B姐さんさんの映画レビュー・感想・評価 - 68ページ目

B姐さん

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マジェスティック(1974年製作の映画)

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とにかくメチャクチャなんだけど、めっぽう面白い。
特別な理由は、脚本がエルモア・レナードということではなく、監督がリチャード・フライシャーということでもない。
こういう映画の主役はイーストウッドではな
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軍用列車(1975年製作の映画)

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ジェリー・ゴールドスミスの全くやる気のない、やっつけ仕事のような音楽が流れタイトルバックが出た時の不安が的中。

役者は皆芸達者なのにやけに中途半端なこの感じは、完全にテレ東「午後のロードショー」であ
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皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(2013年製作の映画)

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「手にはAK-47 肩にはバズーカ 邪魔する奴はぶっ殺す」

メキシコの麻薬カルテル、マジヤバいっす的な歌を「ナルコ・コリード」というらしい。そーいうのが今メキシコじゃ大ヒット。ステージではマシンガン
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真珠の頚飾/真珠の首飾り(1936年製作の映画)

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個人的にはまあまあだけど、映画館は爆笑の渦(そして何故か場内女子率が高い)。

でもさあ、<特に>ディートリッヒみたいな女がゲイリー・クーパーみたいな男に惚れるか?と野暮なことを考えつつ、女のコたちの
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生活の設計(1933年製作の映画)

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相変わらずミリアム・ホプキンスは可愛いし、ストーリーも軽妙洒脱だが『極楽特急』の方が面白い(まあ比べるのもなんだが)。

映画通の人たちから馬鹿にされそうなので大きな声では言えないが、この頃秘かに思っ
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山猫リュシュカ(1921年製作の映画)

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『牡蠣の王女』の時も思ったが、人員物量作戦ともいうべきモブシーンの過剰さがすごい。そしてダリがデザインしたようなシュールな美術セットもすごいが、ショットが変わる度にフレームの形も変わるというアイデアも>>続きを読む

牡蠣の王女(1919年製作の映画)

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ゴダールの『はなればなれに』以来、真似したくなるようなダンスを映画内で観なかったが、これはやってみたい。

@シネマヴェーラ渋谷(5/12/2015)

*未DVD化だけどこんなところに。https
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ワイルド・アパッチ(1972年製作の映画)

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アルドリッチは「先住民の斥候兵と若い中尉との関係を軸に作劇したかった」とのことを言ってるが、バート・ランカスター扮する斥候長が中尉を「導くもの」として機能していて、個人的にはグッとくる。

「ヴェトナ
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傷だらけの挽歌(1971年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

常識的で倫理観があり一見すると「普通」に見える家族は、映画内だとよく「家庭の閉鎖性」とか「家族の崩壊」が描かれるが(まあ現実でもそうだが)、『悪魔のいけにえ』を例に出すまでもなく「どうかしている犯罪一>>続きを読む

甘い抱擁(1968年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイトル、DVDのパッケージを見るとなんか「人間讃歌」の感動ものをほとんどの人が想像するんじゃないだろうか。少なくともオイラはそう思った。んで観たら、レズビアンのおばさんが大暴れするという全然違うもの>>続きを読む

飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

砂嵐に見舞われた飛行機がアフリカかどっかの砂漠に不時着し、乗員乗客たちがサバイブしていくという話。

映画が始まって10分もたたないうちに真っ先に命を落とすのがウィリアム・アルドリッチ。そう、監督の実
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっぱりラストは『サンセット大通り』の「クローズアップ」を思い出す。こういう心理スリラーものって「どんでん返し」があると、オチのための作劇になりそうだが、アルドリッチの演出はそんなことはしない。

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テキサスの四人(1963年製作の映画)

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冒頭開始約20分が一番面白く(タイトルクレジットの出しかたがカッコいい)そのあとは完全に失速。ほとんどシナトラ一家の余興のよう。カメオ出演に三ばか大将も出てたりする。

フランク・シナトラとディーン・
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ヴェラクルス(1954年製作の映画)

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バート・ランカスターの映画人生の中でも魅力的な役の一つじゃないか。その複雑な役柄をすごく楽しそうに演じている。

だからゲーリー・クーパーには申し訳ないが引き立て役、ヒドく言うとお供え物にしか見えない
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アパッチ(1954年製作の映画)

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中盤でのアパッチ族、マサイの戦い方はまさにランボー。ルックスもランボーっぽい。赤いハチマキみたいなものも同じだし。
ランボーのモデルってマサイだったのかもしれん。

しかしバート・ランカスターのインデ
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天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

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面白いっちゃ面白いが物足りない感のほうが強い。
テンポも少しもっさりしている。

でも終始観ている時はスクリーンに映るテクニカラーの映像を観ながら多幸感に包まれてぼーっとしていた。

@シネマヴェーラ
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極楽特急(1932年製作の映画)

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平日なのに映画館満員。館内がもあっと暑く、隣のオッサンが終始団扇でパタパタしていたが、完全に素晴らしき“夢の世界”にいたので全く気にならず。

昔観た時は、よく出来た脚本だから誰が撮っても同じ、という
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果てしなき蒼空(1952年製作の映画)

