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歓喜
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『歓喜』に投稿された感想・評価

Omizu
3.7
【第76回カンヌ映画祭 批評家週間SACD賞】
イリス・カルテンバックの長編デビュー作。カンヌ映画祭批評家週間に出品されSACD賞を受賞、セザール賞では新人作品賞と主演女優賞(アフシア・エルジ)にノミネートされた。

これほどタイトルとかけ離れた作品があるだろうか。どちらかというと「絶望」と名付けるのが相応しいような。ナレーションを用いて客観的な視点で描かれる心理サスペンス、かな。

アフシア・エルジのどこにも居場所がない感じがよかった。小さな嘘がどんどんエスカレートしていく様が淡々と描かれる。過度にドラマ的すぎないトーンが見事。

偽りだらけのリディアの世界、幸せを手放したくないという思いはよく分かる。ラストシーンは希望ととっていいのかな。

助産師として働くも相手にするのは女性と他人の子供。自分の幸せが見出せない日々を悶々と過ごす感覚はよく分かる。だからといってあんな行動が許されるわけではないが。

現代における孤独を端的に捉えた作品として秀逸。タイトルは皮肉ととるべきか、それともラストの希望に呼応しているととるべきか。淡々としつつもリディアに寄り添った作品としてなかなか楽しめた。
菩薩
4.0
自分が最愛の人と別れを告げた日に妊娠が発覚した親友。私も世の中の幸福の総数みたいなもんは常に決まっていると思ってる派なので感覚としては分かるが流石にそれを身近な人物に押し付ける事はしない(それをすると自分が潰れるから)。ずっと破綻が約束されたかりそめの幸福の中にいるのでムズムズが止まらないし、これをアンフェに見つけられてしまうとこれだから女さんは…と格好の攻撃材料にされてしまいそうで怖い。巻き込まれたタクシードライバーのデニーロみたいな不眠症だからバス運転手やってますワンナイトおっさんは不憫であるが、復讐なんて大それたことでは無いのだよな、ただ寂しかったと言うだけで…。出産後の体型の変化や不調、思う様には芽生えない母性なんかに関する言及がきちんとあるし助産師だけあってガチ出産シーンがある。
某市長必見作品。好きな相手を繋ぎ止めるため短絡的についた嘘。次第に引っ込みがつかなくなり、嘘に嘘を上塗りしていく一人の女性の行く末を描く。

シーソーのように、親友が幸せになれば自分は不幸せになる気がするという助産師リディアは、今まで自己犠牲と引き換えに愛を乞うていたに違いない。彼女の不幸を纏ったような力のない視線と声も印象的。先が見えそうで見えないハラハラする展開で面白かった。

『歓喜』に似ている作品

サウザンド・アンド・ワン

製作国・地域:

上映時間:

117分

ジャンル:

3.5

あらすじ

6歳の息子を児童養護施設から誘拐したイネスは、急速に変化するニューヨークで、自分たちの家、アイデンティティ、そして安定を取り戻そうとする。