Jeffreyさんの映画レビュー・感想・評価 - 67ページ目

Jeffrey

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微笑(1957年製作の映画)

2.5

「笑顔」

本作は57年にポーランドで作られたポランスキーの約2分間による短編映画で、4コマ漫画の趣の独特のユーモアをたたえた作品として評価されているようだ。ウーチの州立映画での課題で撮った作品で、今
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殺人(1957年製作の映画)

2.8

「ロマン・ポランスキー短編全集」

冒頭、バイオリンを弾くポランスキー。暴力を振るうポランスキー。サイレント映画、奇想天外、滑稽な物語、殺人者、笑顔、パーティーを破壊せよ、タンスと2人の男、太った男と
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

2.8

「シーバース 人食い生物の島」

冒頭、蠢く寄生虫。奴らは知らぬ間に人の身体へ潜り込む。蟲の感染、とあるマンションの悲劇、父と娘の死。理性破壊、セックス拡散、生命体、住人達の狼狽。今、戦いが始まる…本
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みんな死んだ(2020年製作の映画)

1.5

「みんな死んだ」

ポーランド映画のコメディーと言うことで、監督のフィルモグラフィー見る限り外になかったため、Netflixの資金で初監督したんだと思うけど超絶つまらない。今は亡きポーランド派とされる
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赤い光点(2021年製作の映画)

1.5

Netflixの最新作と言うことで鑑賞したけどイライラする映画でマジでつまんなかった。つまらないと言うよりかはイライラする。何がしたかったのだろう。ありきたりなストーリーで、なんも真新新しいアクション>>続きを読む

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

2.0

アンドリューガーフィールド主演のドリームホームのラミン・バーラニ監督と言うことでNetflixで最新作を見たけどまぁ普通。インドの人々がこの作品を好意的に思っているかが知りたい。アラヴィンド・アディガ>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

2.5

Netflixにて鑑賞したんだけど、とにもかくにも暗い。こんな暗い映画は楽しめない。内容(語っている重要性は非常にわかるが)映画としては何の面白みもないと思うよ。残念だけど。しかも原作読んでないけど、>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

「すばらしき世界」

〜最初に一言、ここ最近見た邦画どころの話ではなく、ここ数十年見た邦画の中でダントツの傑作だった。そこまで期待していなかった分不意にやられた。これは参った。とんでもない傑作だった。
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インポート、エクスポート(2007年製作の映画)

3.0

「インポート、エクスポート」

冒頭、ここはウクライナ。1人の看護師。彼女はシングルマザー。生活の為にオンラインセックスの仕事を始める。オーストリアへ出稼ぎ、無職の男、借金。彼は東ヨーロッパの黒海沿岸
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パラダイス 希望(2012年製作の映画)

3.8

「パラダイス:希望」

冒頭、青少年向けダイエット合宿に参加する1人の娘。母はケニアに旅行へ、叔母は改宗に没頭。そこで出会ったハンサムな歳離れた医師、強姦未遂、飲酒、森での日光浴、ダンス、馬鹿騒ぎ。今
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パラダイス 神(2012年製作の映画)

4.0

「パラダイス:神」

冒頭、ウィーンでレントゲン技師として働く女。彼女にはエジプト人の夫がいる。2年後の帰宅、イエス・キリスト、祈祷会、不貞の罪、亀裂、無慈悲、十字架、ご近所を回る日常、酒飲みの女。今
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パラダイス 愛(2012年製作の映画)

4.5

「パラダイス:愛」

〜最初に一言、ここの映画に出てくるタブーは全てハクナ・マタタ(問題ない)である。一人の女の金をエンプティーする複数の黒人たちとの風変わりなバカンス映画を捉えた風変わりかつ面白さに
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香魂女-湖に生きる(1993年製作の映画)

3.8

「香魂女 湖に生きる」

〜最初に一言、九十三年は中国、台湾と二つの国がベルリン最高賞の金熊賞に輝いた。一つはアン・リーの「ウェディング・バンケット」そして本作だ。当時、中国映画として二度目の受賞作品
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ウルガ(1991年製作の映画)

5.0

「ウルガ」

〜最初に一言、超絶大傑作。壮大な自然と草原、大地を持ち合わせるモンゴルを舞台に、2つの人種、文明が重なり、近代化の波に押される人間達を描き、文化と伝統を重んじたドラマであり、環境破壊と文
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ラスト・ホリデイ(1996年製作の映画)

3.5

「ラスト・ホリデイ」

〜最初に一言、東京国際映画祭ヤングシネマ96でゴールド賞受賞して、VHSのまま忘れ去られたカザフスタン映画の青春映画の秀作。これは赤一色のパレードの序盤と終盤を結ぶ物語であり、
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息子の告発(1994年製作の映画)

3.5

「息子の告発」

〜最初に一言、東北地方で撮ることによって、大地の感覚を人々にはっきり印象づけた監督の九十年代の秀作の一つ。この作品がVHSのまま取り残されているのが非常にもったいない。息子が告発した
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天雲山物語(1980年製作の映画)

3.5

「天雲山物語」

〜最初に一言、「芙蓉鎮」と言う中国映画史に残る大傑作を作った謝晋がその前にすでに作っていた文化大革命批判映画であり、紛れもなく彼のフィルモグラフィの傑作のー本だろう。まさにこれは「芙
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犬と女と刑(シン)老人(1993年製作の映画)

4.0

「犬と女と刑老人」

〜最初に一言、木下恵介の「二十四の瞳」を愛して止まない謝晋が一九九三年に監督した文化大革命の中を生きる人々の苦悩を描いた傑作で、このような作品をVHSのまま眠らせているのが本当に
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阿片戦争(1997年製作の映画)

