『マザー/アンドロイド』
原題Mother/Android.
製作年2021年。上映時間110分。

マットソン・トムリンが脚本・監督を務める、アメリカのSFスリラー映画。出演はクロエ・グレース・モレッツ、アルジー・スミス、ラウル・カスティーリョ。

アンドロイドたちの反乱によって危機的状況となった世界を舞台に描くSF。妊娠中の女性とその恋人が、安全地帯まで何とかたどり着こうとする。

クロエ・モレッツはかなり頑張ってたなぁ。
生まれつき才能のある女優やし当然やろけど。
今作品の彼女は、大人の主役として映画を引っ張ってました。
しかし、残念なことに今作品は個人的に嵌まらなかった。
クロエは、難なく映画をこなしてるようやったが(妊婦さんのラマーズ法教室とかに足げに通い演技に向かったそうです)、彼女自身には愛着もてても、主人公がクロエではなかったら共感できるキャラやったか疑問です。
勿論、それは彼女のせいやなくて、彼女に与えられた背景や、動機は気薄で、彼女が何者であるかについてのなんら洞察もありませんでした。
物語が始まると、基本的に赤ちゃんを産むための安全な場所を探すことがメインテーマで捻りのないキャラやったし少し退屈すら感じました。
彼女とサム（赤ん坊の父親）の間には多少の化学反応はあったにせよ、こちらも薄かった。
彼は悪い俳優ってわけじゃなくフレッシュな王子様のようなカリスマ性はない。
また、彼には何の背景も、2人の関係も、彼が個人として何者であるかについての洞察も与えてくれなかった。
(彼女や彼女の仲間たちが知っている唯一のブラックであること以外は）。
確かに、冒頭で『白人はみんな特権階級の俗物や』みたいな雰囲気が漂う。なぜなら、ドラマチックなSFやマシーン、そしてAIの台頭する映画に本当に必要なんは、不器用に詰め込まれたアイデンティティの政治やからです。
サムは最初、繊細で粘着質に見えるが、後にどういうわけか野生的でベア・グリルスになり、
ある時、軍人と戦い（画面外）、　
後に『その男の頭蓋骨を骨折させた』と説明されてた。
彼は、ストーリーが必要とするときに必要なものであれば何でもありで、それは、素人が書くのは烏滸がましいけど、悪い書き方やし、
しかし、それはキャラの問題たけではなく、すべてが平凡に感じました。
セリフも不自然なことが多く、時にはどこからともなく出てくる。
この作家は、実際の人間同士のやりとりを見たことがあるんやろかと疑った。
今作品自体、AIによって書かれた最初の脚本なんかと。
申し訳ないけど、明らかにビジョンやスタイルに欠けた経験の浅い監督やと思います。
多くの登場人物が、説得力を持たせるために、とても静かに、そしてあまりにも誠実に話している。
これは明らかに演出が不足してる。
また、ひどい話し方も、凡庸な俳優と下手な演出のコンボやと思う。
編集は悪くはないし、かといって際立っているわけでもない。
カラーグレーディング(画像や映像に色彩の補正を加えることで、作品に臨場感や雰囲気を出し、完成イメージに近づける工程)も特筆するもんでもかなった。
フラットで、グレーで、コントラストとトーンに欠けていたし、同じく色調に欠けてました。
YouTubeのトップ撮影監督の1人が、まともな機材を使ってチュートリアルで見せるのと同じくらいの出来栄えかな。
緊張感があって魅力的なシーンもいくつかあったけど、全体的にアクションやサスペンス、登場人物に関心を持たせるものがないのが残念でした。
脚本にパンチを効かせ、より良い作品を作れる人材をもっと集める必要があった映画と思われる。
一人の有名人(クロエ)を起用して、その人に映画を担わせようとした感が強い。
そして、本当に才能のあるスターが一人いると、他のキャストがいかに才能がないかを露呈する映画になってしまう。
今作品を見ると、クロエ・モレッツが贔屓目でかわいそうに感じた。
まるで誰かの好意に甘えているような場面もあり、とても残念です。

どーもどーも先日絶対に失敗しない料理と言われるポトフで失敗しましたラーチャえだまめです。いやー実家で母親が作っていたポトフを真似してやってみたんですが、いやー1時間以上煮込んでも全然野菜が柔らかくならないって……光熱費オバケかよッ！！……てそんなことはどーでもよくってそんないつの時代も「“マザー”は偉大」ってこと……腹を痛めて産んでくれてナマステ〜♪したくなる映画を本日はご紹介


【マザー/アンドロイド】！！！北米ではHuluで配信されているらしい日本ではNetflixだけかな？いやー最近トムとジェリーと共演したかと思えば日本で今年4月に公開されるドB級の臭いしかしないモンスター映画「シャドウ・イン・クラウド」にも出演している我らがクロエ・グレース・モレッツがなななんと「母親」役に初挑戦！！したという！？ハリポタ俳優もイメージ払拭したすぎて相変わらずの髭ズラが止まらない自身のヒット作“ヒットガール”から様々な映画に出演、“子役”というイメージから払拭したがっている？今回そんな想いがなんとなく伝わって参りました。


しかも今作をプロデュースしたのは今世界中から最新作を待ち焦がれている「ザ・バットマン」のマット・リーヴス！！ということは？クロエが過去にリーヴス監督とタッグを組んだ“ただの焼き回し”なんて当時は言われていたけど私はオリジンよりこっちのほうが好みだった吸血鬼少女と少年の哀しき恋模様を描いた「モールス」から12年越しの再タッグ！？いやーこれは気になって参りました、「アンドロイド」なんてついたタイトルにろくな映画なんてｎ……チョ・マテヨ！の安堂ロイドもビックリのある日突然暴走をはじめた未来のせかぁーいのぉー♪ヒト型ろぼっとぉー♪どんなもんだぁーばぁーぶぅー……“そして世界は崩壊した”らしい？？そんな世界で賢明に生き延びお腹に宿した赤子の出産に備え逃亡生活を続けるとある若い夫婦を描いた「マザー/アンドロイド」！！あまりにありふれた設定からの払拭なるか？






“SF”の皮を被った“戦争”に巻き込まれた一般“夫婦”の物語





これなんじゃないかと思うのです。だって“なんでアンドロイドが突然人類に反乱を起こしたのか”とか、そもそも本作に登場する生身の人間にしか見えないアンドロイドについて詳しく語られるシーンがないからなんですね。この映画では物語を盛り上げるちょっとしたスパイスでしかなく、むしろ“SF映画である必要性”すら全くありません。物語はクロエ演じる若い州の名前かよ！ジョージアと名乗る若い妊婦さんのためにその夫が、崩壊した世界でなんとかジョージアの宿した“新しい命”を安全な地で産ませてあげたい！と近道でも危険な道を選ぼうとする一方で、遠回りでも確実に安全性を高めながら産みたいと願うジョージアとの“親の対立”だったり？戦火の中で一体どうやって子供を育てるべきか？「子供にとっての“最善策”とは？」とか、色々考えさせられる話なんですねー。




↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact

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なんか可哀想な結末。