バイバストの作品情報・感想・評価・動画配信

「バイバスト」に投稿された感想・評価

まぁザックリ言えば

フィリピン版【ザ・レイド】

みたいなモンではある。
しかしながらコレはコレで中々のパイパワーアクションムービーであった。

まぁレイドに比べて話の展開にモッサリ感があったりする風に見える。

見えるのだけど!

この作品、シンプルなハードコア-アクション映画なのは確かだが、フィリピンのドゥテルテ大統領が仕掛けた麻薬戦争を少し調べてもらうとこの映画、実は強烈なメッセージが含まれているって事が分かる。
つまりラストのアレは「うわぁ…」どころじゃないって事なワケで。
(まぁそれでもチョイと展開がモッサリするのは否めないけど)

三つ巴の乱戦ながら主人公側の警察はスラムの住民を殲滅出来ない等のハンデ設定も効いている。

決してスマートな作りじゃない。
肝心なアクションシーンでもチョットもう何やってるか分からないって部分もチラホラ。
でも決して単に雑な作品でもない。
後半の長回しや容赦ない痛みを想像してしまう描写等、乱暴ながらも熱量は結構なモンでぶっちゃけ印象はかなり良い。


こういう作品は熱量って大事!
ソレがちゃんと伝わって来てるだけでワシ的には合格だ。


あの麻薬戦争(関わってる奴は殺しても構わないって実際に大統領は言ってるのよ)で死んだのは末端の奴だったり、実際本当に関係者だったか不明なままの人も多数存在し、それでいて組織の上に立つ奴は中々捕まらないという現実。

ココを鋭くストレートにブチ込んで来てる辺り、実はフィリピン自国の作品としてはかなり攻めてる内容なんじゃないだろうか?と推察している。


まぁソコは気にせずともパイパワーなのは間違いない。

コレに限らずザ・レイド等も、ダークサイドを抱える国だからこそ出来る映画なのかもしれないな。


レンタルで「いつか観なければ」と一応チェックしてはいたが、ついつい後回しにしてしまい申し訳なかった。

2020年7月現在 Netflixでも配信中。
山羊

山羊の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

https://note.com/zenbu_uso_sa/n/n7bc71a919b68
かすり傷でも負おうものなら、120%の確率で感染症にかかるだろうスラム街(村?)が舞台の、フィリピン製アクション映画。

警察 vs. 麻薬組織 vs. 住人の三つ巴の戦いなんだけど、住人は警察と麻薬組織の板挟みにブチ切れているだけであり、殺しで応酬できないのがミソ。

この設定のお陰で主人公たちの行動が制限され、さらなる危機感・緊張感を生み出しているが、アクション映画なのにスッキリできないのも事実。
終始夜のシーン、かつ入り乱れ過ぎて誰が誰だかわからなくなるのも残念ポイント。コトが始まるのに40分、トータル127分てのも長い。『ザ・レイド』はこの辺が上手かったんだなと再認識しました。

フィリピン文化には詳しくないけど、麻薬撲滅隊の訓練で自分勝手な行動をとった挙句、説教中に反論した美人主人公に対し、背後から至近距離で実弾を撃ち込む隊長がスパルタ過ぎて焦る。それなのに主人公、全く反省してなくて笑ったww

文化といえばその昔、パブで「フィリピンの音楽はアコースティックがメインだよ。」と教えてもらったんだけど、EDにガチめのラップ・メタルがあってビックリ笑
アイリ

アイリの感想・評価

2.8
アクションとしてみたら少し期待とはまた違うかな、
でもフィリピン映画の掴むのが難しい感じを少しずつわかるようになってきた気がする。。。
ダニー

ダニーの感想・評価

3.4
ザ・レイド系映画

最初は話が長いなぁ。これで2時間もやるのかぁ。と観てたが、途中から面白くなってきた。

女性は綺麗だけじゃなく、アクションきちんと出来るし素晴らしい。

敵が一般住民まで襲ってくるので怖いしゾンビみたいにワラワラ出てくる。

思ったより楽しめました。
ろっち

ろっちの感想・評価

4.1
スラムでアクション!の話。
フィリピン麻薬界の大物ビギー・チェンを逮捕する為に奮闘する特殊部隊の話。
特殊部隊員のニーナは過去に仲間を失い一人生還した。新部隊に配属されるも、不吉な存在として、理解者も少なく本人も過去を引き摺る。色々あって(笑)迷路のようなスラムの中にあるアジトを突き止めるが、スラムの警察を良しとしない住民と組織の一味と迷路のような住宅に阻まれ、難航する。……ってあらすじ。
面白かった。ノンストップアクションでした。暗くて見づらい所もありますが、女性でこのアクションは凄い。同期の仲間のハゲもギリギリまで奮闘で強かった…。
主人公の女優さんは今回初見でしたが、アクションも切れてて、かっこよかったです。ストーリーも悪くないです。ラストのニュースの死者の数…隠蔽体質極まりないですねぇ〜、でした。
まぁ多くは語るまい(笑)
一体誰が主人公なんだという前半、微妙なアクションでただひたすらグダグダと戦い続ける中盤、ありがちな流れの後半。
正直退屈だったな〜

カメラの揺れとカット割が多すぎて何やってるかわかりづらい!
そもそもアクションカット割の1つの役目である動きの雑さや遅さを誤魔化すことができてないので無駄に目が疲れるだけ。

エンディングのメタルがちょっとだけカッコよかったかもw
ザ・レイドというエポックメイキングに挑もうという心意気は認めるけど
足元にも及ばないというか姿も見えない位置にいるみたいな
全体的にモタモタしてるから長いメイキングを観てるみたいだった
星は0にしようかと思ったんだけど
しぶといハゲ隊員とラストカットに免じて1個ずつオマケ
Jet

