『和製×「エイリアン」×「物体X」』




どーもどーもラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました。


【LILY-C.A.T.(リリィ・キャット)】…！？コレ知ってる人いるかな〜？？「エイリアン」でSFホラーブームが爆誕し俗にいうパ◯モン作品が世界各国で量産された80後半〜90年台。日本も例外ではなく本作はまさにそのブームに搭乗せんとして作られたOVAで、日本ではその後再販も配信もされず今では知る人ぞ知る珍味扱いされているらしいが、海外のアニメオタクにも認知され先日私のインスタに突然切り抜き動画が流れてきて「なんだこのアニメは！？」と度肝を抜かれた次第。知識不足で製作スタッフのネームバリューにはお応えできませんがなんとなーく単に「エイリアン」と「遊星からの物体X」をごちゃ混ぜにしてやりたかっただけ、、、、かと思ったら、ナンジャラホイめっちゃ良作じゃん！？


メインは地球から遠い惑星開拓のミッションに派遣された乗組員達を乗せたスペースシップが未知のバクテリアに侵され人体崩壊ブチョブチョエイリアンが爆誕するパニックSFホラー。雰囲気とか船内デザイン、“マザー”とかモロパク◯じゃん……と思わざるをえない所はあるがオリジナル要素も実は多くて、コールドスリープしまくってホントは200歳くらいなのに歳を取らず宇宙航海する度に家族や仲間を失い地球に帰る居場所さえ失ってしまった宇宙航海士たちの苦悩、たとえ後先短い人生でも「今を生きる」ことを諦めず、だから今の仕事も投げ出さずに全うしようとする話とか、いやーシャカリキに働ライクな日本人らしい熱い「仕事の流儀」話を聞けてしまうという！？



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エイリアンによく似た物語進行でありながらも、設定や理屈の細かさがスリリングなスパイスを味わさせてくれる。
いい時代のアニメーションの佳作だ！
声優陣もまた豪華‼︎
主人公達の最後のセリフもなんとも言えない希望を感じさせてくれる。

かつてアニメは子供向けの物だと思っていた時期が私にもありました。東映漫画祭りの二本立て映画を見に行ったりしたのは良い思い出です。

そんなアニメ好きなさみわん少年に声をかけもせず、さみわんパパがリビングでこっそり観ていたビデオテープが、本作リリィキャットでした。一人で見てずるい。僕も見るんだいと一緒に観た思い出の作品。

さみわん少年にとって忘れられない一本となりました。

ＳＦ映画の金字塔"エイリアン"のコンセプトをアニメでやりましたというのが一番わかりやすいところ。コールドスリープから目覚めたクルー達が逃げ場の無い宇宙船内で恐怖に遭遇します。

クリーチャーデザインはなんとあの天野喜孝！たまにみる明晰夢にこのクリーチャーは何回か登場しているのでさみわん少年の深層心理によほど深く刻まれたのでしょう。大人になって見返しても非常に気持ち悪い！褒め言葉！手書きの時代でこのアニメ作画も凄い！

声優陣も今みるとよく見る名前ばかりですごく豪華！というかちょい役にこの声優さん⁉︎とちょっと無駄使いクラスの豪華さですね。

予告含めてネタバレせずに、観れる機会があれば是非。昔の作品だから要素の盛り込みは無いので、知識なく観た方が楽しめます。ホラーやＳＦ好きは人生で一度は観て欲しいですね。

大人になって無事に克服し、今はたまに見返したくなるくらいですが、私のトラウマアニメ第一位の作品です。小学校入ったばかりの子供には背伸び過ぎの作品！皆さんもレーティングやお子さんへの配慮は気をつけてね！映像によるトラウマは現実に存在するよ！ソースは私！

★一周廻ってホラーやＳＦ好きの私を構築する要素となっている点を反映してスコア加点。

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