【音楽映画のススメ】
～ 音楽と映像の素晴らしき
　　 コラボレーション

◆作品名: ウエスト・サイド物語 (1961)
・作品のジャンル : ミュージカル
・楽曲のジャンル : オリジナル

〈本作の粗筋〉 allcinemaより抜粋
・ニューヨークのダウンタウン、ウエスト・サイド。移民の多いこの町では、かねてから対立関係にあるベルナルド率いるプエルトリコ移民のシャーク団と、リフ率いるジェット団の2つのグループが、ことある毎に衝突を繰り返してきた。
・ある日、ベルナルドの妹マリアは、兄たちシャーク団に初めてのダンス・パーティへ連れて行かれる。そこへジェット団のメンバーも現われ、2つのグループは競うように踊り始めた。そんな中、マリアはジェット団の元リーダー、トニーに出会い、互いに心を奪われる。だが、それは許されない恋の始まりだった…。

〈見処〉
①ダンス、音楽、永遠の青春——
エンターテインメントの原点がここに！
・『ウエスト・サイド物語』は、1961年に製作されたミュージカル・ドラマ映画。
・本作は、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を元に、1957年にブロードウェイで上演された同名のミュージカルを映画化したもの。
・監督は、本作の４年後に『サウンド・オブ・ミュージック』も手掛ける巨匠ロバート・ワイズと、ミュージカル版を手掛けた演出家のジェローム・ロビンスが共同で務めている。
・主演のナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー。アカデミー賞では、11部門のノミネートを受け、作品・監督・助演男優（ジョージ・チャキリス）・助演女優（リタ・モレノ）・撮影・美術・音響・編集・衣装デザインに加え、当然ながらミュージカル映画音楽賞と10部門の受賞を果たした。
・2004年にアメリカ映画研究所(AFI)が発表した「アメリカ映画主題歌ベスト100」では、本作の楽曲「Somewhere」「America」「Tonight」の３曲がランク・イン。
・また、同じくAFIによる2006年の「ミュージカル映画ベスト」でも、本作は第２位に輝き、ミュージカル映画の代表作として、現在に至るまで世界中にて愛される作品である。(ちなみに、第１位: 『雨に唄えば』、第３位:『オズの魔法使』、第４位:『サウンド・オブ・ミュージック』)
・本作は、後世の作品に多大なる影響を与えているが、マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」のPVもそのひとつである。

②結び…本作の見処は？
◎: シンプルなストーリー展開ながら、所々で全体俯瞰するような画面の構成とカラフルでダイナミックな踊りが、60年前とは思えないほどの鮮度を保つ作品。とくに冒頭部分は、音楽のみ→ダンスのみ→ミュージカル→ドラマパートと演出の領域が広がる見事な内容。
◎: 「Cool」「America」「Tonight」など、誰もが一度は耳にしたことがあろう楽曲の数々は、現在でも錆び付かない名曲たち。
▲: ナタリー・ウッドをはじめとする、本作の主役級の俳優たちの歌は大部分が吹替えだそうだ。不朽の名作ながら、俳優たちのパフォーマンスは、現在のハリウッド俳優たちが優れているように感じる。

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• #戴冠！アカデミー作品賞

『ウエスト・サイド物語』
映倫区分G
原題West Side Story.
製作年1961年。上映時間152分。

大ヒットブロードウェイ・ミュージカルを、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家のジェローム・ロビンスが共同で映画化米国作品。

ニューヨークのダウンタウン、ウエスト・サイド。
移民の多いこの町じゃ、前から対立しとったベルナルド率いるプエルトリコ移民のシャーク団と、リフ率いるジェット団の2つのグループが、ことある毎にバトルを繰りひろげとった。ある日、ベルナルドの妹マリアは、兄ちゃんたちシャーク団に初めてのダンス・パーティへ連れて行かれる。
そこへジェット団のメンバーも現われ、2つのグループは競うように踊り始めた。
そんな中、マリアはジェット団の元リーダー、トニーに出会い、互いに心を奪われる。
せやけど、そりゃ許されない恋の始まりやった。。。

