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ファスビンダーのケレル

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『ファスビンダーのケレル』に投稿された感想・評価

3.3
 雑然としたバーの店内で踊る一組の男女。顔にシワの刻まれた少し年配の女は、流れ者のフラメンコ・ギターの演奏をバックに、若い男と抱き合い踊る。それをカウンターから苦々しい表情で睨みつける1人の黒人男性。カウンターの前にはあからさまにゲイのコスチュームに身を包んだ男が、自分のパートナーを若い男に取られても平気なのかと言い放つ。バーの店内にいる住人たちは、純粋に客と店員としての付き合いではない。港町ブレストのバーでは女将であるリジアーヌ(ジャンヌ・モロー)がトランプ占いをしている。一見して女たちの姿は見えないものの、水平たちの売春宿になっているのは誰の目にも明らかだろう。女は黒人の夫と所帯を持ちながら、年下の男ロベール(ハンノ・ペシュル)に近々、あなたの生き別れた兄弟が訪れるかもしれないと一つの予言をする。すると間髪入れずに一艘の船が港にたどり着き、ケレル(ブラッド・デイヴィス)は唐突に現れる。長年離れて暮らしたケレルとロベールだが、男同士の特殊な出会いにテレパシーを感じ、一瞬身構えた後、熱い抱擁を交わすことになる。彼はおもむろにカウンターを訪れ、バーの店主ノノ(ギュンター・カウフマン)に阿片の密売交渉を持ちかける。

誰からも愛される不思議な男ケレルが持ち込んだ一つの事件(波紋)。それに翻弄される一群の男たち。彼は実の兄弟であるロベールの愛人リジアーヌの身体を狙っているが、その肢体にはなかなかたどり着かない。ノンケとして生きてきた男は初めて男を受け入れ、知らなかった恍惚に悶える。港町に辿り着いた巨大船は明らかにセットであり、そのオレンジがかった作為的な書割の背景が全編夢のような生温かい空気を醸成する。『出稼ぎ野郎』や『ベロニカ・フォスのあこがれ』に代表される白昼夢のような錯乱したモノクロ作品の世界に対し、淀んだ暖色であるオレンジの色味、据え置かれたカメラによる演劇的なロング・ショットは、極めて様式化された異性関係、同性関係を露わにする。肌の上で玉のようになった夥しい量の汗、官能に悶える男たちの恍惚とした表情、極めて露悪的な関係性が、オレンジ色に素描されたフレームの中で弛緩し、繰り広げられる。そこに唐突にもう一人の部外者が名乗りを上げる。殺人を犯し、刑事に身辺を嗅ぎ回られ、今は国中を指名手配になったこの男こそが、ジル(ハンノ・ペシュル)という男であり、生き別れたロベールと同一化した二重に倒錯した男なのである。

今作はジャン・ジュネの『ブレストの乱暴者』の映画化である。男たちのある種倒錯した世界は、当初サム・ペキンパーやロマン・ポランスキーに企画書が持ち込まれたものの、最終的にファスビンダーに映画化権が渡る。狭いコミュニティ内での倒錯した愛情とすれ違い、中盤以降に訪れる同性愛の崩壊場面は、まさにファスビンダーにしかなし得なかったであろう数々のイメージを孕む。視覚的に相似形の兄弟はケレルにとって合わせ鏡のような人物であるが、ロベールにそっくりなジルに貫通を許すことになる二重三重の自己矛盾と倒錯性はファスビンダーにしかなし得なかったであろうショッキングな事態を及ぼす。ジャンヌ・モローというフランスの稀代の大女優は別として、女性映画だと思われてきたこれまでのファスビンダー映画とは違う、グロテスクな男根のオンパレード。美しい水夫のケレルはバーの店長や明らかにゲイである警察官とアナル・セックスに興じる。それは自らの罪である殺人を中和する痛みに違いないのだが、そこで生涯の伴侶となる人物を皮肉にも見つける。ホモ・セクシュアリティ、暴力、罪の十字架というファスビンダーにとって重要な3つの要素を重層的に掛け合わせながら、愛の不毛へと至るラスト・シーンの後味の悪さは類を見ない。ファスビンダーは今作を撮り終えてまもなくの1982年6月10日、コカインの過剰摂取により37歳という若さで亡くなった。自殺だったという説もあるが真相は定かではない。映画史に残るドイツの巨星は僅か16年間で44本もの作品を残し、天国へと旅立ったのである。
3.8
モノが大きい少年求む!

