コブラさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.9

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また変な映画を、、、。

ノワール纏ってるから緊張しつつ観てると思いっきり笑かしにくるし。全く油断できない仕様は『薄氷の殺人』も同じだからディアオ・イーナンの手癖みたいなものなのか。
それかコメディが
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殺人者たち(1964年製作の映画)

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初見。
やっと観れた。

奴(ジョン・カサヴェテス)は何故死を受け入れていたのか、何故死際にあんなにも冷静でいられたのか、、、という一風変わった動機に導かれた殺し屋(リー・マーヴィン)が、その理由を遡
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グロリア(1980年製作の映画)

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殺しに、というよりサバイブする事に迷いがない。

チンピラからギャングの幹部、果てはギャングのボスを相手にしても一歩も引かない。
M60をぶっ放す。

このやさぐれオバさんカッコ良過ぎだし、カサヴェテ
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サンダーボルト(1974年製作の映画)

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トランザムから憧れのキャデラックをゲットするアメ車のわらしべ長者。

どこかコメディ乗りで、序盤〜中盤まではイナたく牧歌的。サンダーボルトに粘着するライトフットの子犬の様なカマッて感が本当にキュートで
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

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初見。

無能なイキリ上官、心を壊した兵士、新兵、そして勇敢な隊長。「高地戦」はクレジット入れないとダメってくらいトレースしてるんだな。

アホが下す決定が作る多くの無駄死。

というのがちゃんと描
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わらの犬(1971年製作の映画)

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奥さん構ってあげないのも良くないし、自分より知識のない人を嘲るのも失礼だし、男の子の前でノーブラ・ビーチク挑発も危ないんだよ?

知性と道徳心のない田舎者怖い。
がしかし智のウォリアーが振るう蛮勇はさ
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海抜(2018年製作の映画)

3.5

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罪の意識の総当たり戦。
性被害者である理恵もラストにド級のボムを喰らって今後色々苛まれる事でしょう。

どっかの学生さんの卒業制作って事で色々やりたい事を詰めてるのは感じるけどドヤ感は薄い。というか抑
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肉体の門(1964年製作の映画)

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良い顔をした人生のパイセン達に囲まれて観る宍戸錠の味わい深さ。
イビキが凄かったけど大丈夫。なんか、、大丈夫。


人間性に引っ張られた負け。
戦後の混沌を笑って呪ってたくましく生きる女達。
今の時代
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ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

2.5

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間抜けにも新宿シネマート14時25分の回を14時45分と勘違いして観れず。
帰宅後ウダウダしてたんだけどやっぱり今日中にみたい!と思って最速で観られるのが多摩センターイオンシネマ。車ですっ飛ばしてギリ
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ハンター(1980年製作の映画)

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祭りの終わり。

産まれたばかりの我が子をおぼつかない手付きで抱きながら最高の笑顔のストップモーションで終わる。
実の父親を追い求めたマックィーンが、自身が父親になる映画が遺作となってしまうとは非肉で
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

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鬼門。
が、マックィーン祭なのでさすがに避けては通れず。

唯一好きになれないキャラクター。
金持ちがただただスリルを求めて、結構な荒っぽさで現金強奪して高笑いする、というノンカタルシス。そしてラスト
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

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恥ずかしながら初見。

「爆薬をどう運ぶ?」
「バカな消防士が運ぶさ」

メンズの股間もシットリする程のカッコ良さ。マックィーンとポール・ニューマンの競演なんてやっぱり絵面が華やかだし、見せ場も等分に
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大脱走(1963年製作の映画)

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流石にパピヨン観た後だと随分のんびりした収容所だよなぁ、なんて思うけどきっとヘイズコードの影響もあるんでしょう。

群像劇なのでスター皆んなにスポットを当てる手腕は流石ジョン・スタージェス。でもやっぱ
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

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夫を出獄させる代わりに、ちとドジっ娘の妻が実力者に身を売る。また別の夫婦では逃亡犯に脅され妻を奪われる(妻はノリノリ)。二つの夫婦像の対比は置いといて、この事案に対し陰茎がモゾモゾした。後にその概念に>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

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なるほど理解したぜ、、、って顔しながら取り敢えず劇場は出てきたけどストーリーは置いといて 何が起きていたか についてはもう何がなにやら。

最初の方に出てきた白衣っ娘に「頭で考えちゃダメ、感じて」とか
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パピヨン(1973年製作の映画)

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パピヨン 趣味 脱走
なぜなら尊厳を捨てる事は死にも劣るから。

という考えに支配された反骨の男の半生を幼少期に観てトラウマを植え付けられた逸品。

例の独房の場面やハンセン病の島は勿論なんだけど、逃
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シンシナティ・キッド(1965年製作の映画)

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若気の至りの映像化。
調子づいたイケイケギャンブラーがカードの巨星に挑んで惨敗するまで。

イカサマを受け入れないのも気高いけど見ようによっては青いし、親友シューターへの当て付けにアン=マーグレット演
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ネバダ・スミス(1966年製作の映画)

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せ、精神年齢的には16歳以下だし、心の目で見ればインディアンの血が入ってる様に見えないわけでもないし、、。


