あったあった、まだあった。
ジャッキーチェンの初期の香港アクションでまだ観てないやつが。

『蛇拳』『蛇鶴八拳』『少林寺木人拳』のあたり、70年代後半の古き良きジャッキーカンフー映画。

ジャッキーチェンは“成龍”と書くが、まさに、まさしく、『成龍拳』。
そういう作品だからなのか、ジャッキーのキャラクターが一際目立つ作品になっている。

どことなく、時代劇っぽいタッチ。
いきなり初登場シーン。なぜかジャッキーが仏頂面で怒ってて、自分の子供を身籠った女を思い切り引っ叩くとこから始まるから驚いた。

見た目もなかなかエッヂが効いてる。

この後すぐにこの彼の行動の意味が判明するが、ジャッキーの見た目もしかり、何か物々しいオカルト的“武装”集団とのいざこざからの復讐劇なので、かなりクセが強いと言うか、独特の雰囲気がある作品。

かつて、先代の父親とぶつかり合ってたその集団が15年の時を経て再び彼らの前に立ち塞がる。

そして、その時に逃したことで再び命を狙われ、ジャッキー以外の家族が殺される。
この復讐のために“武装”集団と対峙する物語。

素手、刀、槍、色んなカンフーアクションが楽しめる。

今回はこの頃定番の“放蕩”な暮らしをして揚々としているジャッキーではない。
しっかりとした家柄の息子で、中身もしっかりしている。

危険で強い盗賊に狙われ、家族はめちゃくちゃ。
終いには家族の命が犠牲となるハメになり、その復讐を果たさんとする。

今回はあまりおちゃらけたシーンも少なく、しっかりとアクション性とドラマ性を、真剣に、丁寧に、描ききった印象。

結局は自分の足と気迫と根性、そして、強メンタル。

、、、そして、本作は少し色恋ロマンスが拗れている。

親を殺しに来たオカルト“武装”教団の女リーダーの心境の変化。
自分の子供を身籠った女。
ジャッキーは死んだと吹き込んでその女に迫ってくるかつての友。

この宿命に立ち向かうために、全てを投げ打つ覚悟の、恐るべき“形相”のジャッキー。

いつもの古き良きジャッキーカンフーアクション映画ではあるが、中身のインパクトとキャラクター設定と人間関係がいつもよりクセ強めな作品。

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F:2302
M:573

“お直し”が完了したジャッキーの、武侠時代劇作品。
いきなり女性に対して下衆い言動を吐くジャッキー。
うーん、コレは日本の70年代の特撮らしさが漂っている“珍作”の部類か。序盤のアクションシーンとか、一連の動きを2ショットで見せずに、タイト目のショットで細かく割って繋いでいるところとか、実際に一連で見せる“リアルに闘う”香港映画らしさが無くて、正直ジャッキーがコレを演じている意味がない…というか…。それに相手に結構やられたり無茶振りされたりお仕置きを受けるジャッキー。腹を思いっきり刺された時なんか、完全に死んだだろ…と思ったけど、不死身のジャッキー。
最終決戦はジャッキー自身が演出して撮っただけあって、非常に見応えがあった。でも決まり手が“絞殺”っていうのは「ええ〜っ💦」ってなった。日本版独自の劇伴のカッコ良さが今作でも光った✨

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あっかんバリおもろい

ジャッキー初期作品シリーズ。
中でも謎に評価が低すぎる今作を鑑賞。

全てにおいて訳わからなすぎる。それがかなり虚をついてて笑える。
ジャッキーの家族を襲う謎の軍団
その軍団に立ち向かうべく奮闘するジャッキー。しかしその軍団の女隊長がジャッキーに恋をしてしまって…

この女隊長の謎の恋心が見ていてめちゃくちゃ面白い。例えるならツンデレ。これをめちゃくちゃ真面目にやるもんだから笑える。
前半のホラーテイストが結構味出してて良かったのだが後半に差し掛かるとそのテイストはどこへやら。

真面目なんだか狙ってるのかわからないレベルのアホさがたまらない。

ただジャッキー特有のコメディとかそういうのは皆無なのでそれ期待してると確かにこのスコアは納得かも。
いいもの見せてもらった。ずっと飽きなかった。おもろすぎて。女隊長最高だよアンタ。

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[この映画のBest俳優]
女隊長
[脚本面]☆☆
[映像面]☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆☆