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リアリティ
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目次

リアリティの作品紹介

リアリティのあらすじ

2017年アメリカ。リアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」…気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく…

リアリティの監督

リアリティの出演者

原題
Reality
公式サイト
https://transformer.co.jp/m/reality
製作年
2023年
製作国
アメリカ
上映時間
82分
ジャンル
ドラマスリラー
配給会社
トランスフォーマー

『リアリティ』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

4.0
『リアリティ』
原題 Reality   映倫区分 G
製作年 2023年。上映時間 82分。
アメリカ国家機密リーク事件で逮捕された女性リアリティ・ウィナーのFBI尋問記録を、ほぼリアルタイムで完全再現。
ニューヨークの現代演劇界で活躍する新進気鋭の劇作家ティナ・サッターが長編映画初メガホンをとり、裁判で公開された実際の尋問音声記録をもとに、主人公リアリティとFBI捜査官の心理戦を圧倒的な緊張感で描き出す。
シドニー・スウィーニーが主演を務め、リアリティが直面する状況が緊迫感を増していく様子を繊細かつパワフルに演じた。

町の小劇場にて鑑賞。

2017年、アメリカ。
買い物から帰宅した25歳のリアリティ・ウィナーは、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。 
彼らはFBI捜査官で、ある事件に関する捜査をしているという。
気さくで穏やかな口調で何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、リアリティは窮地へと追い込まれていく。

今作品は、FBIが捜査令状を手に元空軍通訳のリアリティ・ウィナーのもとを訪れる瞬間を反映した、手に汗握る物語に観客を没入させる。
ウィナーの所業に関する一般的な知識は広く知られているが、謎を残すためにゃ今作品の暴露的な本質を明かすことは控えるとします。
今作品は、ウィナーの行動について断定的な立場をとることを避け、主観的な解釈の余地を残している(彼女のやり方はともかく、その動機に共感する人は多いに違いない)。
実際のリアリティ・ウィナーの運命は、今作品がお披露目されるまでベールに包まれたまま。
この内省的なドラマは、台詞の力と人間の反応のニュアンスにすべてがかかっており、卓越した演技が要求されてる。
シドニー・スウィーニーは、キャリアを決定づけたとも云える演技で、見事にリアリティを体現してた。
華やかさのない役柄を引き受けたスウィーニーは、俳優のスキルとして過小評価されがちな深い弱さを難なく醸し出してたかな。
リアリティが自分の置かれた状況を深く理解するにつれ、彼女の変貌はますます信じられるものになっていく。
今作品は判断を下すことを控え、その代わりに出来事とその展開を丹念に描写してました。
主役2人の巧な演技が物語を盛り上げ、格別の信憑性を吹き込んでたし、緊張の重みが冒頭から小生を掴み、手に取るような雰囲気に浸らせてくれた。
忍耐は美徳であり、すぐに満足したい人は満たされないかもしれないかな。
シドニーとジョシュの魅力的な演技は称賛に値するし、最終的には、FBIの尋問テクニックを洞察するベールがはがされる。
ストレートな自白を求めるのではなく、脅迫のダンスを操るような、独特だが効果的なアプローチが展開される。
今作品は、そのような尋問の内幕を明らかにし、不穏な気づきを残す。
今年最高の演技の数々を披露した『リアリティ』は、手に汗握る感動を与えてくれました。
個人的には、その謎めいた魅力に魅了され、虜になってしまったっすわ。
アドレナリン全開のアクションやバイオレンスに憧れる人には、物足りないかもしれないけど、せや、小生はこの映画を心から推薦します。
ぶみ

ぶみの感想・評価

3.5
正義感は、悪なのか。

劇作家ティナ・サッターによる舞台劇『Is This a Room』を、サッター自ら監督、シドニー・スウィーニー主演により映像化した、実話をベースとしたドラマ。
米国家安全保障局の契約社員だったリアリティ・ウィナーが、国家機密を漏洩したとしてFBIから尋問を受ける姿を描く。
主人公となるウィナーをスウィーニー、FBIの特別捜査官であるギャリックをジョシュ・ハミルトン、テイラーをマーチャント・デイヴィスが演じており、登場人物は、ほぼこの三人。
物語は、ウィナーが買い物から帰ってきたところを、FBI捜査官に声をかけられるという刑事ドラマではありがちなシーンでスタート、以降、徐々に彼女の部屋に入りつつ尋問をしていく様子が描かれるのだが、本作品の凄いのは、やはりイメージビジュアルにもあるように、実際の尋問音声記録をほぼリアルタイムで一言一句完全再現したということ。
そのため、通常の映画のように淀みなく喋る台詞の応酬ではなく、何気ない日常会話から始まり、お互いの距離感を測っているかのような間合いや、咳払い等も入ってきていることから、ドキュメンタリーのようなのだが、ではドキュメンタリー調かというと、そうでもなく、映画的な視点や、実際の音声が時折挿入されたり、伏せられている部分については、ノイズとともにキャラクターが消えたりと言った演出も施されているため、一歩踏み出した映像表現となっている。
本作品を、良くできた再現ドラマだと捉える向きもあるが、考えてみれば、音声は完全再現だったにせよ、全体からすると音声はほんの一部でしかなく、その時の天気、温度、湿度、服装、匂い、声のトーン、視点、距離、位置関係、時間、光の入り方、生活音、場所、通りがかる人々等々、全ての要素が再現されないことには、再現ドラマと言えるものではなく、その状況がどうだったかを知るのは、そこにいた当事者のみ。
その点では、喋った台詞だけを忠実に再現したフィクションと言うのが本作品を表現するには適していると思われ、昨年公開されたデビッド・ミデル監督『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』に似通ったもの。
そして、そんな本作品の見どころは、何と言ってもFBIとウィナーとのやりとりであり、真相を知らなくとも、捜査官の尋問により、観ている側が徐々に追い詰められていくかのような体験を味わうことができる仕上がりになっている。
クルマ好きの視点からすると、実際に愛車だったのかどうかはわからないが、ウィナーの乗っていたクルマが日産・キューブであり、特徴的である左右非対称バックドアのヒンジやピラーの位置が、日本仕様とは逆になっていたのは、なかなか新鮮だったところ。
事件そのものには、あまり説明がなされないため、事前に事件のことだけでも予習しておくと、より楽しめ、実話であることから、エンタメ性は低いものの、FBI捜査官がどのように相手から証言を引き出していくかのテクニックがわかるとともに、俗に言う再現ドラマの再現性の低さをあらためて痛感することとなった一作。

スノーデンとは違う。
Kota

Kotaの感想・評価

3.9
2023 ベルリン国際映画祭出品作品。2017年トランプの選挙前にロシアから民主党派へのサイバー攻撃を受けていた事の機密文書をプレスに流した当時25歳のリアリティー・ウィナーの伝記。セリフは全て彼女が逮捕された日のFBIとのやりとりの録音で構成されている。息遣いさえも当時を完全再現。

TVシリーズユーフォリアで人気の出ているシドニー・スウィーニー主演、80分の映画は彼女と二人のFBI捜査官との会話のみで進む。実際の会話という事だけどありリアリティは凄まじく、観ているこちらまで手に汗を握る。情報漏洩により四年間という刑期を言い渡された彼女だか、彼女の勇気ある行動で、政権への最初の警笛が鳴らされたという事を知る事が出来るのはこの映画の大きな意義。

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