Chicoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Chico

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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

だるだる〜のゆるゆる〜で人をバンバン殺していくのがシュール。

山あり谷あり。生きるって戦い。

かの有名な'その香水のせい'の伏線には笑い通り越して感心した。

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

設定に興味があったのと柄本佑の演技観たくて手に取ったけど、まともに対峙できるほど心動かず、メッセージも感じなかった。なので言いたいことだけ書きます。独り言だと思って読んで頂ければ幸いです。

全体的に
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

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以前、モハメドゥ(本人)のインタビューを聞いてから本作をずっと観たいと思ってた。

高い解像度で描かれた人間心理と所々に挟まれる演劇みたいな演出が凄く良かった。

自分の尊厳を守る。許す事で自由になれ
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さがす(2022年製作の映画)

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本作を鑑賞後、自分がALSと診断されたら尊厳死も考えるはずなので、そういう場合を想定して互いの意思をパートナーと話し合いました。

安楽死への倫理的社会問題への提起。
母の死=父の犯罪、からの家族の崩
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

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自分自身マイケル・ジャクソンにまつわる思い出はない。ただ、「世界中で熱狂的なファンがいて、生前も死後も話題が尽きない、時代を超え人々を魅了する、唯一無二の永遠のスター」だということは把握している。>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

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リメイク版、コーダ鑑賞後で展開わかってたので所々スキップして鑑賞(邪道ね。シネフィルの方許して)

コーダはシリアス、こっちはコメディ。全然違う。一長一短?
エールの主人公は中学生の設定。拗ねたり照れ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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コーダの娘とその家族。コミュケーションが取れるって何をもってそう言うのか。健聴者同士、同じ言語を話しても全く理解できなかったりもする。喉の震えから伝わることの方が確かなものがあったりするんじゃないかと>>続きを読む

歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡(2019年製作の映画)

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チャトウィンを知ったのは大学時代、文化人類学の授業で取り上げられた一冊の本「ソングライン」を通して。その本は、簡単に紹介すると、オーストラリアの先住民アボリジニーに伝わる「ソングライン」という、歌う地>>続きを読む

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

5.0

5月から点数付け止めたけど、付けるなら5.0!と早くも挫折。そんくらいいい。(点数再開)古参の友人は「ちょっと違うんだよな」と言いつつ劇場で2回観てると。(やっぱ好きなんじゃんね笑)こちら参考までに。>>続きを読む

STAND STRONG(2020年製作の映画)

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松本くんと涼くん出てたん〜?ワーイって観たら…わーっっ😱
途中からスケートシーン以外は早送りしました。
出演してるスケーターは皆んな文句なしに素晴らしい👏

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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5月初め、米国で「ロウ対ウェード判決」を覆す連邦最高裁の草案がリーク。政治専門サイト「ポリティコ」がその文書を報じた。これにより妊娠中絶を巡る議論でアメリカ国民はプロ・チョイスとプロ・ライフに二分され>>続きを読む

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

5.0

特に好きなのはピンボケの多様と絶妙にフレームアウトする被写体。感情がこっちに向かってきたり遠ざかったりする感覚。シーン一つ一つを切り取って写真集にできそうなほど印象的な画と、灰色の曇天に刺さるように響>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

4.0

思ってたのと全然違った(°_°) 斬新だ。単なる不倫映画かと思って敬遠していた。ドランが言及してなかったら観てなかったかも。不倫されてる側2人の恋なのねー。かなりアーティスティック。
シュールでポエテ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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JUNK HEAD
監督 堀貴秀
製作 日本 2017

3部作らしいからストーリーに関してはとやかく言わない。キャラクター造形最高。
海外のアニメ作品の影響が見て取れるし、日本の特撮っぽさもある。古
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

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こと恋愛においてその振る舞いを皮肉を込めて描き、愚かさをさらりと浮き彫りにしてきた教訓シリーズ。最終話とされる本作はロメールお得意の、二人の女性との間で揺れる男性、の構図で描かれた寓話的要素が際立った>>続きを読む

モード家の一夜(1968年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

六つの教訓シリーズ3作目

4作品目に鑑賞したけど、シリーズ途中でベストと言うのはばかられたので6作コンプしてからと思いレビューを後回しにしていました。

ストーリーは例のごとく二人の女の間で揺れる男
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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

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とにかく豪華な宮廷ものを欲してしまい、それならばヴィスコンティだ!ということで前々から観たかった本作を鑑賞。

バイエルン国王、ルートヴィヒ2世の波乱の人生を描いた歴史ドラマ。
ルートヴィヒは芸術(音
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白い馬(1952年製作の映画)

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フランス南部の湿原地帯に住む少年と野性の白い馬の出会い。赤い風船に一緒に収録されていた短編。馬がひたすら美しい。
当時の撮影技術がどうだったか知らないけど今よりは劣っていたはずで、(赤い風船でも思った
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赤い風船(1956年製作の映画)

