女さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

女

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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

自分を理解してくれる人が
自分の好きな時に
自分に構ってくれる。
↑これがOSで僕の恋人♡
っていう映画ですか。そうですか。

いやー、素敵ね。素敵だけど。

人の温もりって何だろうか。
や、交際って
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.4

わたし、一体何を見たんだろう。


恐る恐る観賞。演者たちがどこまで納得して、本作撮影に挑んだのか。目を背けたくなるシーンも多い。性欲と食欲と暴力と。中盤からはようやくクスリと笑える場面が出てきますが
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.8

敬虔な信徒である姉妹と、老いと、思い出と、歌と、料理と。そして2人に遣うバベットのお話。

その町の姉妹は、かつて名を馳せていた牧師の父を慕い、質素に丁寧に生きて、老いた。
作中ではおそらく50年近く
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.7

危険な香りのするものは、魅力的だものね。そして旅は心を開放的にするものね。

国は違えど、なんだろ、実はわからなくない描写。残念ながらファンみたいな男友達はいるし、こういう風に飲まれていくクリスティー
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

3.7

“奇妙なことって突然起きるものよ”


だめだー、ペドロアルモドバルさんなのに全然はまらないー。…とか思いつつダラダラ観ていたら、やっぱり目が離せなくなって最後まで観た。じわじわ話がつながっていくあた
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ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.9

えっと、まず、なぜ私のアイコンがポカホンタスなのか。あー、オリジナルに、自分の目とかを付けてるんですけど。
あのね、♪カラーオブザウィンドをね、歌うんですよ私。昔からカラオケでね。十八番というのは烏滸
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.3

いい歳のお姉さん(あえて、おばさんとは言わない!私もいつかは通る年齢なのだから!)が、拗らせ気味主人公として色々やってくれちゃう映画。
もうね、面倒くさすぎて、途中まで真面目に観ていられなかった!カミ
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.3

『わさわさ散って、もりもり咲く』


人と密着しての映画観賞が苦手な私が、まさかの公開初日に劇場で観た作品。暇だったので。

私は江戸の風俗史が結構好きです。江戸東京博物館とか、この歳でもワクワクする
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.8

『女性賛歌三部作』の3作目。
終活の盛んな、強風の吹く街で、女たちが何やらややこしめの秘密を持って生きている話。ざっくり。

私は女なので、それも強く生きたいタイプなので、この手のお話は好き。

にし
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21グラム(2003年製作の映画)

3.9

観たかったやつ。
心臓移植をめぐるお話、といったらさっぱりし過ぎかしら。そのまま時系列で進められたら、重いだけの作品だったけれど、バラバラに見せてくるもんだから頭の中で繋ぎ合わせる作業のおかげで“重い
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200本のたばこ(1998年製作の映画)

3.1

こうわちゃわちゃ色んな人が出てくる作品って、誰が誰だかわからなくなっちゃうんですが、これはまぁ大丈夫、ちゃんと追えました笑

みんなが必死になって素敵な年越しを迎えるべく意気込むのだけれど、この慌ただ
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NINE(2009年製作の映画)

3.3

こんなに贅沢なミュージカルなのに、歌で印象に残るものが少ない…?オープニングのワクワク感は好きだったけれど。同監督の『シカゴ』が名曲揃いな有名ミュージカルな分、これはちょっと辛い。

「グイドグイド」
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.5

セックス大好きな主人公ロンが、HIVに感染していて、しかも余命30日とか言われる話。突然の宣告に目を赤くして「なんなのこの医者ーっ」てなる姿にまず心を奪われました。
で、エイズってゲイしかならないんで
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.4

ハリーポッターを観てホグワーツからの入学案内を期待するのと同じで、公開当時観た感想は「あたしの婆ちゃんも王妃だったりしないかなぁ」なんて思いまして。まぁ絶対ないんですけど、奇跡に期待しましたね。一瞬。>>続きを読む

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.2

お声の綺麗な人魚姫の話。
久しぶりに観たけれど、幼少期からの「アリエルったら、ちょっと困った子よねー」っていう感想は今も同じ。あの子の上目遣いも昔から苦手です笑。そして一目惚れの恐ろしさたるや。
おま
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.4

これは、あれだね、ピノキオのプレジャーランド(ピノキオたちがロバになる遊園地ね)。

アトラクション的映画だけれど、ここには沢山の不安定さと皮肉が込められていて、ホラーのように感じさせるのは、さすがだ
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.9

おおおっ
不覚にもボロボロ泣きながら観ました。
初めの方は「12歳女子の面倒くさい系かぁー」なんて、おばちゃん、白けてて本当すみませんっ

予備知識のない方はあえて予習せずに見た方がいいです。ウィキペ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.6

もう大好きな作品だけど
幼少期からリピしまくりの作品だけど

野獣が元どおりして、こっち振り返ってくる顔が苦手。野獣のままでええのに…て思っちゃったよ、つい。

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.5

峯田映画。
私は学生の時に銀杏BOYZを初めて聴きまして、で峯田和伸氏を知りました。以来、ファンではないけれど、彼の、あの思春期男子のような生臭い雰囲気がどうも気になるんです。
で、この映画も生臭い。
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旅の重さ(1972年製作の映画)

