第二次大戦時における日本軍内務班内の腐敗と、
理不尽さを告発した力作。
監督の山本薩夫は自ら中国内務班に出征し、理不尽な暴力を受けていたということなので、この作品のリンチのシーンは凄みがある。
…
明るい左翼山本薩夫監督の、原作者野間宏の戦争中の軍隊体験をを基にした、第四師団大阪歩兵聯隊の中隊内務班の内情暴露、今日の日本の官僚や会社組織にも通じる社会劇とも云うべき傑作。聯隊経理部の汚職と主導権…
>>続きを読む原作未読。軍隊への批判が個人的なルサンチマンとしてしか描かれていないので、木村功の迫真のエモーションみたいなものは確かにあるけど、だからこそ(?)全体としてはそこはかとないしょうもなさも感じ取ってし…
>>続きを読むBlack Holeで話題に上がっていて気になっていた岐阜のフィルム上映専門劇場、ロイヤル劇場さん。
Jリーグ最終節が偶然長良川の開催となり、これは何かの縁と思いスタジアムに向かう道すがら立ち寄った…
第二次大戦終わり近くに陸軍刑務所の服役を終えて、一般の兵隊たちと生活を共にする内務班に復帰した男の話。
敵軍と戦う前線ではなく日常生活を送る街でもなく、前線に送られる前に待機して暮らすための空間。
…
没後40年山本薩夫。戦後7年なんで生々しい。山本薩夫自身が初年兵訓練した佐倉連隊旧兵舎が残っていたので使用しているという徹底さ。まだ戦争の記憶が残っている時に映画化するところに山本薩夫の反戦主義が凄…
>>続きを読む独立プロ名画保存会