あしたのパスタはアルデンテの作品情報・感想・評価

「あしたのパスタはアルデンテ」に投稿された感想・評価

Ridenori

Ridenoriの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

みんな自由に生きればいいじゃない?

っていうのが、色んな群像劇を通してのこの作品のメッセージなんじゃないかと思う。

パスタ工場の跡取り兄弟のアントニオとトマーゾ。
トマーゾはローマで大学を卒業して田舎にあることを皆に告白するために帰ってくる。
1.卒業したのは経営学部ではなく文学部
2.ホントは小説家になりたい
3.ゲイである…
しかしその席で兄貴のアントニオがまさかのゲイ告白!彼の計画は思わぬ方向に動いてしまう…

コメディタッチの心温まるお話。
マイノリティーに関してもだけど、友情や家族のことなんかも考えさせられる。

そしてなによりおばあちゃんの言葉が節々に染みる映画でした。
う

うの感想・評価

3.5
おばあちゃん、最初は「良い理解者」だと思ってた。でも、別に多様な性的指向に理解があるというわけじゃなく、人のことを自分のものさしで測るのではなく「あなたが幸せか」を柱にして考える人なんだろうなぁと。

人は互いに牽制し合って生きていると感じた。他人の目を気にする自分もその"他人"になってる。

「あなたは幸せか。」
幸せならそれでいい。もし幸せじゃないなら、自分が幸せになることを考えなさい。
そんな世界になるといい。
kouhei

kouheiの感想・評価

4.2
LGBTを取り巻くリアルな葛藤がよく描かれていて素晴らしい。
2010年でも偏見の対象であるのは変わりない。カミングアウトにまつわる困難やセクシャルマイノリティーをその人たちの考え方などおもしろい。
病気ではなく、個性なんだと。
ひとつ新鮮なのはゲイの人を好きになる女性の失恋もかませているところで、とても胸がしめつけられた。
Yui

Yuiの感想・評価

4.0
最近同性愛の映画見る機会増えた気がする。

カミングアウトするのは自分の人生を自由に生きるため。のはずが、奪われ壊された計画。本当に非人道的だった計画を立てた本人かって疑うくらい「今カミングアウトすれば誰々を困らせてしまう」と情をもって悩んでる姿がすごく人間らしかった。

カミングアウトが人を傷つけるのならば。

人を傷つけずに自分の求める人生の自由を、夢を語ればいい。
ALISA

ALISAの感想・評価

2.5
ゼミの授業でLGBTについて強制的に見たからなんとも言えない。解説ないとわかんないや。お兄ちゃんのカミングアウトは最初てっきり優しさだと思ってた。んーわかんない。ゲイ役の俳優さん達の仕草がまるでオネエでそこだけ面白かったなー。来週なんてコメントしたらええんやろ。うーん。
オネェってやっぱさいこーだわ笑笑

友達にも何人かいるけど、みんなおもろい笑

終盤、オネェ軍団がビーチで踊るシーンがあるけどさいこー💃
MGJ

MGJの感想・評価

4.0
邦題の意味がわからんが、原題もまぁまぁわかりにくい。原題 mine vaganti (危険人物、浮遊機雷)
イタリアの家族におけるカミングアウト問題を軸に、人生の選択を綴る一夏の物語。カンツォーネを聴いているように、人の気持ちが流れ、揺らいで、いつしか輪になって踊っているように軽やかな展開。祖母の最期の選択が哀しくも艶やかで、若き日を凌ぐ美しさに輝く。イタリアの美しい陽光と海の前でさえ、生きたいように生きることの難しさと大切さがある。人は語り、記し、歌う、夢見た日々と、夢見る未来を。
sickboya

sickboyaの感想・評価

3.9
工場の跡継ぎ問題から、同性愛をカミングアウトしようとしたら、まさかの兄貴もゲイで先を越されるところから始まる。

笑えるシーンとハラハラするシーンが同時にあったりして、とても楽しい映画だった。

イタリアも日本のように狭いコミュニティーなんだなということが伝わってきて、そういう部分をシリアスに描かずに、シニカルに笑いと混ぜ合わせて描かれているところが良かった。

共同経営者の女優さんが綺麗。
おばあちゃんの死に方がある意味過去に類を見ない、印象的な死に方だった。

邦題で損しているような気がする映画だと思う。
nyoloner

nyolonerの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

おばあちゃん、とっても綺麗な人。若かりし頃のおばあちゃん役の人がすごくピッタリで、違和感なく昔のエピソードにも入り込めました。

思い通りにならないのが人生。
みんな、何の根拠もなしに思ったとおりになると思っているところにこのドラマの可笑しさがあるのかなぁ。
トンマーゾも、思いがけないお兄ちゃんの告白(私がびっくりしたわ)に出鼻挫かれるし、お父さんに至っては、何から何まで思い通りにいかない。お母さんもおばさんも、アルバもなんだかんだ上手くいかないもんね。

おばあちゃんが、そんな家族を優しくも厳しく見つめる中で、最後にやりたいようにやって幕を閉じる。そこが、分かりにくいけどスカッとするところです。

それにしてもローマのゲイ友だちたちはホントに楽しそうで、私も一緒に海水浴したくなりました。
KR

KRの感想・評価

4.0
ぱっと見あまり惹かれなかったが、
観始めると止まらない。

非常に上手くできた構成。話が次々と予想外の
方向に展開して飽きさせない。
次はどうなるのか興味を引っ張り、
事態は深刻だが明るさもある。
コメディ要素も微妙なものから強烈なものまで。

原題の、危険人物、爆弾的、の意味が気になりつつ作品を観るが、
それはあの人だったようにも、全員だったようにも思える。
手紙にある通り、そういう人が時には必要だということ、どうしても行き詰まったら思い切って大きく破壊してみることも必要なのかもしれない。

時々挟まれるおばあちゃんの回想シーンが非常に美しい。
と思っていたら、最後は現実と入り混じり、幻想的なラスト。
手紙の通り、巡る、という暗喩がまさに感覚的に分かるようなシーン。
エンドロールに繋がり、美しい。彼女の人生は素敵だ。
自分が解決を見届けるよりも、自分の死後の、家族の平和を考えていた。
普通は見届けてからと思うもの、だと思うが、それよりも家族を優先した。
そのためなら、生に固執しない。

それにしてもお手伝いのテレザは大変な家に就職してしまったものだ。

あのズッコケ三人組がドジで面白い。

主演リッカルド・スカマルチョは『昼下がりのローマの恋』の青年役でも観た。
あちらは頭脳明晰なイケメンだったが、それに比べればこちらは優柔不断で気の弱い印象。幅広い役者らしい。
>|