炒飯さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

炒飯

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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まず明確な短所として、人物作画のクオリティが低すぎる。時間が無かったか予算が無かったか他の事情かはわからないが、劇場作品としてお出ししていいレベルではない。
それを除けば内容としてはかなり好き。
オカ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大人になってからの初鑑賞だったが、さすがの名作としか言いようがない。
思春期の入り口にいる少年たちの、家族、学校、地元、狭い世界での様々な抑圧にもがく様が胸に迫る。

子役たちの演技はいずれも素晴らし
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BBB(BAY BLUE BLUES)2021(2021年製作の映画)

3.5

初代中畑政権の頃から続くドキュメンタリー企画だが、監督の交代に合わせて改題していることに本作でやっと気付いた。遅すぎる…。
三浦監督のキャラクターに合わせた「BBB(BAY BLUE BLUES)」と
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

埼玉に縁のある関東人として大いに楽しめた。
冒頭の熊谷猛暑描写で既に爆笑。
都内の劇場で観たため「一緒に来るか、所沢へ」などは特に笑いが起きていたが、この都民から見た「所沢」の絶妙さとか、「与野は黙っ
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

1.8

ブラックコメディなのかコメディ風ホラーなのか寓話なのか、楽しみ方が最後までわからなかった。
観る前はコメディなのかと思っていたが笑えるシーンはほぼ無い。
主人公だけが良い子で他の親子は嫌な奴らという画
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ベイウォッチ(2017年製作の映画)

4.0

ライトなノリで気軽に楽しめる、こういうのでいいんだよのアクションコメディ。
ドウェイン・ジョンソンの肉体美だけで2時間保ちそうでもあるが、内容の半分以上はライフセービングというよりクライムアクション。
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

いち原作ファンとして、素直にとても良かった。
古典名作の域に入りつつある原作小説の世界観を忠実に再現しながら、一方で池田屋の階段の描写や隊服の扱い(有名なダンダラ羽織はあまり定着せず、黒装束のほうが主
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トップガン(1986年製作の映画)

1.5

新作のマーヴェリックの好評を聞いて興味を持ち、予習のつもりで鑑賞。
が、自分でもびっくりするほど合わなかった…。あまりの眠気に後半の記憶がほぼ無い。

ハリウッドにありがちなノルマ的ラブロマンス描写に
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HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

シリーズファンとして鑑賞前は不安もあったが、結論、試写会から帰ってすぐさまムビチケ10枚購入した。
不満といえば辻・芝マンとバラ商のアクションがカットされたことくらいで、それがなければ5.0つけている
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がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「弱小チーム奮闘記」ジャンルの草分け的作品かと思うが、意外にというか、後世のフォロワー作品たちと比べても爽快感やスポ根的感動はさほどなかった。
好きなジャンルだけに期待が大きすぎたのかもしれないが…。
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今も語り継がれるだけあって見所は満載、出てくるMS全てが格好よくて戦闘シーンの迫力と細かな描写もたまらない。
のだけれど、観終わって一番に思ったのが「シャアの悪口無限に言える…」だったので好きなだけシ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

バランスのとれたエンタメ作品であった「君の名は。」とは打って変わり、監督のボーイミーツガールへの熱情がこれでもかとぶち撒けられた怪作。
たとえ天秤にかけられたのが世界であろうと、少年は少女のためだけに
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

SF的なギミックが話を動かしてはいるものの、そこの作り込みに関しては割と大味であり、文系の感性と文法で作られた映画と感じる。
決してそれは短所ではなく(設定にこだわる人には合わないかもしれないが)、内
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.7

時代考証や設定考証についてはほぼ1から100まで間違っており、それを基にしたストーリーも当然ファンタジーな代物ではあるのだが、
「トム・クルーズと渡辺謙と真田広之がカッコいい」で一点突破できてしまって
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

原作本編の前日譚として独立性が高いため新規層が入りやすく、それでいて原作ファンへのサービスも豊富で、理想的な映画化。
百鬼夜行での本編キャラたちの活躍や乙骨の黒閃など、原作からの自然な膨らませ方がナイ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.2