とかいうアブナイ求人をオッサンが壁に当たり前のように書いちゃうくらいには乱れまくった性の世界。ヤッテるシーンはそんなに多くないのに、ヤッテる描写がめちゃくちゃネチッこい上に、ずっとみんながみんなヤルことばっかり話してるから、何かもう感覚が色々と麻痺してくる。

ケレルと兄。兄弟のお話なんだけど、兄は酒場にいる女とヤッてて、弟はその女の旦那に掘られてるっていう乱れに乱れまくった感じがたまんない。しかも女はケレルを狙ってて、ケレルの方もあんたの奥さんとヤリたいって旦那に堂々と宣言しちゃう始末。夫婦ってなんなんだろね。兄弟ってなんなんだろね。理解が追いつかないわ…。

ノエ監督が『CLIMAX 』の参考にした作品として挙げてたから見たわけだけど、初ファスビンダーにコレを選んで良かったのか…って疑問はいまだに感じますわね。でも意味わからんながらもめちゃ面白かったし、他のファスビンダー作品も見たいって思えたから、正解でしょうね、きっと。それに『CLIMAX 』の参考にしたってのもめちゃわかる!結局は欲望の発露。

自分がいかに主人公と一発やりたいかっていう独り言を澄ました顔でツラツラと語り、それを録音し続ける船長さんとか、「お前の妹とヤリたいから明日連れてこい」って面と向かって言いつつ、「お前妹と似てるな」とか言ってイチャイチャし始めるオッサンとか、濃いキャラしかいない。しかも画面もずっと濃いし、男同士がただ単に喋ってるシーンでも妙にエロい…というか今にもおっぱじめそうだから怖い。

唯一の失敗はコレを機内で見たことですわね。横の人寝てたから良かったけど、斜め後ろから見られてたらヤベェな…って思いながらヒヤヒヤしながら見てましたわ。しかも途中で横の人起きたから焦った…。
こういう作品を取り扱う、Amazon Prime Video、なかなか懐が深いぞ。

フランスの劇作家ジャン・ジュネの戯曲「ブレストの乱暴者」(当然、未読)を、「マリア・ブラウンの結婚」等で知られるニュー・ジャーマン・シネマの担い手の一人であるファスビンダー監督が映像化を手掛け、編集途中で逝去してしまった事実上の遺作。

ジャケ写なんて、もはやバリバリのゲイポルノの体裁だが、この作品の内容は非常に難解。おそらく戯曲にある台詞をそのまま使っているかと思われ、所々に挟まれるナレーションや登場キャラクターたちが発するモノローグやダイアログがまるで詩のようでありレトリックが甚だしい。

ジャン・ジュネのこの戯曲自体を読んでいない方には、一生懸命ストーリーを追っていこうとしても振り落とされるので、内容を理解しようと努めず、ファスビンダー監督ならではの「背徳の美学」に身を委ねるぐらいに覚悟を決めたほうが無難。また、冒頭20分くらい見て、この世界観が受け入れがたいと感じた人はさっさと視聴を中止する事をお勧めする。

自分自身、学生時代に何の予備知識も無く、ギリシャ悲劇「アンティゴネ」の舞台を見た時の感覚が蘇った。

編集段階で監督が逝去してるのでストーリー的に一部破綻している可能性もあり。

「ナルシストで、まるで昆虫学者のように自分の容貌をつぶさに観察することを好む」水兵のケレル。「男に惚れたことなど一度もない。ただ、されるのが好きなだけだ」と言ってのける彼は、生粋のバイセクシュアル。だが、彼の色気に惑わされて寄ってくる男どもとは次々と肉体関係を結び刹那的な快楽に身を委ねていく・・・。

このファムファタールならぬオムファタール的な象徴的な主人公に「ミッドナイト・エクスプレス」の熱演が見事だったアメリカ人俳優のブラッド・ディヴィスをキャスティングとは、結構意外。背も低く、典型的なイケメンではないが、野性味があり胸毛も濃い、マッチョというよりもガチムチな容貌は、おそらくリアルなハードゲイの世界では、一番モテる路線なのだろうか?フランス映画故、おそらく彼の台詞は吹き替えになっており地声を聞けないのが残念。

作品での紅一点は、やはりケレルの魅力に取り憑かれる酒場の女主人、ジャンヌ・モロー。マドンナや今はレディ・ガガがそうであるように、当時のヨーロッパ社会ではゲイアイコン的な象徴の女優であったのだろうな。彼女が劇中で繰り返し歌い上げる「Each man kills the thing he loves(誰もが愛する者を殺す)・・」の歌詞は妙に耳に残る。

決して夕日が沈まぬ港町を舞台として、海も大きな夕日も人工製の全編セット撮影というのもまさに戯曲調。ギラギラと照り返すオレンジ色の太陽光に全編包まれた映像やシーン毎の構図は美しく印象的。

但し、やはり原作の知識が無い者にとってはストーリー性に乏しく、置いてきぼりをくらうので、何だかファスビンダー監督の自己満足の為のマスタベーション以外の何物でもないような印象を受けるのも正直なところ。

だが、逆に、自分の美学を最後まで貫き通そうとした思い入れは汲み取りたいところ。「マリア・ブラウンの結婚」や「リリー・マルレーン」と言った素晴らしい作品を撮りあげたファスビンダーの遺作としては、少し勿体ない。

『ファスビンダーのケレル』に似ている作品

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上映日:

2021年04月23日

製作国:

上映時間:

108分

ジャンル:

3.7

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