品の無さも最高に面白い。
クールすぎるステッピングに泣きそうだったし、大きなスクリーンだったら立ち上がってたかも。
べたに笑って、べたに>>続きを読む
つまらない授業をするつもりはない
情報弱者である私には羨ましい授業だった。
経験は望んでも叶わないことが多い。
だからたくさんの人の話を聞く。映像を見る。そして自分に落とし込んで考える。
人の言葉で>>続きを読む
超暗黒
引き返すことができない悪夢。
取りつかれたみたいに覚醒して暴れる裏の顔。
でも橋の鉄骨に上って、親友を見下ろしたときからそうだったのかも。
終始救いようのない迷宮で、アリソンの純朴さとママの>>続きを読む
希望
2015年に制作された2025年の話たち。
支配されていく故郷と、失われていく文化。そしてプライド。
一つ一つ丁寧に描かれた絶望とかすかな希望。
「地産品の卵」の温かさに救われた部分は大きい。>>続きを読む
勝敗
出会って2秒で恋に落ちても、限界が来るのか。
沸点はどこになるかわからない。
言葉のユーモアはあるも、実に辛辣な男女の結論。
子供の忖度の無さと他人による干渉が状況を変えていく。
身内のエゴは>>続きを読む
話の途中
見事に嚙み合わない会話。もう癖になる。
“全て”メモを取る3兄弟に、あっけらかんと映画をみた話をする父親。
次々と飛び交うワードは何度も繰り返される。
いちいちツボにハマってしまうチグハグ>>続きを読む
27歳は若くない
瑞々しいモノクロの世界。
「自分探し」という言葉は簡単に言えるが、フランシスの様な行動力はなかなかない。
人生いつでも隣の芝生は青く見えるもんで、葛藤に共感する。
焦ってもしょうが>>続きを読む
土曜日はパパの日
息子二人のクセが強すぎる。
子供目線で見た、親の離婚と自己都合。
所々露わになる息子たちの癖がなんか笑える。ゾクブツな親も。
僕も作詞できたんだ、は父親の開き直りDNAが満載。
現>>続きを読む
素直になれなくて
みんな感情が迷子。言葉が勝手に一人歩き。
かけ違いの様に見えて、ずっと防御。
拠り所を見つけたのに、すっと交わされてまた迷子。
家族からは嫌でも逃げられないのに、キャッチボール不可>>続きを読む
再起
まっすぐな愛情だったはずがどんどん歪んでいく。
恋人でも妻でも、母親でも家族でも。
とことん落ち切ることもきっかけになるのだろう。
母親と吞気な家族に嫌悪感はあるものの、実はならではなのかも。>>続きを読む
自然
あくまで夫婦の話、そして家族の話。
抑えきれない感情が露わになった後、我に返る静けさがすごくリアルだった。
ユーモアと愛情で溢れる夫婦の唯一の課題。決して「自然」ではなくても子供を求める。
リ>>続きを読む
二択
理想は現実に持ち込まないのが最良。
残された方のやり場のない空しさが彷徨う物語。
少しでも前を向けたらいい。
桜井ユキの美しさと危うさから目が離せなかった90分。
ぽーっと映像を見守るには良い>>続きを読む
仕事なんて暇つぶし
確かにきれいな脚だった。
でんでんはどんな役でも狂気で満たすんだな~。
***
誰もを狂わす富美子の足。富豪の塚越もその一人で、フィギュア作家に等身大の足を作成させるが…
仲間だけ
いいバカ騒ぎ。
まさかの大勝ちでVIPなバチェラー・パーティー確定してだいぶ笑って。
「四天王」のシーンが最高に爆笑。
人間らしい確執も見え隠れしつつ、仲間の素敵さが楽しめる一作でした。>>続きを読む
マイルール
花の都パリに身を寄せる二人の、煌びやかではない時間。
気苦労を超えて、功績を得た人ならではの愛情表現を見た気がする。
きっと私ならフリーダの元にもどる決断はできないけれど。笑
スーパーで>>続きを読む
幸福の真価
同調を求めないチグハグな3人が過ごす一夏。
可愛かったな〜。背伸びしすぎないで一緒に変化する時間。
良い時間はプライスレス。
学生から抜け出した後、「また明日」って言えなくなるのが一番寂>>続きを読む
地獄へようこそ。
実話ベースとのこと。
ところどころ閉塞感と孤独に共感するものの、どうも笑えず納得できず。
常に3歩くらい置いていかれたままエンドロールだった。
