てるるさんの映画レビュー・感想・評価 - 112ページ目

シャフト(2000年製作の映画)

2.5

サミュエル・L・ジャクソンがワイルドな刑事、若かりし頃のクリスチャン・ベールが黒人殺しの金持ちボンボン息子を演じてる以外は可もなく不可もないアクション映画。

観たことはないけど、「黒いジャガー」とい
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メカニック(2011年製作の映画)

3.7

チャールズ・ブロンソン主演「メカニック」のリメイク。

オリジナルの静謐さは減退してるけど、暗殺方法や時代背景をきちんと現代版にアレンジし、それにジェイソン・ステイサムの派手めなアクションを加えた良リ
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メカニック(1972年製作の映画)

3.5

チャールズ・ブロンソンが寡黙で凄腕の殺し屋役。ある仕事をきっかけに、父の友人でもあり、暗殺組織の一員でもある男の息子を暗殺者として訓練することになる。

チャールズ・ブロンソンが完全に雰囲気イケメンす
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

ストーリーは至って単純。いつもの如く傲慢な科学者やら何やらがバカなことを考えて恐竜が逃げ出してパニック!
なので映画に芸術性などを求める人には敬遠されることは間違いないし、観たとしても酷評されるかも。
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PARASITE DOLLS パラサイト・ドールズ(2003年製作の映画)

2.5

設定や雰囲気は攻殻ぽいので割と面白かったけど、どうも何かのTVアニメのスピンオフらしいので、ついてけない部分あり。ラストも唐突感と尻切れとんぼ感があって微妙。

パラサイト(1998年製作の映画)

3.6

ロバート・ロドリゲス作品ではまともで割と王道なストーリー。他作品に比べて流血やグロシーンは少な目なので誰でも楽しめるSFパニックホラー。

宇宙人の侵略、登場人物達が誰が敵なのか疑心暗鬼になっていくと
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老人Z(1991年製作の映画)

3.5

高齢化社会とオートメーション化社会を風刺したSFアニメ。

老人を載せた実験段階の全自動介護ベッドがAIによって暴走する。
ストーリーだけ見ると怖そうだけど、コメディなので気軽に観られるし、きちんとエ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.8

偶然時をかける能力を手に入れた少女の、青春と成長のひと夏を切り取った邦画アニメの最高峰。

アニメならではの躍動感溢れるタイムリープは毎回笑わせてくれるし、思春期特有の男女の不確かで不安定な友情と恋心
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.8

女は一瞬の輝きのために人生を費やし、男は影で支えた。
色恋とは違う家族よりも強い絶対的な何かがこの二人にはあった。
その煌めきが消えたとき、男も一人いずこかに去る。
その時彼は何に想いを馳せたのかは知
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沈黙の要塞(1994年製作の映画)

2.0

沈黙シリーズ第2弾にしていきなりつまらなくなってしまった。

特に原住民に助けられたあたりからトーンダウン。
あれだけ油田やら山やら爆破しまくっててラストに無理やり環境問題訴えられても全然入ってこない
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沈黙の戦艦(1992年製作の映画)

3.7

沈黙シリーズの記念すべき第一作目。
つまるところセガール黄門様の始まり。

それまでは普通に刑事役ばかりだったのに、この映画から一定のセオリーが出来た。
セガール普通の職業に就いてる→悪役暴れる→セガ
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エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.8

自分がレコード屋で働くきっかけの1つにもなった映画。

迸る青春と音楽にまみれた職場は至高。これこそレコード屋の真のあるべき姿。それでもダサい音楽の象徴として描かれてるレックスを褒めなきゃいけないのが
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.0

鬼才ジャン・ピエール・ジュネの長編デビュー作。主演はジュネ作品常連のドミニク・ピノン。

とあるアパートに雑用係として住み込みで働きに来た主人公と、そのアパートに住む奇妙な住人達の珍騒動。
人肉を売り
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ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.3

ロバート・デ・ニーロがある野球選手に対してストーカー化していく様を描く。

かなり地味な作品だけど、仕事を失い、息子にも会えなくなったドン底デ・ニーロの、「もうお前しかいないんだ」という最後の笑顔を観
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生きてこそ(1993年製作の映画)

3.8

アンデス山脈に飛行機事故で取り残されたラグビーチームとその家族や知人たちの壮絶なる実話。

この映画で衝撃だったのは生き残るための人肉を食べるということだけど、食べること自体よりも、それぞれの葛藤を見
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ロード・オブ・セイラム(2012年製作の映画)

3.0

最もロブ・ゾンビらしい作品であり、最も訳の分からない作品。

主役のハイジ役はロブの嫁シェリ・ムーン・ゾンビ。ホワイトゾンビのPVで踊ってた彼女がこんな女優になるとは。

大昔に魔女裁判が行われたセイ
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山猫は眠らない2 狙撃手の掟(2002年製作の映画)

3.5

1とはパートナーがボキーム・ウッドバインに変更。
そして今回は市街戦がメインで、レジスタンスとの共闘もある。

銃撃戦や爆発シーン多め、軽い陰謀あり、ちょっとうるっとするシーンあり、アクション映画とし
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.3

あのインディペンデンスデイの続編だったので期待しすぎちゃった感があったかな。

20年前はこんな映像観たことない!って感じで大興奮だったんだけど、もはやCGが発達しすぎて映像では驚きがない。でもそれは
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ドリームズ・カム・トゥルー(2006年製作の映画)

