小説家の先生(窪塚俊介)を慕う学生たち。先生は中でも、鶴田(土師野隆之介)に特別に友情を感じるようになる。そんな中鶴田は出征が決まり、一時先生と酒を交わす時間が取れる。二人の常連の居酒屋の娘・マサ子(清水萠茄)は新宿ムーランルージュの舞台に立っていたが、鶴田との恋は手紙のやりとりで続いていた。だが出征が決まった鶴田は苦しみながらも彼女との別れを決心し、先生にそのことを告げるのだった‥。そして時代は戦争の泥沼の中で、多くの若者たちの犠牲を強いていく。
昭和20年3月。窮地に立たされた日本軍は、勤労奉仕と称して沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の若い女性たちを戦争の最前線へ送る。日本軍のため、必死に働くひめゆり部隊。しかし、米軍の…
>>続きを読む昭和十九年、沖縄に兵隊が続々送りこまれるなか、国民学校の児童たちは集団疎開としてツシマ丸で那覇から出港した。しかし船は魚雷攻撃で沈没してしまう。そして翌年米軍がついに本土上陸する。凄絶な砲…
>>続きを読む昭和19年(1944年)12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。 国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長 朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りた…
>>続きを読む毎日出版文化賞を受賞した野間宏著「真空地帯」を山本薩夫が映画化。軍隊内の権力争いに巻き込まれ、投獄された木谷一等兵。野戦行きとなった彼は、自分を追い込んだ林中尉の前に現れる。
昭和16年12月、日本海軍がハワイの真珠湾を急襲し、幕を開けた太平洋戦争。功績を挙げ帰国を認められた若き飛行士・北見は許嫁と結婚することになるが、戦場へ呼び戻される。日本海軍は米艦隊にとど…
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