Jetの感想・評価

3.0
女性に主人公を変更して後半になるにつれてアクションがモッサリしつつあるフィリピン版ザ・レイドでした。フィリピン映画はまだ観慣れしていないので何かガチャガチャしすぎていてちょっと観疲れしました。
こういうジャケ写の前を素通りする様では男の子が廃りますよ。完食してから「今の据え膳ですよね?」って聴くくらい前のめりでいきましょう!!そう、ギャバンの主題歌聴きながら!
そして…監督エリック・マッティ!
…と言えば、秀作ノワール『牢獄処刑人』でもって、私に“洗練された”フィリピン映画というものの存在を強烈に印象づけた訳ですが、フィリピンフィリピンてずっーと考えていられないので、すっかり忘れておりましたな。


警察特殊部隊と麻薬組織のスラム街での死闘は、スラマーの皆様も巻き込み、熾烈・壮絶・雑を極めた!


冒頭、デラクルスという麻薬捜査官が売人テバンをド詰めしておりまして、麻薬売買の大物ビギー・チャンの居場所を(拳などを駆使して)尋問しております。
そしてデラクルスはこの売人テバンを餌にしてアジトまで着いていき、一気に殲滅という作戦を考えましたよ。…ソレ危なくない⁉︎
作戦行動に当たるのは訓練を積み武装した特殊部隊。主人公の女性隊員のニーナはこのチームに加入したばかり。…というのも、彼女が所属していたチームは彼女を残して全滅してしまったから。そのため彼女は「縁起悪い」「裏切ったんじゃね?」と腫れ物扱い、彼女もそれに反発してチームの足並みは揃いません。隊長はなんとかチームをまとめたい…。
さて、アジトの急襲作戦ですが、テバンは組織の一味にドンドンドンドンスラム街の奥の方に連れて行かれます。…このスラムがもうめっちゃスラム!細く入り組み、激しい高低差、ジットジト(というかビッシャビシャ)で張り紙や落書きだらけ。現地のダンスミュージックがプープーププープーンプーン♬とけたたましく鳴り響く!雰囲気はさながら昔の歌舞伎町の路地裏でございます。森山大道が写真撮ってるかも!
で、この作戦が実は組織にバレていて、全く土地勘の無いスラムで戦闘がおっ始まる訳です。コレがだいたい40分目くらいの出来事。
…この映画、恐らく意図して捻りの無い構成・淡々とした進行にしていまして、例えばオトリ作戦の描写にしても〈なかなか組織が現れない〉→〈結局来ない〉→〈電話が有り、場所を変更〉→〈スラムにぞろぞろ部隊が移動〉…みたいな、別に無くても良いシーンをじっくり描くんですよね。”コレ、このままマッタリと最期までいくんか⁇派手派手なジャケ写はサギ?”と不安になりかけた位のタイミングで!…いきなり交戦状態!!!しかも、驚いたことにどんどんエクストリーム度を上げながらノンストップでザックリと最後までいきますよ!!
敵は銃で武装した麻薬組織と、日用品などを振り回すスラマーの皆さん。言わばスラム全体が殺戮装置となって部隊に襲いかかります。如何に選りすぐりの猛者たちと言えど多勢に無勢、ジリジリと数を減らしいていきますね。なんせ、スラマー達が蟻の様に高所からポロポロおりてくるし、チビッコも切りかかって来る!特殊部隊、律儀にオモプラッタ極めてる場合じゃないよ!!
結果、生き残ったのは主人公のニーナと、巨漢の隊員ヤッコ。ニーナは撃って良し、刺して良しのオールラウンダーです。非常に良く動く方なんですが、なんでも元モデルから女優に転身したのだそうですよ。ガッツの塊!
巨漢のヤッコ、どんな目に遭ってもまあ死なない!ぶっとい腕でブン殴り、投げ飛ばす!ハイキックも決めちゃう!サマになってる…と思ったら、元UFC、現ONE FCヘビー級王者ブランドンヴェラじゃないですか!そりゃあ、説得力あるわ…!この2人が凄く絵になるの!デュナンとブリアレオス的な…。
で、二人対スラム全体という絶対絶命の局面で、なんとスラマー達が麻薬組織にも襲いかかっての三つ巴、言わば“見苦しいスマブラ”みたいな地獄絵図メガバトルがメインイベントに待っているわけですよ!!!はぁー、やり過ぎかー…。

ベストシーンは、後半のニーナの長回しのバトル&スタント。カメラワークもなかなかですし、バトルのコレオグラフィが相当凄い!
ただ、全体的にバトルはシンプルな殴る蹴る刺す主体で、『ザ・レイド』みたいなテクニカルなモノを期待してると肩透かしだと思いますが、とにかくその体当たりぶり、熱量はホントすごい!あと、独特の劇伴のセンス!どんな気持ちにさせたいの⁈(エンディングのシャブの唄の脱力感凄いよ!)
編集がちょっとチャカチャカ気味なのと、…やっぱり不必要に長いのはちょっと減点ですかね。組織を仕切るチョンギがちょっとDJクラッシュに似てるのは、…やっぱりこういう修羅場に居る顔なんだなぁと変に納得しましたね。あと、ラスボス、ビギー・チャンのルックスよ…!あれ大丈夫なの?アレってアレだよなぁ…。
あ、終盤のメッセージの部分は、…聴き流しても問題無いです。

まあ凄いインパクトなのは間違い無くて、当然好き嫌いが別れると思いますが…、ビーバップ的な、ドロドロでずっと殴り合ってる男の子世界がだーい好きって方には大推薦です!!(特効がめんどくさいのか)意外とグロシーン殆ど無し、微グローって感じで安心ですし。やっぱりフィリピン映画はおもしろい!…この監督が特別なだけかな?
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