身分証明書を 当たり前の様に持てている
社会に生きることが できていること自体
幸せなんだと 気付かないとね …… 😌✨

色々と 難しい社会のルールや法律が構築
された現在 ＿＿ その隙間も一層埋められ
まだまだ 新しい法案も生まれつつあるか
らこそ この作品に意味があると感じさせ
られます …… 🤔💥

少数多民族の国において まだまだ法律では 解決出来ない様々な問題があるんだと思う ＿＿ マレーシアの良い作品 弱そうで力強いメッセージだと思います 凄く伝わりました …… 👏🏻😭✨



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• #Netflix-2024

第60回（2023年）金馬奨で最優秀主演男優賞受賞したマレーシア映画
日本国内では、第1回「Cinema at Sea　沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」のコンペ作品として『アバンとアディ』のタイトルで紹介されて話題となっていた作品。

さすがに素晴らしい。

クアラルンプールの最下層で生きる兄弟を描いているが、2人は幼少期の事情で身分証明書が得られていない。入国管理局の取り締まりにおびえながら、なんとか生きている。同じ地域には、ミャンマーからの移民や同じように身分証明を持っていない移民や他の地域から来た人々。マレーシアの社会問題を背景に、2人の家族愛が描かれる。後半に起きる事件から、隠された過去が明らかになり、そして、涙。耳が聞こえない兄役のウー・カンレンの演技が特に素晴らしく、金馬奨最優秀主演男優賞受賞も納得。アジア映画観たぁ、という鑑賞後感もあり、切ないけど、最高の作品
2025年2月1日＠テアトル梅田

• #金馬奨最優秀主演男優賞受賞
• #マレーシア映画
• #ウー・カンレン
• #兄弟愛

予告を見た時は、貧民街でもどっこい生きてく、兄弟の絆と頑張り物語なのかと思ったわけです。。。

想像の10倍重たかった、｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡

マレーシアの首都クアラルンプール。
発展著しく、外資系企業の参入や高層ビルもバンバン建ち並ぶ街。
そんな発展から零れた、貧民街で暮らす兄弟アバンとアディ。
2人は身分証もない無戸籍者。


マレーシアのお国事情の補足として、
マレーシアでは1990年に、日本で言うマイナンバーカードが導入された。
｢MyKad｣と我が国と似た名前(むしろ我が国がお手本にした)そのカードは、出生時に付与される国民身分番号を紐付けられ、12歳の時にICカードとして交付される。

このICカードには、名前、氏名、住所、性別、顔写真、指紋、宗教(イスラム教徒が国教のため)、出生州（国）が収納され、更に、この身分証が無いと銀行口座も、クレジットカードも、電子マネー、医療、公共機関すら使えない。
当然定職にもつけない。
MyKadが無いということは、人権がないというのと同じ。

更にマレーシアは、ミャンマーや、ロヒンギャ難民の受け入れもあり、自国民と、国民以外を厳格にわける必要があったのだと想像する。
商品の価格ですらカードの有無で変わる国。


今作の兄弟は、両親が火事で死亡し書類が焼失した為、身分証明書が取得できないということを冒頭の会話で伺わせられる。


兄アバンは聴覚障害をもつが、地道に真面目に生活をしていたら良いことがあると信じ、市場で荷運びや鶏の解体の仕事を黙々とこなす。
弟アディは兄とは真逆。真面目にやったところで馬鹿を見る、楽に稼ぐために悪事に手を染めてしまう。

兄は弟の事を想い、時に叱咤もするが、いつも弟を心配し気にかけており、弟も子供のように兄への依存関係を続ける。
お互いの頭で当たり前のようにゆで卵を割るシーン、兄弟が何度も何度も繰り返してきた時間を感じる。

母親のようなゲイバーで働くマニーも、イスラム教が国教なマレーシアからしたら、小さく身を屈めて生きる存在。
それでもお互いが、身を寄せあい食事をする風景は、この映画唯一の穏やかな時間に見えた。


そんな2人の兄弟に降り掛かる事件。。


兄の独白が胸を占めつけるんよ( p_q)
健全に見える人が、実は抱えていた闇の大きさに、泣きたくなる。
黒目の奥の絶望に引っ張られる。
正悪の価値観もぐるりと回され、理不尽なやるせなさが苦しい。


でもね、、なんやかんや、被害者のことを考えてしまう私もいます。
ラストは希望だろうけど、やっぱりちょっと釈然としないのね。


全部、貧困が悪いんや！‪
(ノ｀Д´)ノ彡┻━┻



公開中の映画なのに、Netflixにも同時にあるのですね。
タイトルが｢アバンとアディ｣に変えてるのが、大人の配慮なのでしょうか、、☺️