露骨にタイムパラドックスを説明してくれる、裏本風味の良品タイムスリップもの

宣伝文句に主人公が過去へタイムワープする動機が不純とあるが、私から言わせれば、過去の自分にアドバイスするためのタイムワープほど純粋で崇高な動機はない。

しかも将来女にもてるため、子どもの自分に「とりあえずギター習っとけ！」とサジェスチョンを与える行為は、真理ですらある。
※自分の知り合いに、もてないギタリストがいるが、そんなのは特例で、おおむね、ギターひける奴はもてるのだ。知り合いちゃん、引き合いに出してめんごね。

そういった半径数メートルの動機ではなく、歴史を変えたいとか、むしろそういう動機のほうが不純であると、かのアインシュタインもそう証明した、かどうかわからない。

さて、タイムパラドックスについては、他の映画レビューでも書き散らかしてきた自分だが、簡単におさらいしたい。

・タイムマシーンで自分が過去に戻り、過去の自分に一度でも会ってしまうと、現在に戻ると、自分が二人いることになるという矛盾

ファーストキスの松たか子が15年前にタイムワープすると、15年前の自分をみかける。

15年前に松たか子が二人いるという状況は、戻った時の世界には、15年前の松たか子の15年後の松たか子がいなければならない。

つまり、戻ると松たか子が二人いることになるはずだ。

ファーストキスはそのあたりをごまかしているが、本作は明確に説明している。

話をもとに戻すと、近場のタイムワープで過去の自分に何度も会ってると、もともとの最初の自分以外に、タイムワープした自分にも遭遇してしまうという、あわせ鏡状態の無限のパラドックスに陥ってしまう。

この映画はそのパラドックスを逆手にとったシナリオで、まあ楽しい。

バック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公もやれなかった（やるはずもないが）反則技もさらっとやってしまう。

そして、笑えるのがエンドロール、

-- Cast --

リチャード Anthony Gooley
リチャード Anthony Gooley
リチャード Anthony Gooley
リチャード Anthony Gooley
リチャード Anthony Gooley
OLDリチャード Anthony Gooley

同じキャストと俳優が6人出てくる（笑）

監督、よくわかってらっしゃる。

SAMANSAアプリお試し視聴続いてます。今回はタイムトラベルをテーマにしたコメディ。極めて不純な動機でタイムスリップしたリチャードが、子供だった頃の自分にギターの練習をするようにと説得するというお話。最初のうちは良かったけど、次第に訳が分からなくなり収拾がつかなくなる展開になって行き、最後は何がなんだかさっぱり🤷‍♂️とりあえず過去を変えたらとんでもないことになるということだけは理解できました😓

• #62355samansah

タイムスリップの使い方がくだらな過ぎてすごい笑