父母を斬殺した仇である三悪党を人生をかけて殺して回るんだけど、全くスッキリしない。西部活
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栄光のル・マン(1971年製作の映画)

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カーレース狂マックィーンの悲願でもあり、制作過程で映画人としのキャリア以外の全てを失った一本で、本人曰く「アスベストと今作の重圧がガンを促進させた」ってんだから正に命を削って産み出された一本。

背景
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スティーヴ・マックィーン その男とル・マン(2015年製作の映画)

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「栄光のル・マン」を数年ぶりに観るための露払い。セットで観るべき副読本的一本。

マックィーンのジャイアニズムには呆れるしかないが、でも(だから)しゅき!自分の感情に嘘つかない人間は信頼できる。個人的
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グラン・プリ(1966年製作の映画)

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フランケンハイマーとマックィーンの因縁ゆえ良く比較されるレース映画の二大クラシックの一角。「栄光のル・マン」は狂おしい程好きなのにこちらは初見。

栄光の〜に慣れ親しみ過ぎであるからなのか、F1をシー
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

2.5

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カリカチュアが過ぎるド田舎っぷり。フットルースかよ。
そしてアメリカン・田舎モン・ティーンは怒っていいよ。四駆で泥に突っ込んでワーイワーイって、、。あと田舎だと街の有力者の息子と婚約させられるってマジ
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KILLERMAN キラーマン(2019年製作の映画)

2.8

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ロキじゃない方のソーの弟がなんか記憶喪失になったりしててんやわんやになってた。
上手くやれば面白くなりそうな仕掛けをここまで平坦な作品に仕上げた監督(知らんやつ)の手腕に脱帽。

パケ写のマッスルカー
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機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

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学校を仮病で休んだ時に観るF91は最高だった。
体調を崩し仕事休んで観るF91もやはり最高だった。

ダイジェスト的に話がポンポン進んでしまうので、テレビシリーズでじっくりと観たかったところだけど、こ
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誘拐の掟(2014年製作の映画)

3.3

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ラブシーンと思っていたら、、、、という最低最悪に胸糞なオープニングに反吐を吐きそうになりつつもこれは傑作かも思ったんだけども伸びきらなかった印象。

リーアム・ニーソンは「ランオールナイト」とほぼ同じ
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.7

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長い。
けど、ずっしり重力のクライムサスペンスは一般相対性理論において時が引き延ばされるらしいので3時間近い上映時間でもしょうがないのです。多分。

いやバイオレンス以外はむしろ軽やかさもあったか。ク
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

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なるほどこれは「スーパーバッド童貞ウォーズ」と対になる映画だった。いや正統アップデート版か。

男子はチンコ取って観るべき。
そういう事言ったらダメか?いやそれすら許容してくれるか?

下品なのに人種
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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AV以外で初めて我がPSVRがポテンシャルを発揮した。

十数年ぶりに鑑賞。

CGに慣らされているからこそ改めて当時の創意工夫とそれがもたらす説得力。
現場は地獄だったらしいけど、キューブリックの暴
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

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自分における90年代半ばといえば、兄貴はおろか弟の部屋にまでトレジャーハントの手を伸ばしていた性とカルチャーに貪欲だった頃で、16〜18歳。

今作でいう兄イアンやレイ、ファックシット達と同世代でつま
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劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇(2009年製作の映画)

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涙の種、笑顔の花を5回聴いてもまだドリルは回転しない。
今作のクライマックスは置いといて、やはりTVシリーズを長く丁寧に鑑賞してこそのラストの感情爆発なのだ。

すしおのイラスト集IDOLを眺めよう。
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劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

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自己嫌悪→自己憐憫自覚→自己憎悪、という負の無限スパイラルを逆回転させるべく螺旋族の力を拝借。
happily ever afterの下りを3回ほどループ再生したけどまだ足りない。
螺巌篇へ。

座頭市(1989年製作の映画)

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勝新の粋狂(というには度が外れてるが)、リハ中の人死、現場不和その他諸々を経たとんでも難産とのことだが、良くもまあここまでの作品にしたと思う。

幼少期に初めて観た座頭市(同時に最近まで唯一観たことの
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座頭市牢破り(1967年製作の映画)

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89年版(ラス市)しか観たことない座頭市弱者でしたが全作は到底無理なので取り敢えず勝プロ1作目をチョイス。

対立するヤクザの両側を壊滅させるプロットはここでも炸裂。グロも程よいけど、話はクドい。
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座頭市物語(1962年製作の映画)

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惚れた相手と殺し合う、、、
という方程式の完成。
(なのか?)

面白かった。
殺陣ができる役者の育成はもうできないんすかねえ。若富先生も勝新もホントカッコいい。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

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冒頭7分で異世界に放り込まれる。
常識も通じなければ理解も及ばない世界だものドラッグウォー最前線は異世界であってる。

カルテル壊滅(というかカルテル懐柔)の為、善悪の境界を越えた作戦を展開するマット
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

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劇中のブラピじゃないけど「華麗なる大逆転」って副題つけた白痴な担当には、はしゃいでんじゃねーぞ!、、と言いたい。

劇場で二回観たけど、今回ネトフリで初めて吹替え版鑑賞。吹替えいいよ。字幕より理解しや
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