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ピース・バイ・チョコレートの作品紹介

ピース・バイ・チョコレートのあらすじ

シリア内戦により難民となったテレクは家族と共にカナダへ移住する。一家の受け入れ先であるアンティゴニッシュは、故郷のダマスカスに比べてはるかに小さな街だったが、内戦で宙ぶらりんになった医学部卒業を目指すテレクは方法を模索する。 一方、ダマスカスで一流のチョコレート職人だった父親のイッサムは、移住先の人々の支援を得てチョコレート販売を再開し、成功の道が開けるが___。 家族と平和、そして人々に幸せを運ぶチョコレートを描いた、実在するチョコレート店の心温まるサクセスストーリー。

ピース・バイ・チョコレートの監督

ジョナサン・カイザー

原題
Peace by Chocolate
製作年
2021年
製作国
カナダ
上映時間
96分

『ピース・バイ・チョコレート』に投稿された感想・評価

カナダへ渡ったシリア難民一家がチョコレートで人々に笑顔を届けるほっこり映画?実話ベースです。
日本版公式サイト・予告編はこちら
https://d6movies.com/pbc
はい、私はこれのどこがいい話なのかさっぱりわからず... 一言でまとめるなら「自己主張と非難でしかコミュニケーションがとれない一家に周囲が手を焼く話」といったところかな。他の映画サイトなども確認するとみんな心温まるいい話だったと大満足しているみたいなので、私がひねくれ者なだけです😅でも、自分の気持ちに正直に書かせてください、すんません。

一家の主であるイッサムは、シリアで高級チョコレート工場を営んでいたが、内戦の影響で工場は爆撃され、難民としてカナダのド田舎で暮らすことになる。あたたかに支援する町の人々の力を借り、すぐにカナダでもチョコレート工場を開きたいイッサムは、カナダでの言語や商習慣がわからないため、息子テレクに依存せざるを得ない。しかし、テレクはシリアで医学部卒業寸前であったため、カナダで医師になる夢を追うべく奔走するが...

コミュ障とかいうレベルじゃなく、全く話し合いができないトンデモ家族なんよ。父も息子もとにかく他人(特に女性)の言うことにはまったく耳を貸さず、ひたすら自分はこうしたいと自己主張し、うまくいかないとすぐ「お前がちゃんとしないからダメなんだ」と非難して、コミュニケーションが寸断、ハイ終了。うまくいかないからどうしたらいいだろうかみんなで考えよう、なんて発想は微塵もありません。とにかく一秒でも早く自分の希望だけをかなえたい!

ちゃんと話合いさえできれば、この一家の状況って何も問題が見当たらない。普通のまともな家族なら冷静に話し合いをして、まずは収入が必要だから手に職があるイッサムがチョコレートで安定収入を得る。支援が必要なのだから近隣との関係性ももちろん重要。態度を軟化させコンタクトをとってきた近所のベーカリーのオーナーを女性だからと無視せず、チョコレートをベーカリーに提供など業務提携をして、既存店との協力かつ棲み分けを図る。その間に息子テレクは進学準備の邪魔にならない範囲で店の拡大に協力し収入を安定させながら、講演活動で悲劇の難民だ医学部入れてくれと泣き落としとかよくわからない作戦じゃなく、これまた近所の女性が調べて説明してくれた入学要件を満たすべく準備を進める。でよくね?

むしろこんな恵まれた難民、他におらんで。あんた「FLEE フリー」のアミンってヤツを知っとるか(笑)。もう地獄の中の地獄でバラバラなってしまった家族だけど、必死にお互いの幸せを願い、協力し合ってなんとか生き延びようとするんやで。

親子関係・葛藤などの設定自体は、「コーダ あいのうた」と瓜二つ。が、うまく説明できないけどとにかく全然違う!コーダは最高の家族で、こっちはまぁ残念な家族。加えて、イスラムの問題なのか単にこの父息子だけの問題なのか女性蔑視もあからさまで、とてもじゃないけどいい話には思えない。家族に対してもご近所さんに対しても「愛」がないんよ。イッサムとご近所・支援者のフランクの関係がすごく象徴的。イッサムが最終的にフランクと友人であろうとするのは「自分が家で一人で寂しいから」だと言うセリフ。フランクに対する親愛があるからじゃないんかい😮そんなこんなで、結局この一家の結末がコーダと同じ感じになるかどうか?は各自ご確認くださいませ。

が、最初に書いたように一般的には心温まる映画として受け入れられているようですので、私と違って心が汚れていない皆様はきっとほっこりすると思います。あと映画と異なり、競合店などは実際には存在せず、最初から最後まで町一丸となって全面的に一家を支援しており、映画のようなイザコザ要素はなかったそうです。というわけで遠慮なくお楽しみくださいませ。余は「FLEE フリー」と「コーダ あいのうた」を再鑑賞してお口直しをしたいと思います😅
【チョコレートから始まる再出発】



