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メジャーさん!
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『メジャーさん!』に投稿された感想・評価

Omizu
4.0
トランスジェンダー映画祭2023秋にて

シンプルながら胸を打つ作品だった。有色人種のトランスジェンダーの支援をしてきた「メジャーさん」を追った作品。

1969年ストーンウォールの反乱でその場にいたという生き証人でもある。詳しくは「ミス・メジャー・グリフィン・グレイシー」と調べて欲しい。

差別によって正規の仕事につけないがために違法な仕事を選ばざるをえない有色人種のトランスジェンダーたち、そうした方々を支援するメジャーさんのなんと頼もしいことか。

撮影中にも病気、リンチで亡くなった方々が終盤出てくるのだが、その多さに落胆する。この時代になってもこんなにか…

それでも続けていかなくてはならない。「I'm still here!」と言うトランスジェンダーの方々に涙。セクマイの自分としても観なくてはならない大事な作品だった。
一人の人間の人生とその功績を追いながらも差別の歴史と現状がよく分かるドキュメンタリーで面白い。ほとんど喋りだけなのに構成が意外に優れてる。ラストのメッセージが直球で良いね。
トランスジェンダー映画祭2023夏 にて。

メジャーさんも含めて有色のトランスジェンダー女性であることはマイノリティ性を複数持つということであり、女性であること、アフリカ系であること、そしてトランスジェンダーであることの3重に差別を受けやすい構造へ置かれることになる。

非白人が貧困に晒されやすく"刑務所へのアクセスが容易"な状況にあるアメリカで、現在進行形でトランス女性の受刑者やHIVを持つ人を受けいれているメジャーさんの団体。
警察の暴力と闘い、全てのクィアと連帯してより良い社会を実現するために様々な活動をしてきた彼女の半生と現在が語られ、そこにはとても流動的で規範に抑圧されない自由と恥ずべき弾圧の歴史をその目で見てきた生き証人としての力強さがある。

日本にもアメリカにも、まだまだトランスジェンダーであるという理由で受ける偏見や差別、構造的暴力が当事者の生活に多くのしかかったままだ。
まず労働と家族関係で支障を来さないような差別禁止法が必要(アメリカにはあるけど日本にはない)だし、トランスヘイトを発信しているアカウントは即時に凍結されるようなプラットフォームが必要。
こういう映画がサブスクで見放題になれば適切な知識を得られる人が増えるのに……。

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