勝沼悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 76ページ目

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 世界から隔離されたアマゾネスの島で王女として育ったダイアナ。アメリカ人スパイとの出会いから彼女は第一次世界大戦の真っ只中に飛び込んでいく。
 
 前評判どおり、いや、それを上回るデキ。
 前半のダイ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

 田舎を旅行する若者が殺人鬼家族に襲われる伝説的ホラー映画。

 この映画の不気味さの佇まいはすごい! 確かにこれは伝説になる。いかにも襲われますよな演出がなく常に不気味なので、いつ襲われるかも分から
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小さいおうち(2013年製作の映画)

5.0

 大叔母が書き残した回顧録。そこには戦争の最中に小さな家で起きた事件が書かれていた。

 ちょいちょい青年が大叔母に「当時はそんなはずがない」と言うわけですが、これがこの作品のテーマなんだと思う。
 
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太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男(2011年製作の映画)

5.0

 太平洋戦争末期、サイパン島で玉砕ではなく民間人を守りながら徹底抗戦する道を選び終戦後に降伏した大場栄大尉の実話を映画化。

 こういう映画はだいたい日米どちらかの描き方がいいかげんでどちらか片方の国
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一枚のハガキ(2010年製作の映画)

5.0

 太平洋戦争末期、中年兵士100名がくじで赴任先を決められる。フィリピンに行くことが決まり命はないと悟った男はハガキを読んだことを妻に伝えてほしいと一枚のハガキを戦友に託す。

 戦争がいかに人の人生
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.0

 怪盗グルー前日譚。
 悪い主人を探すミニオンズがイギリスで大活躍。

 ミニオンズ可愛いなぁ。個人的にはあんまり見てる人が分かるような喋り方はしない方がいいなぁ。
 やっぱりこのシリーズはグルーや女
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.5

 スパイダーマンがMCUで再起動!
 
 三度目の映画化のスパイダーマン。今回は今までで一番ピーター・パーカーをナードっぽいイケてないティーンとして描いている(終盤で分かるあの人も!)。MCUはヒーロ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

5.0

 ジュラシック・パーク一作目から20年。スケールアップして復活したジュラシック・パークに新たな危機が!

 なるほど。これだけしっかりつくってあったら人気出るわ。恐竜達はCGさをほとんど感じさせない自
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

1.5

 声が出なくなった女子高校生が同級生達とミュージカルをする。

 アニメ好きな人が好きなアニメをリア充的な高校の幻想の世界を舞台にしたって感じかなぁ。合う人は合うんだろうけど、合わない人にとことん合わ
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シャークネード4(2016年製作の映画)

3.0

 シャークネード第四弾。今回は岩や火など色んなものがシャークネードに混じって襲ってくる。

 前作よりちょっと地味になったか。4thの覚醒のサブタイトルどおり色んなもののパロディを満載に組み込んだ内容
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サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年製作の映画)

5.0

 ゾンビの巨匠ジョージ・A・ロメロの最新作。
 前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」で主人公を強盗した元州兵達が安全を求めてやって来た島は二つの一族が死者の扱いを巡って対立していた。。。

 コメンタ
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ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

5.0

 学生達が映画を撮っている時に突然世界がゾンビ現象に襲われる。学生達はそのままカメラを回しドキュメンタリ映画をつくろうとするのだが。。。
 大御所ジョージ・A・ロメロが送るゾンビPOV映画。

 この
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ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

5.0

 ご存知、ロメロゾンビ三部作の続編。地球上がゾンビに覆われてから数年後の世界を描く。

 ロメロが描いているのはゾンビそのものよりもそこから見えてくる人間だと思う。人間の愚かさ、駄目さ加減がテーマ。
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ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

4.5

 軍の細菌兵器が川に流失。感染した人は発狂してしまう。発狂した人と感染を防ごうとする軍隊が襲い来る中、街から脱出できるのか。。。。

 人を狂わす細菌によって、目の前の人がそれによって凶暴になっている
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

5.0

 ゾンビが世界を埋め尽くし、生き残った人々はひっそりと地下に暮らしていた。あるコミュニティで軍人と科学者の対立がじょじょに進んでいき。。。。
 ロメロのゾンビ三部作の完結編。

 ゾンビ三作目なので特
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

5.0

ゾンビが溢れた世界での4人の男女の逃避行を描くジョージ・A・ロメロの代表作。

 遅く弱いが確実に勢力を拡大し、緩やかだが大きな絶望を与えるゾンビ。それによってやはり緩やかに自滅していく人々。序盤で
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

5.0

 あまりに有名なゾンビという設定を最初につくったゾンビ映画。

 モノクロでの密室劇。
 ゾンビというものの恐ろしさと並行して、人間の脆さと醜さを描いていく。一作目にしてゾンビ映画の要素がぎっしりつま
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カーズ2(2011年製作の映画)

3.8

 今作も面白いが、ストーリーとしてはメーターが主役なスピンオフチックな感じになっている。
 ただ、東京やパリ、ロンドンの車都市の映像美はやはり大作と感じるすごさ。カーズはピクサー作品の中でも特別CGを
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カーズ(2006年製作の映画)