※難民映画祭にて鑑賞(有料鑑賞(無料でも鑑賞可能)チケット購入はこちらから※HPからPeatixに移動して購入→ https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff )




なかなか見応えもあって、こんな"実話"があったのかと驚愕した作品だった。
"シリア"から"カナダに移住"した家族の物語なのだが、主人公"テレク"の父親である"イッサム"の提案で、"小さな街"ながらも故郷でのイッサムの家業だった"チョコレート職人"を、移住先の人々の支援も兼ねて再開するのだが…という話なのだが、作品の中では難民が知らない土地でしかもトロントのような都会ではなく小さな街で、"自分のやりたい事を始めるという困難さ"をじっくり伝えており、非常に見応えがあった。

それに、主人公テレク自身の"心や精神的な成長"の物語も描いているのも印象的だった。テレク自身もやりたい事ができないというもどかしさを時折イッサムを含む家族や、協力者に対しても態度に表してしまうなど反抗的な面も目立ってはいたが、そこからテレクがどう向き合っていくのかを描いているのが良かった。家族のテレクに対して向けられる押し付けが見ていて苦しかったが、そこにはこの家族のやってる事をよく思わない現地の人々の目も重なっているのだなと分かる部分もあって、やはりここでも、難民や移民が移住先で何かを始める事の難しさを描いていた。

本作は、難民や移民の現状や「ピース・バイ・チョコレート」なる難民が世に届けたチョコレートがある事を知ってとても勉強になった。

今月の30日まで開催の「難民映画祭」にて視聴可能である。是非見てみてほしい
🎬2024年劇場鑑賞91本目🎬

川口市の小さな映画館、第8電影にて鑑賞。(座席が色んな種類の椅子で、いすのまちのコッシーの世界に入ったみたいで楽しかった)


シリア内戦で故郷・ダマスカスを追われた家族がカナダの田舎町に受け入れられる。

ダマスカスで医学部生だった息子のテレクはカナダで残りの単位を取ろうと医学部に応募するがどの学校からも断られてしまう。
一方、ダマスカスで大きな工場を経営していたチョコレート職人の父イッサムはカナダでもチョコレート屋をやりたいが英語が一切わからない。

2人とも故郷での暮らしを取り戻したいという思いは同じだが、一刻も早く医者になりたいテレクとそんな彼を通訳として使いたいイッサムは次第に心が離れていく。

そんな中、イッサムがカナダで始めた小さなチョコレート屋"Peace by chocolate"が話題を呼び、経営拡大を持ちかけられる……


という実話ベースのお話。
登場人物はみんな魅力的だが、受け入れ先の夫婦がとても暖かくて素敵だった。

言葉が分からないイッサムが雪掻き中誤ってカール(受け入れ先のお父さん)に雪をかけてしまい、サッと防御の姿勢を取ったのを見て胸が痛んだ。
そしてその後すぐに自ら雪を被り、全く問題ない!と示すカール……
この言葉の無いやり取りがまさに平和の第1歩という感じで、名場面だったと思う。

(そしてそんな風に出会ったふたりがお互いを"パパ"と呼び合う仲になるのが可愛い。)


何となく難民というとボロボロで貧しい姿を想像してしまうが、内戦が起こる前は都会で豊かな暮らしをしており、避難先の地域のほうが田舎で元いた地域より保守的で文化的に遅れている……みたいなパターンもそりゃあるか、とハッとさせられた。

そして、難民だからといって自分達のやりたい事をやってはいけないなんて事もない。

この映画のレビューを見ていて「難民を描いた映画なのにハッピーエンドで都合が良すぎる」みたいな意見を散見したが、それこそ難民は苦労するものであるという偏見だ。

彼らは何か悪いことをして国を追い出された訳ではなく、たまたま紛争に巻き込まれて故郷を追われたのだ。彼らにも、誰にも、幸せになる資格がある。

というか、確かに彼らは心の優しい家族に迎えられて幸運だったと思うが、チョコレート屋が成功したのはイッサムの技術があってこそだし、現にテレクは母国ならなれていた医者になれないという挫折を味わっている。


コメディタッチのシーンもあり、話の展開も分かりやすく取っ付きやすい映画なので色々なことを考えながら観る余裕があり、問題提起を真っ直ぐ受け取れたと思う。


この作品を移民の街・川口で観れたのは幸運だった。
自分一人で解決出来る問題じゃないからといって、考えるのをやめてはいけないと思った。

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