ファスビンダーのアイデンティティを入れ込んだような彼にしてはかなりストレートに思えた。作品群の中では異彩を放つが、これだけとしての出来はそこまでなきもする。
やたらとセットっぽさを感じるのだが、その…
※ファスビンダーオタクから見た点数です
ファスビンダーの他の作品観てきたからおもしろいけど、単体で見たらそんなにな気がする
歴史的背景とか難しいメタファーがなくて、ファスビンダーのアイデンティティ…
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作だが、これは自分には、まったく無理なホモ映画だった(^^;
確かに綺麗な港界隈のセットを作って撮られたものではあるが、ホモ世界・殺人・死への願望などを描く前…
冒頭、オレンジの色調に青い影。男根石柱。男根のイメージが至るところに顕現。オイルを塗った肌がてらてらしている半裸の水兵、軍服、ヘルメットを被った土木作業員、レイザーラモンHG的刑事。唾を垂らす。鏡。…
>>続きを読むセットによるスタジオ撮影。黄色に浮かび上がり青に沈んでいく男たち。物語云々というより、死とセックスと(原)罪を主題としながら、人物の立ち位置や顔の向きが左右や上下に反転していくだけ。ダンスやサイコ…
>>続きを読むこれまでのファスビンダーとは打って変わり、直裁的でハードSMなゲイの世界、そしてその中で爪弾きにされる異性愛を描く
セット丸出しの舞台は彼らを取り巻く世界を抽象化しつつ、愛を求める男性性を戯画的に浮…
発光するオレンジが人の肌を艶やかに彩り、そのてらてらとした質感が肉体からあらゆる物体にまで伝播してなまめかしく映り込む。まなざしに込められた欲望はオレンジの光にあてられたのか、次々と生まれ果たして尽…
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