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エレファントカシマシ ドキュメンタリー・フィルム 扉の向こうの映画情報・感想・評価・動画配信
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目次
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エレファントカシマシ ドキュメンタリー・フィルム 扉の向こうの評価・感想・レビュー
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『エレファントカシマシ ドキュメンタリー・フィルム 扉の向こう』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
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『エレファントカシマシ ドキュメンタリー・フィルム 扉の向こう』に投稿された感想・評価
ninjiroの感想・評価
2017/05/12 21:49
3.5
エレファントカシマシがデビューした1988年、日本はバブル景気に沸いていた。
都市部を中心とした好況は、その恩恵にあずかるもの以外にもTVをはじめとしたメディアを通して社会全体に浮わついた雰囲気を伝播し、当時の音楽業界も勿論同様に、寧ろ率先してこうした雰囲気の醸成に寄与していた。
ヒット曲として紹介される曲は時代を反映した煌びやかなものが概ねで、皆今を楽しめ、明日に希望を、甘い恋をと、その目線は一様に前を・上を向いたものばかりであったように思う。
そんな中に彼らは突如として現れた。
私が彼らの曲を初めて聴いたのは鬱々とした気分を抱えていた子供の頃、他にやる事も無く町の行きつけの本屋で漫画の立ち読みをしていた時、有線放送で流れる「おはよう こんにちは」だった。
正直度肝を抜かれた。ドカドカしたイントロが流れた時点でその禍々しいエネルギーにグッと引き寄せられ、山と積もった鬱屈を口から轟々と重い騒音と共に吐き出しているような滅茶苦茶なインパクトを放つヴォーカルの宮本の声がまさに「おはよう こんにちは」と唄うその最初のたったワンフレーズに完全に圧倒された。その時のインパクトは二十年以上経った今もはっきりと覚えている。
思春期真只中、といえば何となく聞こえは良いが、要は甘ったれた餓鬼が自ら進んで抱え込んだ不安定な情緒と正体不明の苛立ちに塗れて夜毎叫び出したいような欲求に苛まれているような例の独特の精神状態にあった当時の私にとって、その音はまさに求めていたものだった。
その時はバンドの名前すら分からずまた調べる術も持たなかったため、強烈なインパクトのみを心に留めるに止まったものの、その数年後、中古盤屋で偶然に手にした彼らの3rdアルバム「浮世の夢」を一聴して、あの時のバンドだ!と遂に果たせた再会に小躍りして喜んだこともよく覚えている。
後に先出の「おはよう こんにちは」を収録した2nd、そして記念すべき1stと時期を遡ってアルバムを聴き、益々彼らへの信頼と愛着を深めて行ったものの、ある戸惑いに近い感情も同時に覚えていた。
それは1stでは捻くれながらもある程度外に向けて発信していた彼らのエネルギーが作品を経るごとにどんどんと内に向かって行っていることに気付いたからだ。宮本が唄う詩は現代の世を厭うように古語調になって行き、その内容は聞き手に何かを訴えるというよりも宮本自身が生活の中で感じたパーソナルな感情や事象の「あはれ」のようなものが多くを占めるようになった。
独り散歩をしては嘆き、部屋に居て外を眺めては嘆き、煙草を吸って空を仰いでは嘆き、描かれるのは理由は明らかでは無いもののただ何とは無しに嘆くばかりの日常。同時に音楽に施されるアレンジなどもほぼ皆無になって行き、そのザラっとした音像はこれらの曲の殆どが一発録りであろうことを物語っていた。
このスタイルが更に極まったのは4th「生活」で、その冒頭に収められた「男は行く」などこそ、“男よ行け 男よ勝て 俺はお前に負けないが、お前も俺に負けるなよ”と珍しく前向きなメッセージが飛び出したかと思えば、またすぐ同じ曲の中で“ああ 青蠅の如く小うるさき人たちよ 豚に真珠だ 貴様らに聴かせる歌など無くなった“などと乱暴に吐き捨てる。
その後アルバムは後半へ向かう程に陰陰滅滅としたムードを増して行き、遂に宮本は「独りただ火鉢に手をかざして煙った自部屋に暮らす世捨て人」となったまま、外へ向かって歩み出すことなくその「生活」は幕を閉じる、というなんとも救いの無いものであった。
それまでに一度として売れたこともないアーティストのこんな陰鬱なアルバムをメジャーレーベルであるEPICがよくも面倒を見たものよ、と今となっては驚きすら覚える。
恐らく当時の浮かれた世相に全く乗り切れなかったであろう宮本の負のエネルギーが全編に迸った本作は、それでも自らは親の庇護の下にありながら大した理由もなく勝手に世の中を呪っていた餓鬼の心にはたいそう響き、大切に、繰り返し繰り返し飽かず聴いたものだった。
しかし、「生活」、及びその後にリリースした「5」〜「東京の空」の一般セールスは当たり前といえば当たり前だが、相当絶望的なものであったと聞く。
