無人のショットに溢れんばかりの有人の音をぶち撒けるのはコロナ禍の時期に撮ったと知っていれば腑に落ちる。
とはいえ"音"を主題の一つにするのは、たとえ制作状況を知らなくとも前後のスコリモフスキ作品に…
誰一人いない街並み、サッカー場、飲食店、駅のホームなどを淡々と映し、そこに人々の賑わいを音声で後付けする。それだけで寂れた街並みはまるで活気を取り戻したかのように映り、彩りを取り戻し、そこにないはず…
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『バリエラ』デジタルリマスター版
短編『ホームシック』
トーク:イエジー・スコリモフスキ監督
短編は世界初上映、とても貴重な機会に恵まれた
ただぼんやりと美しい映像…
スコリモフスキ監督の新作短編で、劇場で流れるのは世界初との事(一応ワールドプレミア?)。コロナ禍のシチリアの風景をモノクロで映し、バックではコロナ以前のシチリアを彷彿とさせる賑やかな音楽が流れる。
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スコリモフスキ監督がコロナ禍に撮影した短編作品。映画館での上映は初だったらしい。
窓から海辺にカメラが移動し、海岸のビニール手袋が映される。そして手袋を追うように、サッカー場やレストランなどが次々…