4.0

邦題がダサすぎるけど、隠れた名作。

英語の綴りを覚えるのが得意な少女が、スペル大会優勝を目指して突き進む!
先生役のローレンス・フィッシュバーンの、威厳の中にも影を感じさせる演技が素晴らしい。

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ドッグ・ソルジャー(2002年製作の映画)

3.5

後に傑作キャットファイトホラー「ディセント」を撮ることになるニール・マーシャルのデビュー作。
荒削りだけど光るものがある。
ファンタスティック映画祭で観たときも好評価だったと思う。

ドッグソルジャー
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ダークサイド・ブルース(1994年製作の映画)

3.8

修正する…

地球規模の巨大企業ペルソナセンチュリーに支配された世界。そんな中でも新宿歌舞伎町は無法地帯として取り残されていた。
そこでペルソナセンチュリーに抗うレジスタンスに、謎の異能力者ダークサイ
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山猫は眠らない(1993年製作の映画)

3.0

トム・べレンジャーの代表作。

シンプル過ぎる原題「SNIPER」に対して「山猫は眠らない」という邦題が、初見の小学生の頃にはめちゃくちゃカッコ良く映った。
特に「one shot, one kill
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宇宙人王さんとの遭遇(2011年製作の映画)

3.3

タイトルからコメディを想像したら割とガチな作品だった。

中国語を話す宇宙人を捕獲、拷問をするイタリア政府。そこに連れられてきた女性通訳は人道的立場から行動を起こすが…。

まぁ確かに世界一の人口を誇
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

後世に数々の影響を与えてきたタイムリープ映画の傑作。
まずタイトルが秀逸すぎる。

低予算だし、あまり有名な俳優も出てないので当時は地味な扱いだったし、整合性がどうの、矛盾がどうのと批判もあった。
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ガールズ・ステップ(2015年製作の映画)

3.7

結論から言うと、面白かった!
地味、ガリ勉、ヤンキー、KY女子など、皆きちんとキャラが立ってるし、それぞれに見せ場もある。最後には地味ーズの面々を全員応援したくなるくらい若さと青春が溢れてる。

それ
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

2.5

簡単に言えば、コックリさんのアメリカ版ウィジャボードをやってしまったがために霊的なものに襲われるお話…つまるところ非常にありがちなストーリーで、恐怖描写や演出も普通、目立ったスプラッターもなく、俳優た>>続きを読む

スプリガン(1998年製作の映画)

3.5

『戦って、死ね。』

このいかついキャッチフレーズには痺れた。
オーパーツやライカンスロープ、スポンティニアスコンバッションなど、厨二病的要素がこれでもかと詰め込まれた原作を上手くまとめきれてない。
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.9

怪盗グルーのスピンオフ作品であり、グルーにおいてミニオンズ可愛い!!と思った人にはたまらないけど、ディズニーのような内容やメッセージ性を期待すると裏切られます(笑)

グルーでもミニオンズの出る場面を
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ノウイング(2009年製作の映画)

3.0

ニコケイのパニック映画の皮をかぶった宗教映画の1つ。
でもレフトビハインドよりは面白い。

最近の人類滅亡系の筆頭格である太陽フレア異常もの。
不気味な数字の羅列から地球の危機を察するあたりは面白い展
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

カート・ラッセルが久々にガッツリ出てたので、それだけで観る価値はあった。
他にもタランティーノ組のティム・ロス、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・マドセンなどが出演。更にはウォルトン・ゴギンズやチ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

青春×音楽。
これまでのジョン・カーニー作品の中でもダントツで良かった。

学園ヒエラルキーの最下層にいそうなメンバーでバンドを組み、音楽を通して恋し、成長する物語。
映画を彩る80年代のポップス、ロ
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レフト・ビハインド(2014年製作の映画)

2.0

ニコケイ主演のパニック映画の皮をかぶった宗教映画。

上空を飛ぶ飛行機の中から突然人が消失。時を同じくして地上でも消失していく人と残される人が。
あらすじだけを聞くとめちゃくちゃ面白そうだけど、やはり
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.0

『覗くな、狂うぞ』

ニーチェの言葉に「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ」というものがあるが、まさにそれ。

読むと人を狂わせる小説を書く作家を追いかける保険調査員が、本の中のストーリ
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ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.3

私が産まれる前に作られた映画なので、観る前はどうせトンデモニッポンが描かれてるだろうから、それを笑って観ようかなくらいのスタンスだった。
冒頭の、おひけぇなすって的なシーンでも嫌な予感しかしなかったけ
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ミスティック・アイズ(2011年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

結婚して幸せな夫婦の下に、突然戦場から夫の弟が帰還、そこから歯車が狂い始める…ジェイク・ギレンホールの「マイ・ブラザー」と似たような内容。これだけ聞くと面白くなりそうな題材なのに全て中途半端。
まず登
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フロム・ダスク・ティル・ドーン3(2000年製作の映画)

2.8

1より前の話。舞台は完全に西部劇の世界。意外にも前半はちゃんとしたウェスタンしてる。

2よりはきちんと前日譚として話が繋がってる。100年前のティッティツイスター、100年前の地獄のサンタニコ、そし
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