脚本はほぼ原作そのままと思われ、かなり濃厚な富野汁を飲まされているのに、洗練された映像作りでこんなにも観やすくなるのかと脱帽。
初見で予備知識無しだと内容を把握しきれないかもしれないが、映像美だけでも
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

観る前はもっとコメディ寄りかと思っていたけど、実際はシリアス:コメディが8:2くらいで、かなり重たい内容だった。
(題材の時点で当たり前ではある…)

作中のファッションがお洒落で楽しいが、特に印象的
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前編に引き続きほぼ全てのシーンがハイテンションハイカロリー。
ただ、意外とストーリーはシリアスで悲しいシーンもあり。

個人的に、ラストで二人の母をはべらしているのが大変良かった。
貴種流離譚はどうし
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!王を讃えよ!!!
破茶滅茶ハイカロリーアクション超大作ボリウッド前編。完全に前編で次回に続くため後編をすぐに観ないと死ぬ以外に差し当たって短所が無い。公開当時に劇場
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HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

4.8

現時点でのシリーズ最高傑作と思う。
シリーズ過去作のセルフオマージュをふんだんに取り入れながら、より洗練されブラッシュアップした内容になっており、短所を削り長所を伸ばした、HiGH&LOWシリーズの一
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DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOW(2018年製作の映画)

3.7

まさかの喧嘩抜きのハイローという、カツを抜いたカツ丼のような発想から、ここまできちんとした人情コメディ映画が出来上がるとは驚き。
クサくてベッタベタのドラマという、過去シリーズでは短所になりがちだった
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HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

3.0

シリーズ完結作として、真摯に作られてはいると思う。
これまで勢いと情熱で全てを押し通してきたHiGH&LOWなりに、ちゃんとお話をまとめなきゃ、広げた風呂敷を畳まなきゃ、という真面目さを感じる。

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HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

4.2

アクションの質・量、全体のテンポ、キャラクターの濃さ、どれをとってもシリーズ最高峰。
過去作を観ていなくて話がわからなくても、とりあえず凄えアクションが見てえ!という人がいれば是非これを観てほしい。
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HiGH&LOW THE RED RAIN(2016年製作の映画)

3.3

雨宮兄弟のゼロレンジコンバット無双は白眉だが、タイトル通り「雨」がメインモチーフにあることもあり全体通して湿っぽく、シリーズ他作品ではアクションの質・量とお祭り感で誤魔化せていた短所がより顕在化してし>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

3.9

邦画でも予算と情熱を注ぎ込めばこれだけのものができるということを示してみせた、喧嘩アクション超大作。
典型的な「減点法で観るとそこまででもないが加点法で観ると青天井」の映画。アクションが好きでハマれれ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.3

前作に続き、今度はのっけから自宅を爆破されるジョン。可哀想。
バラエティ豊かな暗殺者たちを次々返り討ちにする筋自体はエンタメ性が高いが、割と苦戦して負傷しまくるし前作からこっち踏んだり蹴ったりすぎて、
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「元暗殺者のキアヌ・リーブスがブチ切れてマフィアを相手に大暴れ」この時点で面白いに決まっている。
ブチ切れの理由も、「夭折した妻の遺してくれた愛犬をマフィアのドラ息子どもに殺される(ついでに車もボコボ
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バッテリー(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作とは違い家族の絆がメインテーマの一つとなっており、そのため特に後半は要所で映画独自の展開を見せる。
出口の見えない思春期の鬱屈や葛藤をつぶさに描写し次第に他校のライバルたちに比重が移っていった原作
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アウトローの不器用な男&それを慕ういとけない少女という全人類が好む(巨大主語)題材を、ふたりの心の交流を中心に、丁寧に繊細に描く純愛映画。

全体としての完成度の高さは言うまでもなく。
ナタリー・ポー
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

非常に難解な内容ではあるが、メインギミックである"逆行"の視覚的インパクトが抜群で、理解が追いついていない状態でも映像を中心に楽しめる。
考えるな感じろのスタンスでOKと早い段階で(作中では主人公に対
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

上映当時の評判は聞き及んでおり、馬鹿げた勢いの世紀末ヒャッハーアクションを期待して鑑賞。
アクション要素については期待通りで非常に良かったのだが(ハリネズミ状の装甲車やらギター係やらもう馬鹿!最高!)
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