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ホームシック
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『ホームシック』に投稿された感想・評価

スコリモフスキ監督がコロナ禍に撮影した短編作品。映画館での上映は初だったらしい。

窓から海辺にカメラが移動し、海岸のビニール手袋が映される。そして手袋を追うように、サッカー場やレストランなどが次々に映される。誰もいないが、試合中の歓声や、賑わう人々の音がオーバーラップされる。

そして、布に絵の具を垂らしてロールシャッハテストの影のようになった、絵のような作品が出来上がる。途中、ヨーロッパの地図のようにも見えた。

そこからカラーに切り替わり、海岸などの大自然や、飛び回る鳥たちが映される。開放感がすごく、コロナ禍で人間的にはステイホームなどの嫌な側面ばかり思い出すが、自然の側から見たら良い状態だったのかもしれないなと思った。

そして、再び窓に戻り、窓が閉じて暗闇に戻る。コロナ禍の当時に見たらまた違った過ごし方をしていたかもしれない。
3.7
スコリモフスキ監督の新作短編で、劇場で流れるのは世界初との事(一応ワールドプレミア?)。コロナ禍のシチリアの風景をモノクロで映し、バックではコロナ以前のシチリアを彷彿とさせる賑やかな音楽が流れる。

視覚で寂寥を感じ、聴覚では喧騒を捉えるという単純ながら実験的な作風に見惚れる(類似作はあるのかもだけど)。コロナ禍で魂を失った観光名所の様相がよりくっきりと感じられて、何だか悲しくなった。視覚と聴覚は同じくらい強い力を持つと思っているのだけど、映像はイメージの土台でそれを音楽が補助する…という当たり前のようであまり深く考えない役割の違いに気付かされた感覚。
映画とは運動と時間の芸術である。私たちは画面に生成する人間の運動の持続によって映画という時間体験を知覚するのかもしれない。誰もいないイタリアの街は時間が止まったかのようだった。

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