3.0

「阿片戦争」

〜最初に一言、極悪な英国による清国との戦いを描き、香港割譲された歴史大作にして、中国が北京条約を破り、一国二制度を壊した歴史が起こるとは誰もこの時点では思いもしなかったそれまでの事実が
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生きてる限り僕は負けない(1978年製作の映画)

3.0

「生きてる限り僕は負けない」

〜最初に一言、台湾映画史上の傑作のー本として私はこの作品を選びたい。まさにVHSに埋もれ忘れ去られた台湾映画の最高傑作のーつだ。侯孝賢やヤンの先輩にあたる李行(リー・シ
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ボーイ・ミッシング/消えた少年(2016年製作の映画)

1.8

パッケージのインパクトが凄すぎて、気になったんでレンタルしてみたんだけどそこまで楽しくはなかった。まぁ最初から楽しい映画ではないだろうなとは思っていたけど、弁護士という職業を完全に逸脱して暴走と化す誘>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

わりかし日本で評価され、総合的にも評価が高い可愛らしいタイトル、アバウト・タイム
〜愛おしい時間について〜を鑑賞したんだけど、まぁ普通かなぁ。本作は2013年のイギリスのSF恋愛映画で、過去にタイムト
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時の面影(2021年製作の映画)

2.8

男たちの戦場でキャストとして参加していたサイモン・ストーンが監督したと言うことでNetflixで鑑賞したがまぁ普通。どうやら2021年の英国のドラマ映画で、ジョン・プレストンによる同名の2007年の小>>続きを読む

殺人鬼を飼う女(2019年製作の映画)

1.5

中田秀夫の最新作の手前位の映画で、Netflixにて配信されていたので見たけど超絶つまらない。てか想像してたのと180度違って、半分ポルノ映画みたいな感じでびっくりした。キャストも誰1人知らないし、し>>続きを読む

ペンギンが教えてくれたこと(2020年製作の映画)

2.8

Netflixにてナオミワッツ主演の最新作と言うことで鑑賞したが、そこまで感動できなかった。オーストラリアのドラマ映画で監督はグレンディン・イヴィンと残念ながら聞いたことのない人物であり、本作はキャメ>>続きを読む

サイトレス(2020年製作の映画)

1.5

本作もNetflixの資金で初監督したと思われる得体の知れない作家が作ったホラー映画で、初見したけどつまらない。一言言えるのは、これ制作側はきちっと障害者の人たちにリサーチしたのだろうか、あまりにも非>>続きを読む

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.0

言わずと知れたパニック映画で、ハックマンと言うことで前に鑑賞したが、悪くは無い。原作はポール・ギャリコの小説および、それを基にした映像作品であり、低迷していたハリウッドの危機を救った作品と当時は評され>>続きを読む

少女の髪どめ(2001年製作の映画)

2.5

こちらはレンタルにて鑑賞。イランの俊英、マジッド・マジディ監督が手がけた青春ラブ・ストーリーで、建設現場で育まれる若者の純真な恋心を、セリフを削ぎ落とした詩的な内面描写をとおして描き出した秀作で、20>>続きを読む

1票のラブレター(2001年製作の映画)

3.5

「1票のラブレター」

冒頭、空から投票箱が降ってきた。ふしぎの島の選挙の日。どこまでも青い海と空が続くペルシャ湾の島、キシュ島。リベラルな女の子、保守的な兵士、ー台の信号機、ルール、4年後の選挙、ト
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太陽は、ぼくの瞳(1999年製作の映画)

3.5

「太陽は、ぼくの瞳」

冒頭、イランのとある村に住む目の見えない少年。彼は父の実家の村へとやってくる。祖母、小学校、子供たち、川、花々、自然豊かな土地、妹、再婚、盲目による苦悩。今、小さい少年の手が光
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ドッグ・デイズ(2001年製作の映画)

2.5

「ドッグ・デイズ」

冒頭、おおいぬ座のシリウスが天頂に輝く1年中で最も暑い日々。ウィーン郊外の新興住宅地、普通の人々、欲望、ヒッチハイクの女、女性教師、ギリシャ夫婦、セールスマン、空っぽのプール、国
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

「ノーカントリー」

〜最初に一言、悪魔か死神のような黙示録的存在、テキサスと言うアメリカを舞台に、スペインの俳優が現地で殺人を犯す、最もコーエンの世界観が描き出された、オリジナル脚本から離れ原作を映
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魔笛(1974年製作の映画)

3.0

「魔笛」

冒頭、夕焼けの美しいファースト・ショット。ここはオペラ座。観客の老若男女の表情のクローズアップ、連続カット割り、自然、王子タミーノ、悪魔に捕らえられたパミーナ姫、救出、旅。今、炎燃える中、
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赤と黒(1954年製作の映画)

3.0

「赤と黒」(1954年版)

冒頭、1820年代のフランス。貧しい育ちながら、美しい顔立ちと明晰な知性を持つ青年。出世の野心に燃えた、愛さえも道具にして社会を這い上る。社交界、司祭、市長の夫人、誘惑、
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ザ・ブルー(2001年製作の映画)

2.8

「ザ・ブルー」

冒頭、真夜中のプール。得体の知れない殺人鬼が殺人を犯す。試験を終えたプラハ国際高校のリッチな仲間。真夜中の盛大なパーティー、バーやウォータースライダー、恋人同士、密室状態、また1人と
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ザ・チャイルド(1976年製作の映画)

4.0

「ザ・チャイルド」

冒頭、7分間によるモノクロ資料映像の数々の惨劇情報。フィルムはカラーへ。ここはスペインのある町。バカンスへ英国人生物学者と妊娠中の妻が到着した。沖合の小さな島、不穏な空気、無数の
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