ヘアデザイン ファッション というのか ＿＿
ミステリーアート🎨 な 会話の群像劇に
全くストーリーに光が見出せなかった ワン
ショット殺人事件らしい ぐらい ……🙅🏻‍♂️😫

A24配給の『Medusa Deluxe』 ＿ タイトル
の意味からも 想像を遙かに超えた全く分か
らない 苦痛の101分でした …… 🤔⁉︎💥

観る側の視点や感性で 評価される作品なんだろうか＿＿ 磨かれて観れる感受性でも無く センスなんやろうなぁ …… 羨ましい 〜 🤣💦


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

A24が北米配給という言葉を信じたが不発。ミステリーでありながら、推理役が置かれず、物語の軸が安定しない。一方で、ワンショットの悪い面が出ていて、衣装は素晴らしいが、画面に変化があまりなく、退屈。会話劇が展開されるが、細かい伏線や小道具が利いてくる展開でもなく、単調なまま、ラストまで。うーん。作品の雰囲気や予告は面白そうなのですが。
2023年10月20日＠アップリンク京都

• #ワンショットミステリー
• #イギリス映画
• #A24が北米配給

競争の激しいヘアメイクコンテストで起きた殺人事件。死が分裂の種を撒き、贅沢と過剰がクラッシュする全編ワンショットミステリー。アップリンク京都で鑑賞。

レビュー少なっ(笑)。ソレもソノ筈、下手なインディーズより劇場公開が少なかった。「Medoūsa」ギリシア語で「女王」。発音的には長母音を省略したメドゥサが正しい。見た者を恐怖で石の様に硬直させる。海の神Poseidōnの愛人で、Perseusに首を切り落とされた。悲劇的な運命は、Leonardo da Vinciや私の大好きなSalvador Dalíのモチーフで有名。医療の世界では肝硬変で臍を中心に放射状に蛇行する状態を「メデューサの頭」。メドゥサの「毒蛇の髪」の様に悪魔の紋章の様な跡が出現する。

定評の有るイギリス公共放送BBCの映画部門BBC Film制作。Thomas Hardiman監督の長編デビュー作だが、英国を代表する「ビューティフル・デイ」Lynne Ramsay監督に見出され、イギリス映画の鉄板、殺人ミステリーに挑戦。Robbie Ryan撮影監督はレビュー済「カモン カモン」「哀れなるものたち」美しさとサスペンスフルの両立も健在。ミステリーには空間を支配するアーティスティックが必要不可欠。

スイスのロカルノ映画祭の北米配給権の入札は「A24」。スタイリッシュなミステリーを支えるのはLady Gagaのヘアメイクでお馴染みEugene Souleiman。日本もCHANELやLouis Vuittonのコラボを見る事が出来る。「多様性」コンセプトをユニークなヘアスタイルで表現。「刺激的な可能性を秘めた才能」辛口の批評家の支持も獲得。上映館が少ないのは残念だが、開始5分で見る人を選ぶがシャレオツがお好きなら一見の価値は有る。

【ネタバレ】物語の核心に触れる考察へ移ります。自己責任でご覧下さい【閲覧注意！】

私の専門はミステリーですが、ヘアコンテストと言う見慣れないロケーションの殺人だが、プロットはキャビネットで関係者は全員待機。グランドホテル形式の様に人々は皆、容疑者。フーダニットで古典的なレジュメ感漂う、クローズドサークルの様だが、建物を自由に歩き回る等、緊張感に甚だ乏しい。捜査側の存在感も希薄で、陰惨な雰囲気は不自然に感じられない。神戸生まれKae Alexanderも出演。

私もカットは美容室に行きますが、まぁ隣の客の会話の煩い事、勿論女性。会話に盛り上がって周りを気にせず大声で笑ったり、話し掛けられたく無いので目を瞑る事も多いが、休みの日に癒しを求めて髪を切ってリフレッシュしたいのに、ストレスが逆に溜まる。何て事は貴方も有りませんか？(笑)。本作も「他愛ない世間話」続く。しかし、ソレを聞き逃してはイケない。何故なら警官や探偵は何時まで待っても現れないから。

会話の中で例えば都市と地方の美容院の違いとか、個々の相関が見えると人物像も絞り易い。コンテストなのでライバルへの妬み嫉み疑心暗鬼、同時に美容に対する矜持、群像劇をワンショットで描く事でリアル感もアップデート。レビュー済「ボイリング・ポイント/沸騰」正真正銘のワンショット(ワンカットは和製英語)。本作は編集の跡が見えるが、「バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」の様に正面から或いは俳優の背後から自在な視点を駆使して狭い建物を犯罪と同じく無限の奥行も感じる。先入観を避け人間関係の妙をシンプルに浮かび上がらせる。本格ミステリーを期待すると肘鉄を喰らうが、鋭敏な作品で有る事に変わりは無く、エンドロールもイカしてる。

【ネタバレ】物語の核心に触れる考察へ移ります。自己責任でご覧下さい【閲覧注意！】

ミステリーなので台詞を一言一句聞き逃さないのは当たり前、ポップコーンを(家ならポテチを)食べ乍ら見る余裕は無い、ソレはディズニー映画でどうぞ。故にラストを迎えても犯人がハッキリしないモヤモヤ病の恐れも。モデルの区別が付かない方も居るかもしれないが、被害者に関係する人物だけ登場するので、コンテストも4組と絞ったクリアランスに留める。分かり難さの弊害はワンショット。一般的なミステリーは、第三者視点で事件の概要も掴めるが、ワンショットで俯瞰した視点に立つのは難しい。

レトリックが「赤ちゃんのパブロ」気付いたでしょうか？。被害者は既に死亡「死人に口無し」、物言わぬパブロは「視点の再構築」摩り替る。メドゥサを女性視点で語りたい推理が正しければメドゥサは被害者、モスカは嫉妬の化身。頭皮が剥がされる世界観は髪型への憧れ、美意識への憧れ。憧れの裏側には嫉妬が有り、嫉妬心が一番強い者が疑わしいが、事の顛末は意外な方向へと向かう。SNSも誹謗中傷の負の連鎖が渦巻く。女性ならルックスへのコンプレックスから同性への攻撃、男性なら女性にモテないコンプレックスから異性への攻撃。「パブロ」レトリックは嫉妬は大人だけ、嫉妬の連鎖が真実に辿り着く。犯人の動機が解ければ何が「Deluxe」なのか、貴方にも真実が見える。

BeautyとDiversityの歪な相互関係、閉鎖的な世界で愚者と無垢への憧れが衝突する。