3.4

母子家庭で育った16歳の少女が旅(家出)@ 四国。母への想いを手紙に書き、それを送って一方的に旅の現状報告をする、律儀な主人公のお話です。なんだか、この親娘関係が結構拗らせているみたいで。
まずオープ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.3

高評価レビューも多い本作。風邪気味なので寝床でゴロゴロ観賞です。

前半、勝手に上げてた期待度の割にはなんとなーく退屈で、名曲に救われている感が。長くて地味に切ない幼少期の描写。
おまけに、俳優さんた
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.4

言わずと知れたミュージカル映画で、かつて音楽や英語の授業で飽きるほど観た作品です。
“you are sixteen going on seventeen♪”と歌うあの曲が当時大好きでした。にしても、
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ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!(2011年製作の映画)

3.5

ダンサーを目指す少年少女とその家族のドキュメンタリー。

少し視点は違うかも知れないけれど、ミコの弟、ジュールズの若い決断と選択に、私は拍手を送りたいです。
ママは優しさからか、先の後悔を恐れるけれど
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築城せよ!(2009年製作の映画)

3.3

城作って町興しか、ペットボトル工場で町興しか揺れる愛知県猿投(さなげ)町。そのタイミングで、かつて築城出来ず成仏されずにいた殿様が「数日間で城作ろうぞーっ」と、人の身体借りて奮闘するお話。そんなこんな>>続きを読む

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.2

計5回泣きました。
女たちの勇気と友情映画 @ 人種差別激しいミシシッピ州 。テンポの良いあっという間の146分。あー泣いた泣いた。悲愴感じゃなくて、スッキリ泣けます。

本作に出てくる大半の白人さん
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櫻の園(1990年製作の映画)

3.9

『櫻の園』の上演を控えた演劇部員たちの、その日のお話。
校内という“小世界”が穏やかに、けれどもきちんと描かれていて、女子校出身者(文化系部活動)の私は痺れましたよ!

最初は部員たちの話し方に高校生
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ディズニー映画の名曲を作った兄弟:シャーマン・ブラザーズ(2009年製作の映画)

3.4

兄弟というのは大変興味深いもので、ましてや互いに才能を持って生まれていると、それが時にぶつかって、
【お互いのことが基本的には大事な人なんだけど、なんとなーく好きでもないし所謂ライバル】になるんですね
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

くっ、かっこいい!
こういう“悪い人系の血がブシャッてなる映画”は基本的には好きじゃないんですけど、もうそういう優等生ぶった概念もスポーンと意味無しになっちゃうくらいの、くだらなくて愛おしい渋さが溢れ
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薔薇色のブー子(2014年製作の映画)

1.7

あ。本気で観なくていい映画に出会ってしまったわ、どうしよう!福田雄一さん、ごめんなさい、この作品はあかんやつやで。ギャグにもならんぐらいの。

今作もちょい役で出る俳優さんたちは、福田作品お馴染みの方
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旅の贈りもの 明日へ(2012年製作の映画)

2.4

あの『桐島〜』でバトミントン部のあの子が出ていますね。好み。
文通とかねー、キュンキュンしちゃうよねー。
あと、一人国内旅行、応援映画ですかね。今年もどこか行こうかと思いましたよ。それぐらいで、感想は
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女子ーズ(2014年製作の映画)

3.3

主要5人の女優陣以外は、大体福田雄一氏の周りにいつも固められているキャスト陣で、所謂“勇者ヨシヒコ”の延長系作品。ヨシヒコ好きは嬉しいくだらなさと相変わらずのゆるさ。
歩道橋のシーンのみ、映画のおかげ
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鈍獣(2009年製作の映画)

3.5

この脚本、クドカン作品の中でも結構好きな方。なんか哀愁みたいな、そういう雰囲気を感じる、というか。
“鈍い”小説家が失踪したので、昔の馴染みある地まで探しに行って、旧友(江田っち、岡本ら)に会ってみた
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昨日・今日・明日(1963年製作の映画)

3.6

この監督・俳優の作品ではこれで3作目。非常に観やすい、愉快なイタリアンコメディです。

本作は3つの短いお話で成り立っていて、内訳としてはナポリ(50分)・ミラノ(30分)・ローマ(30分強)。私が一
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恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

2.8

おー、なんだ、全然ハマらないぞ。レンタルしたにも関わらず、飽きて続きを観るのを中断するレベルの。(そういう作品は多いタイプですけれど)
レビューを書くのも烏滸がましいけれど、忘れないために以下メモ。
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マジェスティック(2001年製作の映画)

3.4

この映画のキスシーンは、とっても映画的。そこに“古き良き”を重ねてホクホクしている自分がいました。夕焼けを背景に、とか、映画のスクリーンを写しながら、とか。ベタな構図にキュン。

『映画館のエンターテ
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シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

2.7

全然海なんかない山のモーテルでなんやかんや。なんか、終始、舞台っぽさを感じていました。
原作が舞台なのかなぁ、と思ったら、漫画だというし、じゃあ役者さんかなぁ…とも考えたけれど、そこまで舞台俳優に傾い
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