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間接がはずれたカーク・ダグラスの指を「つめる」シーンがあるが、すごくアッサリ(ホークスってたまにこういうことをやる)。そのユーモアたっぷりの演出にデジャヴ感があったのだが、それは『仁義なき戦い』の菅原>>続きを読む

ヨーク軍曹(1941年製作の映画)

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ジョーン・レスリーって誰かに似てるなあと思っていたら、昔の榊原郁恵って結論になりました。

DVD(5/7/2015)

コンドル(1939年製作の映画)

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死すらあっさり描くユーモアと歌。そして欠点のある人間がチャンスを与えられ、自尊心を取り戻すサブ・ストーリー。とまあ、ホークス映画に出てくる要素がテンコ盛り。ああたまらん。
特に、プロフェッショナルに対
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暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

*再鑑賞して気付いたことメモ

・脚本がベン・ヘクト
・フランケンシュタインでおなじみのボリス・カーロフが出演

そしてポール・ムニ、アン・ヴォーザークの兄妹の近親相姦の匂いがプンプンなこと。もちろん
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白熱(1949年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ギャグニーのキャラ造形も凄いが、ギャグニー自身の演技が凄まじい。そのイカレてるキャラクターを増幅推進させるのがトンデモな母親(マーガレット・ワイチャーリイ)というのが、これまたいい。『暗黒街の顔役』『>>続きを読む

夜と霧(1955年製作の映画)

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人間の尊厳が、当たり前のように、文字通りゴミ扱いされ、ブルドーザーで運ばれ捨てられる。

これ、約70年前、つい最近の出来事。

DVD(4/25/2015)

SHOAH ショア(1985年製作の映画)

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ポーランドのゲットーのことに関する自分の無知さかげんに驚愕し、こんなことならアンジェイ・ワイダの『地下水道』とかちゃんと観とけばよかったと後悔。

被害者側のユダヤ人の言葉にも揺すぶられるが、いろんな
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

昔のゴダールのようなタイトルバックが始まり、“流麗”で、“洗練”された撮影技術“そのもの”に感嘆していたのだが、途中から、奇をてらった感満載のカメラワークに恐ろしく飽きてきて「いい加減(カット)割れば>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ある時は自分の娘がティーンで孕もうが理解ある父親で、ある時は嫌みな新聞編集長のJKシモンズが「ハートマン軍曹 *」化し、貧乏で孤独でコンプレックスが強いヘタレな少年とジュリアード音楽院みたいな所でぶつ>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ワンという監督はサービス精神旺盛だ。そしてあざとく、いやらしいぐらい“うまい”。ツボをよく知っている。

開始から1、2分ぐらいで、主要登場人物のキャラ、行動原理、ストーリーの背景をサクッ
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

少人数VS少人数の戦いが世界各地を股にかけて繰り広げられるので、地味なのか派手なのかよくわからないが、戦車とか飛行機とか色々出てくるので派手ということだと思うのだが、印象は地味というのはどういうことだ>>続きを読む

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

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「犯罪者のファンタジー映画」と完全に化した「ワイスピ」が「仲間」とか「友情」とか「家族」とかを持ち出して来て、「横浜家系ラーメン」状態になっている。だからこの映画の「MEGA MAX」とは「全部のせ>>続きを読む

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「不良たちのファンタジー映画」だったものが「犯罪者たちのファンタジー映画」とギア・チェンジをした印象。

猛烈なスピードでトンネルの中を何台もの車が連なって走る序盤のシーンがいい。

お兄ちゃんの仲間
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

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コミック感満載だった「ワイスピ」が日本が舞台ということで完全に「MANGA」化した本作。でも一昔前の不良漫画。
だから本宮ひろ志原作といっても信じてしまう。

「どうせヒドい映画だろう」とタカをくくっ
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

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この頃いろんなところで目にする「普通に面白い」という表現。
「普通に」ってどーいう意味だ?と常日頃思っていたのだが、本作はまさに「普通に面白い」B級ムービーだった。

だからCGについてとか細かいツッ
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「復讐」のゴアシーンはなかなかで、アクションもいいし、撮影も悪くないし、演者も達者だし、悲惨な目にあう女の子たちも可愛い、エロ要素もちゃんといれてる。これでもかと言わんばかりの「全部のせ」映画なのに恐>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

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相変わらずジュリアン・ムーアは神経衰弱情緒不安定な感じで、いつものようにミア・ワシコウスカは捻くれて口を尖らかして何を考えてるのかわからない風に演じているのだが、ハリウッド自体がどうかしているところな>>続きを読む

アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

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ジョナサン・グレイザーのPVはレディオヘッドにしろビョークにしろ映画『モテキ』でパロディにされてたアンクルのやつとかオモロかったのに、映画だとこうもダメなのか(これしか観てないからわからんが)。とにか>>続きを読む

グライド・イン・ブルー(1973年製作の映画)

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「『イージー・ライダー』と双璧をなす、アメリカン・ニューシネマの隠れたマスター・ピース!」との惹句がDVDの裏に書かれているが、双璧かどうかはともかく「裏イージー・ライダー」というのは確か。

ニュー
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