Jeffreyさんの映画レビュー・感想・評価 - 71ページ目

Jeffrey

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地獄への挑戦(1949年製作の映画)

3.0

「地獄への挑戦」

冒頭、賞金欲しさに依頼されていた西部の無法者ジェシーを殺したロバート。批判的な世評に耐え切れなくなった彼は、次第に荒れた生活を送るよう、アベルとカイン、妄想、精神、脅威、暴力。今、
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折れた銃剣(1951年製作の映画)

3.0

「折れた銃剣」

冒頭、朝鮮戦争が勃発した1950年代。本隊が後退を完了するまで敵軍を食い止める司令を受けた米軍の小隊、洞窟、立てこもり、ゲリラ戦、指揮官、伍長、足のショット、火薬と爆発。今、最前線で
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必死の逃避行(1947年製作の映画)

3.0

「必死の逃避行」

冒頭、ギャングの男からの電話が鳴った。深夜の倉庫、トラック運転手の男、仕事が倉庫から強奪した毛皮の輸送であることに気づく。倉庫の警備員、合図、計画失敗。今、頂上決戦が始まる…本作は
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夜のストレンジャー(1944年製作の映画)

3.0

「夜のストレンジャー」

冒頭、南太平洋で海軍に従事していた男がアメリカに帰還した。彼は軍務についている時とある女性と文通していた。帰国後、彼女に会うため住所を訪ねる。老いた母親、妄想、肖像画、部屋、
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脱獄の掟(1948年製作の映画)

3.0

「脱獄の掟」

冒頭、ギャングに所属するジョーは組織によって罠にかけられ、強盗事件の罪を一人で背負い投獄された。弁護士の秘書、刑務所を訪ねてきた女2人、脱獄の話、情婦、約束の分け前、目論見、5万ドル。
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Tメン(1947年製作の映画)

3.0

「Tメン」

冒頭、ここはデトロイト。巣食うイタリアン・マフィア。ヴァントゥッチ一味、ロサンゼルスで発見された大量の偽札、関与、財務省捜査課、潜入捜査官の男女、裏社会のビジネス、休暇、妻との出会い。今
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マジック(1978年製作の映画)

3.0

「マジック」

冒頭、ハリウッドの現代。ナイトクラブで手品を披露する内向的な男。エージェントと自身の腹話術の能力で一躍スターへ。故郷の湖畔、幼なじみの女と嫉妬深い夫、テレビ出演拒否、小舟、殺人。今、身
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.0

脳死判定を描いた作品と言うことでNetflixにて鑑賞したけどわりかし最後まで見れる映画だった。なかなか考えさせられる映画っていうか、生きてるのか死んでるのかを判定するのって困難だなぁ。プールの水難事>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

2.0

「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」

かなり評価が高かったためNetflixにて鑑賞したけど随分とハイペースな物語展開だった。なんといったって監督が女優のオリヴィア・ワイルドだから、めち
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.5

「ダウン・バイ・ロー」

冒頭、ニューオーリンズで暮らす落ち目のDJザック。無実の罪で逮捕、刑務所、脱獄の提案、贈り物、ジャガー、ビリヤードボール、兎、川上り、小屋、恋人たち、出発、別れ道。今、悲しく
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.0

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」

冒頭、ここはニューヨーク。ヤクザな暮らしをしている俺。ハンガリーから渡米してくる従妹。イカサマポーカー、フロリダ、クリーブランド、叔母が入院、バカンス、安モーテ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.0

「パーマネント・バケーション」

冒頭、ここは大都会ニューヨーク。人混みの多さ、アパートの部屋の女、漂流、戦場の男、病院の母、裏街の女、映画館の女と男サックス吹きの男、目覚め、オープンカーの女、似た男
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

5.0

「ドゥ・ザ・ライト・シング」

〜最初に一言、人種のるつぼニューヨーク。NYがブルックリンならLAはサウスセントラルと相場は決まっている。スパイクリー映画史上最も最高傑作と自負する本作は黒人問題を押し
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.8

「マイ・プライベート・アイダホ」

冒頭、ここはポートランド。男娼して暮らす青年、孤児として育った青年、2人の出会いと母親を捜す旅。売春、同性愛、ドラッグ、近親相姦、ナルコレプシー、ローマ、野宿、焚き
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座頭市(2003年製作の映画)

4.5

「座頭市」

〜最初に一言、日本映画の草創期から大衆に愛され、えんえん命脈を連ねてきた娯楽時代劇の伝統を、手を変え品を変え挑んだ北野武流座頭市の古典を随所にパターンとして踏まえた傑作である。拳銃主体の
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.5

「Dolls」

冒頭、日本の四季。満開の桜、夏の海、燃えたつ紅葉、静寂に包まれた雪山。土手を赤い紐をつなぎ歩く男女。自殺未遂した彼女、結婚式、黄色い車、人形浄瑠璃(文学)、残酷な愛、紅葉。今、残酷な
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BROTHER(2000年製作の映画)

3.5

「BROTHER」

冒頭、対立組との抗争。全てを失った男、留学中に消息を断った弟、ロサンゼルスへ旅立つ。言葉の壁、黒人青年、ジャンキー、売人、薬物取引、鉢合わせ、ヒスパニックとチャイニーズ、イタリア
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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

3.5

「みんな~やってるか!」

〜最初に一言、この作品は北野武が自作の評価の固定化を突き破るかのようにナンセンスな笑いの世界を映像化して、自身による解体を実行した誇り高い映画である。私は世界的にヒットした
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.8

「HANA-BI」

冒頭、美しい音楽と共に変わりゆく絵が映る。妻の病状と病院への見舞い、相棒が撃たれる。ヤクザの行動、借金、銀行強盗、パトカー、海、旅行、銃撃、雪道、花、地下街、暴力、死。今、夫婦は
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

