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タンゴの後で
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タンゴの後での作品紹介

タンゴの後でのあらすじ

19歳の若手女優マリア・シュナイダーは新進気鋭の監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、『ラストタンゴ・イン・パリ』で一夜にしてトップスターに駆け上がる。しかし、48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンは彼女に苛烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落としていく。

タンゴの後での監督

ジェシカ・パルー

原題
Maria/Being Maria
公式サイト
https://transformer.co.jp/m/afterthetango/
製作年
2024年
製作国
フランス
上映時間
102分
ジャンル
ドラマ歴史伝記
配給会社
トランスフォーマー

『タンゴの後で』に投稿された感想・評価

『ラストタンゴ・イン・パリ』で、結果的に汚名を一番被ることになったマリア・シュナイダーが傷つけられ、どん底まで精神的に落ち込んでも、なんとか浮上しようとした足掻きを描いた作品。

ベルトルッチとマーロン・ブランドがいち早く取材攻勢から逃げ出して、マリアだけが残されてしまった卑怯な宣伝体制や、その後も裸仕事ばかり来るようになってしまった苦悩など、観ているだけでつらい。精神的苦痛からヘロイン中毒になっていってしまう下降が、身近に家族がいても助けられなくて悲しくなる。

改めて許し難い蛮行として、この撮影現場のバターを使ったシーンが生々しく再現され、観る者の心も苛む。
sonozy
4.0
原題は『Maria』
ベルナルド・ベルトルッチ監督の1972年の問題作『ラストタンゴ・イン・パリ』に48歳のマーロン・ブランドの相手役として19歳で出演したマリア・シュナイダーの波乱に満ちた人生を描いた作品。

ジェシカ・パルー監督が、マリアのいとこであるジャーナリスト、ヴァネッサ・シュナイダーによる回想録『My Cousin Maria Schneider』と出会い、マリアの人生を映画化することを決意したという。

俳優である父ダニエル・ジェラン、離婚し彼を憎む母、それぞれとの関係。
問題となった『ラストタンゴ・イン・パリ』の場面の撮影過程や公開後の社会の反応などをマリアの経験として描き直し、個人の尊厳を踏みにじられた彼女が負ったトラウマや、薬物中毒、その後のキャリア・人生への影響を明らかにします。

『ヴィオレッタ(2011)』でデビューし、『あのこと(2021)』で注目を集めたアナマリア・ヴァルトロメイが、10代から30代までのマリアの感情・心の痛みを繊細に演じ素晴らしく、マーロン・ブランド役を演じたマット・ディロンも適役でした。
[女優マリア・シュナイダーの前半生] 60点

Jessica Palud長編二作目。マリア・シュナイダーは俳優だったダニエル・ジュランとルーマニア出身のモデルで書店を経営するマリー=クリスティーヌ・シュナイダーの娘としてパリで生まれた(だからルーマニア出身のアナマリア・ヴァルトロメイが演じているのか)。しかし、ジュランは当時別の女性と結婚していたため、マリアを認知することも養育費を出すこともなかった。映画の冒頭ではマリアがそんな父親と連絡を取り、彼の撮影現場を訪れる場面から始まる。金も愛もかけずに育った娘が懐いてくれているのが嬉しいジュランは彼女を映画業界に招き入れる。ある時、若き天才監督として名の知れていたベルナルド・ベルトルッチに、マリアをマーロン・ブランドの相手役に起用したいと言われたマリアは、ほぼ全裸でいる脚本に疑問を持ちながらも出演を決意する。特権を享受する男たちの様々な側面をベルトルッチ、ブランド、ジュランで描き分けているのが非常に上手い。何も知らない素人同然のマリアを言葉巧みに搾取し、"即興で撮影されたシーンってのは最高のものになることも多い"と抜かすベルトルッチ、彼よりはマリアに優しく接しながらも結局は"これはただの映画さ…"と言って加担するブランド、"たった一回で有名になれたんだからコスパ最強じゃんww"と抜かすジュラン、である。ミシェル叔父さん以外の男は全員カスです(登場はしないけどアントニオーニとリヴェットの現場は楽しかったと言及あり)。中盤で、彼女の下にインタビューに来た女学生ヌールと恋人になり、ヘロイン中毒で大変な時期を支えてもらったという描写があるんだが、現実にもそういう人いたんだろうか?お願いだから居てくれ…と思うなど(何人かを寄せ集めた感じと想像)。とはいえ、生涯に渡ってマリアを苦しめたレイプシーンをそのまま再現して"復活"させてしまうのもなんだか違う気がするなあ。撮影直後くらいから始めても良かったのでは。あと、アナマリア・ヴァルトロメイは今年、ブリュノ・デュモン『The Empire』にも出演しており、こちらは徹底的に役者の個人性が奪われて概念化していくという作品で、脚本が性差別的としてアデル・エネルが降板したという話もあり、監督が意図したものとはいえ実際にそうなっていたので、本作品をどういう感情で観れば良いのか分からなかった。