【ドカン💥】

この映画、

「ええええっ！？　そーゆーこと！？」

って、やられたーってところがあって笑っちゃう😁

あとね、ドカン💥って、ムチャクチャ🤪やりすぎっしょ😁

確認したい人は映画を観て‼️

今のイタリア🇮🇹首相は極右政党の女性👩‍🦳

でも、反EU（欧州連合）🇪🇺ではないってところがバランス感覚で、フランス🇫🇷やドイツ🇩🇪の極右とは違うんだよね。

日本人も頑張って投票率上げた方が良いよ。

面白かった❗️

イタリアで空前の大ヒットとなった本作は、イタリアの国民的コメディエンヌであるパオラ・コルテッレージの監督デビュー作で、自ら主演を務めた。ドマーニはイタリア語で明日を意味する。原題は「まだ明日がある」

舞台は、戦後の荒廃したローマ。そこで逞しく生きる市民たちと権利を渇望する女性たちの姿を描いている。モノクロのため、まるで昔の映画の雰囲気が再現されているような映像は、戦後のあの時代を強く印象付けている。現代にも通じるテーマのストーリー展開、さすがコメディエンヌの脚本・監督とあって、所々に光るユーモラスな演出に笑いがこぼれ、難しい題材ながらも楽しく鑑賞できた。

家族と一緒にアパートの半地下に住んでいるデリア（パオラ・コルテッレージ）は、夫イヴァーノ（ヴァレリオ・マスタンドレア）の暴力に悩みながらも、仕事をいくつも掛け持ちして家計のために忙しく働いている。意地悪な義父は寝たきりでその介護もしなければいけない。そんな彼女の支えは、市場で青果店を営む友人のマリーザとデリアにずっと昔から想いを寄せている自動車工のニーノ。2人と過ごす時間だけが心休まる。母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオと交際をしている。女性が自分の人生を選択する自由がない時代、デリアは娘が幸せな結婚をしてくれることだけを心から願っていた。そんなデリアのもとに1通の謎めいた手紙が届き、デリアは新たな旅立ちを決意する。

パオラ・コルテッレージのコメディを観たことはないが、女優としても存在感のある素晴らしい演技で魅力的。「幸せのイタリアーノ」でメガホンをとった監督のリッカルド・ミラーニはパオラ・コルテッレージのご主人。イヴァーノを演じたヴァレリオ・マスタンドレアは、野蛮な暴力夫が時に見せる滑稽で愚かな面を情感豊かに演じていてその名優ぶりは見応えがある。夫の暴力で痛めつけられるシーンを緩和するためなのか、ミュージックやダンスが突如登場して多少の違和感はあったが、絶望の中の希望を描きたいという流れは理解できた。

イタリアは日本と同様、長い間女性の活動は家庭に限定されていた。女性の参政権運動や差別のない平等な社会参画は、日本でも女性たちの大きな渇望であったはず。そんなイタリア女性の大きな第一歩は、こんな風に始まったのかと思わせるラストシーンは心に熱く響くものがあった。

　1946年5月、戦後まもないローマ。デリア(パオラ・コルテッレージ)は家族と一緒に半地下の家で暮らしている。夫イヴァーノはことあるごとにデリアに手を上げ、意地悪な義父オットリーノは寝たきりで介護しなければならない。戦争に出た元兵士たちは戦争終結後、自宅で妻に対してさんざん威張り散らしていたと言う声をよく聞く。今作のデリアも正に家父長制の権化のような父性の強い家で暮らす。デリアは夫の暴力に悩みながらも家事をこなし、いくつもの仕事を掛け持ちして家計を助ける。多忙で過酷な生活ではあるが、市場で青果店を営む友人のマリーザや、デリアに好意を寄せる自動車工のニーノと過ごす時間が唯一の心休まるとき。一方、長女マルチェッラは父や祖父に文句の一つも言わず、ただただ黙って従う母の生き方に不満を感じていた。ここにも世代間の差が横たわる。マルチェッラは裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、次の日曜日に彼の家族を貧しい我が家に招いて昼食会を開くことになる。そんなデリアのもとに1通の謎めいた手紙が届き、彼女は「まだ明日がある」と新たな旅立ちを決意する。

　イタリアも（日本も）戦争に負けたのに、男たちはその総括すらしようせずに威張り散らす。イタリアの男どもは働く気さえ起きないのである。夫が夫ならば、義父も義父で朝一のセクハラに黙って従うしかない。家父長制の呪いに縛られるその姿は、正に現在のイラン同様の世界線である。長女マルチェッラと、やんちゃ盛りの弟２人の3人の子供を持つヒロインの悲哀がスクリーンに投影される。貧しい半地下の暮らしはどれだけ仕事を掛け持ちしても一向に楽になる気配がない。近所に住む修理工のニーノは籠の鳥のようなヒロインを救い出せるのにと過去だけ見つめ、実行に移そうとしない。その上、一番の理解者でなければならない長女マルチェッラにも母の奴隷のような生き方を毛嫌いされる。正に針の筵のような状態だ。ネオレアリズモ運動とは現実を客観的に凝視し、ドキュメンタリー風に描写する第二次大戦直後に現れたイタリア映画の新しい傾向だったが、今作も何よりモノクロで、主人公の悲哀をまざまざと見せつける。だが地獄のような毎日に呑み込まれそうになるものの、一通の手紙で息を吹き返す。イタリアの国民的コメディエンヌであるパオラ・コルテッレージが主演と監督を務めた物語は、女性の受難の時代をきびきびと描写する。女たちの人生讃歌である。