「キッズ・リターン」

冒頭、マサルとシンジ。二人は落ちこぼれと呼ばれた。カツアゲした高校生、ボクサーにノックアウト、ジムに入門、頭角を現す、縄張り、ヤクザ、ラーメン屋、試合、減量、グラウンド、漫才、
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.8

「菊次郎の夏」

〜最初に一言、私は言いたいユーセフ・シャヒーンの炎のアンダルシアに"心のパルムドール"賞を受賞させたのなら、カンヌ国際映画祭はこの作品にこそ心のパルムドール賞を与えるべきだった。笑い
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3-4x10月(1990年製作の映画)

5.0

「3-4x10月」

〜、最初に一言、北野映画史上最も好きな映画であり、最も彼のやりたいことをぶち込んだ最強の映画である〜

冒頭、暗闇に映る男の顔。公衆便所から出てきた野球ユニフォームの男、ガソスタ
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.8

「あの夏、いちばん静かな海。」

〜、最初に一言、海を舞台にした、弔いを描いた、聾唖者を映した、それら全てが王道の恋愛映画からかけ離れており、北野武流ラブストーリーの頗る傑作で、観る度に評価が上がる作
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.8

「ソナチネ」

冒頭、広域暴力団北島組の友好組織・中松組。沖縄の阿南組と抗争、事務所の爆破や銃撃で多数の組員を失う。暴漢魔、海、紙相撲、ルーレット、殺し屋、兄弟分、死。今、凶暴な男がすべてのケリをつけ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

「その男、凶暴につき」

冒頭、ウォーターフロントの倉庫裏。浮浪者の影、取り囲む数人の少年、暴力発生、そこに一人の男の姿。職業、刑事。三十九歳。主犯格の少年宅へ押入り、殴る蹴るの暴行、自首、組織、傘下
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悪魔の植物人間(1973年製作の映画)

2.8

「悪魔の植物人間」

冒頭、植物の進化の過程。大学の教授の講座、そこには植物を融合させた理想的新生物の創造に勤しむ狂人博士がいた。見物小屋、誘拐、被験者、禁断の実験、無残な怪物。今、身の毛もよだつ地獄
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

3.0

「ハッピーアワー」

冒頭、兵庫県神戸市で暮らす看護師のあかり。専業主婦の桜子、学芸員の芙美、科学者の妻の純の四人。彼女たちは三十代半ばを迎えた。親友同士、一人の秘密、温泉旅、フェリー乗り場、息子、恋
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翼に賭ける命(1957年製作の映画)

3.0

「翼に賭ける命」

冒頭、1930年代の大恐慌時代。新聞記者のバーク、曲芸飛行、陰影に富むモノクローム、複雑な関係、アパート、親友、整備士、愛の悲劇。今、飛行機の舞う空に、男と女の思惑が交差する…本作
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心のともしび(1954年製作の映画)

4.0

「心のともしび」

冒頭、風光明媚で済勝な湖。モーターボート事故が起こる。金持ちの男と医者の男、事故による盲目の女性、人工呼吸器、持病の発作、自責の念、入院先、絶望の淵。今、アロウヘッドの湖畔を眺めな
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インディア・ソング(1974年製作の映画)

3.0

「インディア・ソング」

冒頭、ここはどこかのアジアの国。フランス大使館、インドのカルカッタ。物乞いの女、巨大鏡のエントランス、そこに数人の男と1人の女性、真っ赤なドレス、声、会話、夫人の愛。今、映像
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私の好きなモノすべて(1993年製作の映画)

4.5

「私の好きなモノすべて」

〜最初に一言、シュリーク映画で最も好きなフィルムであり、最も美しい夜明けから始まり、古い世界の肖像とカトリック教。そしてヘーゲルによる世界観、恋人と元妻と息子、ヨーロッパの
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ガーデン(1995年製作の映画)

4.0

「ガーデン」

〜最初に一言、悲喜劇に満ちたメルヘン、大人の御伽噺。魔法のような映像世界とグロテスクな癒し、そしてエロティックな奇跡。全14章で始まる摩訶不思議で奇想天外で、静謐かつ混濁の中、終わりを
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不思議の世界絵図(1997年製作の映画)

3.5

「不思議の世界絵図」

冒頭、真赤な服を着た少女。母を訪ねて旅をする。モノレールに乗り、結婚式に参加し、川に落ちて泳ぎ、救出される。全寮制の学校から、図書室へ。遺灰、食事、再会。今、絵図を片手に音沙汰
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大空の凱歌(1956年製作の映画)

3.0

「大空の凱歌 」

冒頭、第二次世界大戦時。米航空隊のディーン・ヘス大佐、孤児院の爆撃、罪の重さ、朝鮮戦争勃発、牧師、空中戦、爆撃、人間として生きる希望。今、傷ついた男は、再び大空を駆ける。愛する者た
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ヴェネツィア時代の彼女の名前(1976年製作の映画)

3.5

「ヴェネツィア時代の彼女の名前」

冒頭、割れた窓の固定ショット。6枚の窓と奥行きのある鏡、扉、廊下。手持ちカメラの流暢な映像、建物と自然、密閉空間から解放された映像美、断片的な引用、日没から始まり日
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バクスター、ヴェラ・バクスター(1977年製作の映画)

3.0

「バクスター、ヴェラ・バクスター」

冒頭、千年前の大西洋岸の森。領主の戦争や十字軍で夫が遠征し、妻たちは何ヶ月も家で暮らすことが多く、孤独の極みで彼女たちは樹木、動物、海に話しかけるようになった。魔
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