「生活」当時は迷わず自身を彼らの大ファンと断言できた私も、彼らが遂にEPICをクビになり、その後それまでの自身を諌めるかのようにプロモーション活動を精力的に行い、やっとそれなりの成功を収め始めた頃にはその状況を見て嬉しくも思いながら、かつて抱えた熱狂的な気持ちはいつか冷め始めていた。社会に出て、それなりに大人になって、送る生活も変わり、音楽との付き合い方もそれまでとは変わってしまい、更には彼等の曲の、特に宮本の書く詩の「生活」の頃との表層的ギャップは良いも悪いも無く只々大きくなるばかりで、長く楽しみにしていたアルバムも遂に19th「昇れる太陽」以降はスルーしてしまっていた。
その昔に買ったまま放置していたDVD、本作「扉の向こう」を手に取った。
2004年発表の15th「扉」の制作風景を収めたもの。正直その当の「扉」が初めて聴いた時から個人的には好きなアルバムではなかったこともあって尚更鑑賞意欲が高まらなかったものだ。
画面に映る宮本は、唄うにも、曲を作るにも、電車に乗るにも、外を歩くにも、飯を喰うにも、カメラがそこにあることを意識してか、とにかく何をしていようと常に悪戦苦闘しているように見えた。
髪を掻き毟り、眼は何かを睨みつけ、その動作は常にイライラして不自由そうに我々の眼には見えない何かを振り解かんとしているように。
その何かは、恐らく彼、我々の知らない宮本浩次自身の中に抱えた凡ゆるタイプの宮本浩次のように見えた。
彼はどんな時も自分自身が感じたこととその環境が許す範囲についてしか語らない。
溢れる程の才に恵まれながら、彼は社会に生きる者なら誰もが巧みに育てざるを得ない作り話や適当に上手く誤魔化すという才には恵まれなかったのではないか。
身の丈以上の背伸びや嘘によって自分を大きく見せるような器用な真似は恐らくこの先も彼には出来まい。
思えばだからこそかつての「生活」においては、その当時実家の赤羽の団地に住んでいた自分自身の等身大の心境だけしか唄えなかったのだろう。
謂わばその正直さが故に、本作中で彼がたった一曲の為に明けても暮れても持てる凡ゆるボキャブラリーを厳選して何かを表現しようと、苦心して自身の心の内を斬り開きながら一言一言を取り出して見せていく過程は、それを観る受け手としても非常に苦しいものである。
完成した曲はある男の人生であり、宮本自身の、自分自身のことしか唄えない不器用な男の、しかし既に凡ゆるものを通過した先にある男一代の歴史、過去を背負いながら未来を唄う男の詩である。
#パッケージを開封せよ
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singerの感想・評価
2022/01/06 23:53
-
この映像作品は、自分がエレファントカシマシを最も愛聴していた、2004年から2006年頃にかけて製作された、「扉」、「風」という2枚のアルバムと共に、心に刻むように、何度も何度も繰り返し観続けてきたドキュメンタリー・フィルムです。
アーティスト宮本浩次の深淵部というか、その深くて奥の方にある、私的な作家性とその時代に抱えていた”毒と魂”の全て絞り出したかのような、その世界が、一つの欠片から、一つの結晶として完成するまでが収められていて、その生き方や、考え方にとても強い感銘を受けて、以降も、節目、節目ではよく鑑賞して、いつも改めて姿勢を正されています。
やっぱり、歳を取ると、若い頃のような勢いっていうか、そういう機動力やエネルギーというのは減退していくものだとして、それでも歳を重ねながらも、減らさずに足して行くという事。
それは、足掻きというものでは無く、その時々で”今出来る事”を全て出し尽くす事で、若さを覆した、年齢相応で最高ものを創り出して行くという、そんな生き方を自分も続けるべきだと思うし、そんな魂の欠片ひとつでも、失わずに抱き続けることで、また新しい自分の可能性の扉が開くんじゃないかと。
そんな風にして、ふち立ち止まった時に、思い出しては観返している作品ですね。
これは、道標みたいなもんだな。
是枝裕和監督のプロデュース作品なので、音楽ドキュメンタリーとしても、とても優れた構成で、アーティストの持つ焦燥感や、産みの苦しみを通じて、作品が完成して行くまでが描かれていて、見応えのある映像作品だと思います。
#singer2022
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マツモトタクシーの感想・評価
2019/12/14 10:09
4.3
エレファントカシマシのドキュメント
もう15年位前のTVで放送されたのかな?その商品化のようです
宮本浩次、通称ミヤジ
レコーディング風景を撮影
「このすっとこどっこいが!」という人はじめて観た😁
エレカシはほぼ同年代ということもあり時にはライブを観に行き励まされ、時にはソニーから契約切られ心配したもんです😅
大阪のアメ村にタワーレコードがあった頃、和歌山から買い出しに行ったとき店頭にポニーキャニオンからでたばかりのシングルCDが並んでいて今のように情報が余り無い時代、速攻で買った記憶が
もう20年以上前かなぁ笑😁
ある時TVでウッチャンナンチャンの南原さんがカラオケでエレカシ唄うと聞いたときはほんとヒットしたんだなぁと実感したことがあります☺️
佐久間正英さんを迎えて今までの伝えてきたことをマイルドにしてヒットした!
凄いなぁ!良かったなぁ!と思っていたらガストロンジャー笑
いやーほんとロッカーだなと思いました
😁
最近だとソロだけど「宮本から君へ」の主題歌も老いて益々盛んです💿
結成後、メンバー交代無いのも稀有なバンドの一つです
是枝裕和監督がプロデューサーなんでビックリ👀
#マツタクエレカシ
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2
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