4.5

 優勝を争うレースカーが田舎町に迷い込んでしまう。彼はそこでの交流から大切なものを学ぶ。

 何もかも車系に擬人化されたカーズの世界は見事。この荒唐無稽さこそアニメの真骨頂。
 ストーリーは若き傲慢な
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.0

 血のつながらない母とギクシャクしているアンナは保養先で謎の少女マーニーに出会う。
 イギリスの児童文学を映画化。

 これ、あんまり話題になってないけど、それなりにいい映画だと思います。良くも悪くも
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シャークネード エクストリーム・ミッション(2015年製作の映画)

4.5

 シャークネード第三弾。
 今度はシャークネードがワシントンを直撃。さらに、今までにない巨大なシャークネードが発生。それを止めるには宇宙に出るしかない!

 相変わらずメチャクチャで飛ばしてるのがよい
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シャークネード カテゴリー2(2014年製作の映画)

4.5

 あのシャークネードがパワーアップして今度はニューヨークに上陸!

 前作は雑な映画でアイデア落ちな部分が多かったが、この続編は開き直っておバカ度をパワーアップ。竜巻に巻き上げられたらサメ死んじゃうじ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.5

 朝鮮戦争を戦いフォードで自動車工を勤め上げた偏屈な老人が隣に越してきたモン族の青年との交流を通して少しずつ変わっていく。

 民族、宗教、老い、家族、色んなものを詰め込んだストーリー。イーストウッド
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.5

 人家の中で人の物を少しだけもらいながら借りぐらしの生活をする小人のアリエッティはその家にやってきた少年に見つかってしまう。
 
 アニメとしては豪華でキャラも魅力的ながら、内容は良くも悪くも大作感が
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ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

2.5

 吸血鬼にされて棺桶に200年閉じ込められた実業家が落ちぶれた子孫に会う。

 うーん、昔のドラマのリメイクだからか何となく盛り上がりに欠けるというか物足りない感じがした。
 ヴァンパイアや女性陣のス
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ラストスタンド(2013年製作の映画)

5.0

 脱獄した麻薬王とその武装組織がメキシコ国境を目指して片田舎にやってきた。元エース刑事で今は田舎の保安官をしてる男が仲間と共にラストスタンド(最後の砦)として奮闘する。
 シュワちゃん映画復帰作。
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

 少女の頭の中の感情たちを描く意欲作。

 感情を主役にするという試みは相当にチャレンジング。こういうのが企画として通っちゃうって素晴らしい。
 少女ライリーが美少女でないあたりも日本のアニメと違って
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グリーンバーグ/ベン・スティラー 人生は最悪だ!(2010年製作の映画)

2.5

 ニューヨークで心を病んで入院し、ロスに帰ってきた40歳の男がかつての友人や新しく出会った女性と心を通わせていく。

 コメディ俳優のベン・スティーラーが病んだ男を演じていているんだけど、不安定で扱い
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

5.0

 センチネルがミュータントだけでなく人類までも滅ぼそうとする近未来。プロフェッサーXとマグニートはウルヴァリンを過去に送って歴史を変えようとする。

 良作だった前作のファースト・ジェネレーションと旧
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.5

 旧三部作後、ジーンを自らの手で殺めて傷心のウルヴァリンに長崎の原爆の時に助けた男から日本への招待が。

 日本を舞台とした外伝的な作品。
 ちょっと外人の勘違いっぽい日本になってるけれども、うまく日
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U.M.A レイク・プラシッド3(2010年製作の映画)

2.0

 ワニ・パニックもの第三弾。デカいワニがたくさん出ます。

 突出していい部分はないが、戦う女性が主人公なところと血糊が半端なく多いとこは評価。
 ただ、ワニものってCGのワニと水や襲う人とがふれるの
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シャッフル(2007年製作の映画)

3.5

 夫を突然事故で亡くした女性。しかし翌日夫は普通に生きていた。そしてその翌日は夫の葬儀。彼女は夫を亡くした一週間がシャッフルされて順不同にやってきていることに気づく。

 『スローターハウス5 』のト
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

4.0

 あの「ベスト・キッド」がなんと中国を舞台にリメイク。

 色々とツッコミたくなることは山ほどあるのだが、ジャッキー・チェンとウィル・スミスJrの二大スター共演でオリジナルよりもしっかりとしたつくり。
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

5.0

 2029年、新たにミュータントが生まれなくなった世界。老いたプロフェッサーXを抱えるローガンの元に彼と同じ爪を持った少女がやってくる。

 こういう話だったのか。プロフェッサーXはチョイ役などではな
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.5

 小さな街の幼稚園教諭が友人の娘の少女の嘘から性的虐待犯にされてしまう。彼はコミニティから完全に敵対視されてしまい。。。。

 相当に気持ちの悪い映画である。もちろんそれを意図してやっているのだから、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

5.0

 GOG第二弾。GOGの危機に現れたエゴは自らがスターロードの父親だと告白する。。。

 前作のライトなノリはそのままにストーリーや視覚効果はパワーアップ。前回で魅力的なキャラクターだったネビュラとヨ
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