1960年代の初めの日本を席巻したミュージカル映画が本作品っす。
赤シャツのジョージ・チャキリスが脚を高く上げて踊る姿、激しい米国の賛歌や、ロマンティックな『トゥナイト』のメロディと共に、回りの中学生たちがみな指を鳴らしてニューヨークの不良グループを真似ていたそうっす。
このお話は、現代版ロメオとジュリエットの悲劇。
イタリアが舞台のシェイクスピアのクラシックな純愛劇のイメージと、1960年代の日本の文化から想い描けないようなニューヨークのアナーキーエリアのイメージのずれが新鮮で、青春エネルギーの水位が信じられないくらいに高くて当時の日本人は圧倒されたんやろな(生まれてへんし、あくまでも人の話しと想像で)。
今作品は今も変わらない米国ちゅう移民社会で、共同体主義の社会における、宗教と社会の関の問題の根の深さを描いてる一面があるんやと思う。
ところで、舞台となったウエスト・サイドは撮影当時、再開発のために住民が移住させられとって、ゴーストタウンになってたそうで、ここをそのまま使って撮影。
ミュージカルはスタジオの中で撮影するもの？が定説の時代に、外に飛び出したちゅうことは話題になったんやろなぁ。
グループの構成で、ジョージ・チャキリスが演じとるベルナルドの率いるシャーク団が、
波多黎各(プエルトリコ・ヒスパニック)系だということは、米国における波多黎各人がアフリカンアメリカンよりもさらに差別を受ける最底辺かな。
波多黎各(プエルトリコ)は米国の自治領ということになっとって、今は米国のパスポートを持てるようやけど、ウエストサイド物語の時代には、明らかに外国人の移民として米国人じゃないと差別されとる。
人種的には明らかにラテンアメリカンと近く、西班牙(スペイン)語が基本。
作中、罵倒されているところから見ても、インディオなど先住民と征服者スペイン人との混血というイメージなのかな。
私的ながら今作品が良いのか、やはりシェークスピアが偉大なんか。
そんな佳き作品でした。

「ウエスト・サイド・ストーリー」
じゃなくて
「ウエスト・サイド物語(ものがたり)」
なんですよね！　よく考えたら。
時代を感じます。　ダサっ😅。
スピルバーグ監督のリメイク版は「ストーリー」のタイトルで公開されるようで、ひと安心です😮‍💨。
という事でスピルバーグ版の前に本作を予習を兼ねて鑑賞。
・・・と思ったら。
鑑賞した翌日、なんと来年2月に公開延期を知り大ショック🤯！
なんで！全米公開日は変わらないのに。😡

2003年のリバイバル上映時に鑑賞済。
大スクリーンで見る迫力のダンスミュージカル！
最高でした！💃🕺

とにかく 152分が あっという間 だった。
オープニングからラストまで全編がクライマックス！
本作でアカデミー賞を受賞したジョージ・チャキリス と リタ・モレノの華麗な歌、ステップ、ダンス💃🕺。
もう この二人だけでお腹いっぱい。

マリア と アントンとの淡い恋。
こちらも十分に魅了されてしまうのだが、脇役のベルナルドとアニタの存在感が強すぎて主役二人のロマンスが霞んでしまうほど！
もう、とにかくずーっと観ていたい。映画としてもミュージカルとしても完璧な作品。
あゝリメイク版公開前に本作を IMAX でリバイバル上映してくれないかなぁ。🤲
とても本作が60年も前に作られた作品だなんて信じられない。
『ミュージカル映画』の原点。
「レ・ミゼラブル」「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」を見て感動したけど「ウエストサイド物語」は まだ観た事がない。というそこのあなた！
やばいですよ😂😅！

スピルバーグ監督が「宇宙戦争」以来、久々に挑むリメイク作！
この名作を巨匠スピルバーグがどう 作り直す のか！
今から楽しみです😃！


リバイバル上映時 2003年 1月。
ニュープリントデジタルリマスターバージョン。
ル・テアトル銀座
💺772席
客入り　8割以上埋まってた。

映画館ではなくホールなので
椅子が固い&背もたれちっちゃい！😅
お尻と腰が痛くてたまらなかったが、
貴重な映画体験でした。

2013年5月31日。惜しくも閉館。


上記にも書かせてもらいましたが、
スピルバーグ監督版
「ウエスト・サイド・ストーリー」は
2021年12月10日の公開日から
2022年2月11日に延期になりました。

楽しみにしていた方々。残念ですよね！
延期の理由を知っている方、
どなたか教えてください😭。