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パッセージ
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『パッセージ』に投稿された感想・評価

 自己中バイセクシャルさんによる妙な三角関係を描く恋愛映画。

【REVIEW】
 どうしようもないポンコツ恋愛に笑った。

 タイトル通り、Passages(経過・廊下)こそ彼の生き様。
 ゴール自体よりも、そこに向かうための経路の刺激ばかり楽しむせいで、周りの人々は振り回すし自分はずっと孤独。
 そういう人、リアルにいるよね。

 ベン・ウィショーの演技やっぱり好きだ…斜め後ろ姿…。
[] 60点

アイラ・サックス長編八作目。主人公はパリ在住のドイツ人映画監督トマス。最新作の完成披露パーティで小学校教師のアガーテと出会い、そのまま一晩を過ごし、それを夫マーティンに報告する。曰く、久々に何かを感じた、と。こうして幕を開けるのは支配欲の塊であるトマスが様々な場所に侵入して支配権を画面ごと奪っていく物語である。序盤のパーティでマーティンとアガーテが話しているところにヌルっと入り込むところから、感情を吐露するマーティンを画面上で覆い隠すところまで、徹底して画面の支配権を奪い続ける。実に陰湿な映画だ。トマスはその後もアガーテとマーティンの間を行き来しながら自分勝手に二人を振り回し続ける。映画自体はその繰り返しなので途中で飽きてしまったが、映像自体は中々面白かった。
3.9
ゲイ男性⇄バイ男性⇄シス女性、胸糞三角関係映画。三角形にはなってないけど。

「Keep the Lights On」ではゲイ男性同士の恋愛とセクシャリティ故の傷みを繊細かつ大胆に描いたアイラ・サックス監督の新作が、ロゴフスキやウィショーの共演で観られるなんてこんな幸せな事はない。「Keep〜」と比べると少しメジャー寄りになったのかあれほど鋭利では無いにせよ、三者の繊細な感情の機微はやはり物凄くリアルで刺さる。特にロゴフスキ演じるゲイ男性が承認欲求強めの所謂クズ男で、性別構わず相手を振り回す様は本当に胸糞悪い。だが見ていくうちに、彼らを含めた3人の心の内やバックグラウンドが気になって、観客として俯瞰しながら気づけば各々の感情に寄り沿おうとする自分がいた。本編の出来事以前の彼らの背景なんて全くと言っていいほど明かされないのがあざとくて、王道な構成ではありつつも作中世界に引き込む力はなかなか強い。あざとくて何が悪いか?、めっちゃ良いのだ……。

やっぱり癖が強い(悪く言えば粗が多い)監督だな〜と思ったけど、実力派俳優たちが出演するのも納得な良作だった。これは是非一般公開を……!

『パッセージ』に似ている作品

苦い涙

上映日:

2023年06月02日

製作国:

上映時間:

85分

ジャンル:

配給:

  • セテラ・インターナショナル
3.5

あらすじ

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製作国:

上映時間:

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上映日:

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製作国:

上映時間:

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ジャンル:

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製作国:

上映時間:

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