暑くなってきたし脇の下からチンチンが生える映画を観たいなあ。なんて人におすすめ

うらすじ
事故後の手術でワキンコが生えた主人公、新型ワキンコウィルスをばらまきサンタが巻き添えを喰らう話

黒バーグ師匠の初期作品。クリーチャーはただの針が生えたチンコなので地味だ。

意味のないロックダウンやワクチンパスポートなど、いまだに新型コロナウィルスでバカ騒ぎしてるどっかの国の現状に通ずるところもある。

余談ですが最近飼ったチワワンコが私の言うことだけ聞きません

欲望にまみれたクリスマス！

交通事故で皮膚移植したら何故か性欲お化けになってしまった美女が、男女気にせずナニをぶち込んでいく変態ホラー。前作の『シーバース』でも性欲パラダイスとか作ってたけど、クローネンバーグさん性欲を爆発させる映画好きやな！

ソスカ姉妹のリメイク版が案の定DVDスルーになってレンタル開始したので急いでオリジナルを。感染系ってことだけ知ってたのだけど、まさかワキに女性器ができてそこからち◯こが生えてくるとは思ってなくて笑った。クローネンバーグさんはワキフェチなのかな😂

クローネンバーグといえば、テクノロジーによる肉体なり精神なりの変化をいつも描いてるイメージだけど、それは本作でも同様。交通事故とその治療を起点として肉体と精神が変容をきたすのは中でも後の『デッドゾーン』を想起させる。

また、前作の『シーバース』とも非常に良く似ている。冒頭三視点で物語を始め、それらを急激に交差させる導入や、性欲を爆発させて周囲に伝搬させ、人間の本質としての欲望とそれを抑え込もうとする文明側の抵抗へと物語の舵を切る展開もそのまま踏襲されている。

そもそもクローネンバーグの描く変容は人間に元々備わっている根源的な本能を身体に纏わせることで、内面（本能）と外面（肉体）を一致させようとする象徴的表現であると思う。だから彼の描く変容は、現代を生きる文明人こそが、「文明に毒された精神」（思考）により肉体を変容させた（＝本能を押さえ込んだ）矛盾だらけの存在だと指摘するところに本質があるのだと思う。

性欲お化けに変身したロージーがもがき苦しむのは、体の中から洪水のように溢れ出してくる欲望とそれを抑え込もうとする精神・理性の戦い。心も体も本能の権化と化したロージーを起点として広がる本能化の伝搬はとどまることを知らず、人類は暴力的手段を使ってそれを抑え込もうとする。まるで人間の本質がこんな醜いものなわけがないと臭い物に蓋をするかのように。そして迎えるラストシーンは、体と心が一致したあるがままの「人間」をゴミのように捨て去る現代人の矛盾した気持ち悪さを観客側に突きつける。

そんで面白いのは『シーバース』の時もそうだったけど、クローネンバーグさんは男も女も気にしないところ。女のワキに女性器ができてそこからち◯こ生えるってだけでもうヤバイもんね。襲う相手も男であれ女でアレ構わずにぶち込んで恍惚の表情浮かべてるし。とりあえず人間であれば良いみたい。すごいなぁ🤣

• #ホラー映画と怖い映画
• #ホラープレデター部

" I'm still me…"

【STORY】
　怪我した女性の腕に施された特殊技術 "中性化皮膚移植" は、彼女の腋に恐るべき "ナニか" を発生させてしまった…
　それが血を求め暴走するたび犠牲者は増えていき、社会が大パニックに…！


【一言まとめ】
●腋から尖ったナニが⁉︎
●暴力が広がっていく…
●抗えない苦しみが切ない
●サンタさーーーん😭


【感想】
《D.クローネンバーグ3貫①》3貫目
　腋から尖ったナニが出てきたら面白いな、なんて発想、どれほど狂ったら出てくるんでしょうか😅

　シーバースでは性欲が広がっていきましたが、今作で広がっていくのは暴力性。こちらはほぼゾンビ映画ですね笑
　ヒロインのローズも望んで暴力を広めているわけではなく、抗えない苦しみがなんとも切ない作品でした。

　リメイクもされてるんですね！観なければ！

　というか、サンタさーーーん😭
　1番の被害者…可哀想過ぎる。警察！「なんて事だ」で済むか！！笑


　最後はしっかり物語として満足させられるラストで良かったです！

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観た回数:1回
直近の鑑賞:レンタルDVD(20.10.29)

• #つくね用:1977年製作
• #つくね用:1978年公開
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• #1970年代後半のホラー・スリラー
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