エンディング曲と吉村界人の気持ち悪さ>>続きを読む
戻り切ったゼンマイ
恋じゃなかった。愛ってなんだったんだ。
脆い人たちが片足ずつ結びながら歩んだ時間。
主人公の思い出に沿って物語は展開する。
半透明な壁を作って生きる彼女は、男をダメにする。
凄く>>続きを読む
決断
相手にとって、自分にとって最良の決断ってなんだろう。
新婚旅行の二人が愛らしすぎて、眩しすぎて終盤の展開は涙が止まらなかった。
少し安っぽく感じる見せ方はあるものの、二人の表情が本当に豊かでず>>続きを読む
味方
ナイスコリアンコメディー。最小限のキャラクターで必要な役回りが成り立っててわかりやすく笑える。初っ端から投じられる整形ネタ。
10代の妊娠、不妊と全女性がぶつかるかもしれない問題も踏まえつつ、>>続きを読む
真実
距離とトラウマがいじらしく障害になる二人の関係。
いくらでも偽ることができる文通の関係でも、共感は愛情になっている…という。
「海洋天堂」の薛暁路監督の作品はしんみりと温かくなる物語が詰まって>>続きを読む
長いケンカ
シリアスな問題を核にした、ひとつの家族の記録でした。
良くも悪くも勝手に成長する子供たち。
「どの面下げて」感満載の子供みたいな夫。
女として妻として母として生きる一人の女性。
さすがは>>続きを読む
目覚め
人生にスポットライトを当ててくれた人≠最愛の人。
作品名をもじったタイトルが面白い。
妻の視点から赤裸々に語られる、鬼才ではなく夫の姿。
脆いもんだ。盲目ではなく勘違いから耐える日々は始まる>>続きを読む
12のステップ
人と話すことって、自分を解放する近道なんだろう。
要因を他に作って、楽にしてくれる存在に逃げてしまう主人公が登っていくステップ。
それぞれに何か抱えていて、支え合うしかない人たちの果>>続きを読む
輝きは一瞬に
「間違い」は後になって気付く。運命の歯車は、一度狂った後に修復は可能なんだろうか。
知ってしまった幸せが眩しすぎたのかな、孤独の闇はいかに深いのか。
実際の事件を基にしたと鑑賞後に知っ>>続きを読む
再起動
裏切りから立ち直るには何が必要?
時間とモチベーション、そして気晴らし。
コメディーというほどユーモアに溢れた物語ではないもの、人が笑顔を取り戻していくのを見守るのはいい時間。
ちょっと内股>>続きを読む
灯台下暗し
近くにあると当たり前に思って見落としていることがる。
大切な存在程脆いもの。だた、人を思うには案外自信って必要。
ミスコンという優劣のつく題材で、ライバルではなく自分自身と戦うのが印象的>>続きを読む
trust
うまく掻い摘まれた感じの115分。
キャラクターが面白い分、個々を掘り下げてドラマで見たかった感あり。
青春キラキラ映画ではなくて、いじめというグレーな空気から始まる物語。
陰湿な役に落>>続きを読む
雪解け
色々と綺麗な物語でした。原作未読。
ヒロインに敵なし、お姫様状態で2人の王子の間で揺れ動く。
トレンディにすら感じる仕草の数々。
全女子に贈るキュンの臨時ボーナスです、もはや。
余計なものを>>続きを読む
身勝手な孤独
舞台は東京。外から見るTOKYO。
焦燥感溢れる街は、被害妄想と隣り合わせな孤独で溢れてる。
傷心した心が身体を変形させて、異物に影響されて。
3作目が一番前向きだった気がする。
内に>>続きを読む
願ったり叶ったり
ひょんなかことで予想は崩れ落ちる。
日常の中で希望したことは、不遇の中で叶っても皮肉にしかならないのだ。
“当たり前”を手放してはならない。失ってからでは遅いから。
名優たちの個性>>続きを読む
置いておくツボ
歪みきった観賞後の余韻は変わらず。
公開時観ていて、久しぶりに。
記憶は意図的に操作もできる。
どこが真実かではなく、信じるものを答えにする。
小さなコミュニティで起こった、一つの家>>続きを読む
心災
主演二人の画でこそ保つ時間だった。
飾らない現状と不遇な二人の現実。
交わることのないそれぞれの苦悩を見守るのですが、下らなすぎる人のおかげで鬱々しさに拍車がかかる。
親子と夫婦。どんな現場の>>続きを読む