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オマージュとなったホウ・シャオシェンのレッドバルーンは鑑賞していたけど本作は存在を知らず今回初鑑賞。

少年と赤い風船の出会い。
セリフがほとんどなくて、音楽とパントマイムで語られるため、まるでサイレ
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落穂拾い(2000年製作の映画)

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ミレーの落穂拾いに着想を得て、グラヌール='拾う人'をテーマに、現代の拾う人を追って様々な場所を訪ね歩く。
アニエスが言う現代の拾う人とは、廃棄された食べ物や廃品、収穫後畑に残った農作物などの「ゴミ」
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

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「この映画はカラー撮影されたタゲレオタイプ。ここで暮らす人々の肖像だ。 」

パリ14区モンパルナスの一角にある庶民的な商店街、タゲール通り。世界で初めて写真撮影に成功したタゲールの名を冠したその通り
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パリのナジャ(1964年製作の映画)

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異邦人インパリ
留学生ナジャの目を通してパリの街や人々の日常を映す。

ボーダーシャツとスニーカー、ギンガムチェックのワンピ等々ナジャのファッションが何気に可愛いし、「あらゆる建前から離れることができ
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モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

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ロメールがTV向けに作った短編ドキュメンタリー。農場に嫁いだ女性の働く姿や村の風景などを淡々と映しだす。木になったリンゴを叩き落とすシーンが豪快で笑った。

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

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フランス南部の港町セートにある漁村ラ・ポワント・クールトを舞台に、離婚寸前の若い夫婦の愛に関する対話と、漁村の人々の生活を描いた、ヌーヴェル・バーグの始まりと言われるアニエス・ヴァルダの長編デビュー作>>続きを読む

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

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ロメールが社会状況を作品に反映させることはほぼないので本作は異色。
1966年のパリ大学の女子学生の日常を追いながら、女性の社会的地位の変化と移り行くパリの街並みを描いた短編ドキュメンタリー。5月革命
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男の子の名前はみんなパトリックっていうの(1959年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ロメールとの共同製作として企画された'シャルロットとヴェロニクの冒険シリーズ'第2作目。

ルームメイト女の子二人がそれぞれ街でパトリックという青年にナンパされデートの約束をする。二人はお互いのパトリ
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クレールの膝(1970年製作の映画)

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六つの教訓シリーズ5作目。
「僕は君のモルモットだ」
独身最後のバカンスで、作家の元恋人のネタ作りのための実験で、可愛らしいティーンの姉妹の'尻'ならぬ'膝'を追いかける中年男の話。1行でまとめるとお
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ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

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家庭教師が男の子に勉強を教える1時間の間の話。怠慢な生徒より雑な先生の方が印象強かった。特に先生の脚。妙にセクシー。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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元気もらった✨途中から踊りながら観てた。ライブ観た人さぞ気持ちよかったろうな。再上映決定だそうでコングラッツ👏自転車乗って帰るのが最高やな

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

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嗅覚障害を患う調香師アンヌと彼女の運転手を務めることになった男、二人の人生再生ストーリー。

エマニュエル・ドゥヴォス主演なのと、香りフェチ(以前少し調香の勉強していた)ので興味が湧き鑑賞しました。な
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ベレニス(1954年製作の映画)

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歯への妄執に取り憑かれた男の狂気を描いたエドガー・アラン・ポーの短編小説、ベレニスをロメールが翻案、主演を演じたホラー作品。撮影はジャック・リヴェット。色々貴重。

紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

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'一人の男性が二人の女性のあいだで揺れる'ロメール作品の原型ここにあり。主演はゴダール。サングラス無しの若きゴダールが見れる。

獅子座(1959年製作の映画)

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売れない音楽家が遺産を相続したと知り、自分は獅子座で運が強いという。しかしそれが早とちりで結局一文なしでパリの街を彷徨うことになってしまう…
デビューで暗い作品撮ってたんだな。汚いパリも描いていたこと
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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復讐映画だと耳にしてたのであまり食指が動かず伸ばし伸ばしにしてたけど評価か高いので観ました。

コメディチックだけどテーマは極めて重い。この映画の存在は社会的にとても重要だと思います。身近なテーマなの
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

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六つの教訓シリーズ2作目。
薬学部に通う内気な青年ベルトランは、遊び人で奔放な友人ギョームに内心憧れている。ギョームはカフェでナンパしたシュザンヌと付き合い始めるが、他の女に声をかけたり、度々彼女を貶
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

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六つの教訓シリーズの1作目。
二人の女性の間で(勝手に)揺れてる男の話。畜生の浅ましさ、というやつでしょうか、30分弱でとても綺麗にまとまったお話。小物(パン)を上手く使った演出が見事。後々こんなエピ
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