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遠い山なみの光の作品紹介

遠い山なみの光のあらすじ

日本人の母とイギリス人の父を持ち、大学を中退して作家を目指すニキ。彼女は、戦後長崎から渡英してきた母悦子の半生を作品にしたいと考える。娘に乞われ、口を閉ざしてきた過去の記憶を語り始める悦子。それは、戦後復興期の活気溢れる長崎で出会った、佐知子という女性とその幼い娘と過ごしたひと夏の思い出だった。初めて聞く母の話に心揺さぶられるニキ。だが、何かがおかしい。彼女は悦子の語る物語に秘められた<嘘>に気付き始め、やがて思いがけない真実にたどり着く──。

遠い山なみの光の監督

石川慶

原題
公式サイト
https://gaga.ne.jp/yamanami/
製作年
2025年
製作国・地域
日本イギリスポーランド
上映時間
123分
ジャンル
ドラマミステリー
配給会社
ギャガ

『遠い山なみの光』に投稿された感想・評価

3.5
1回ではすんなり理解できないかも
ラスト あの語り
『んんんんん~妄想?夢の中?』
『え〰️え〰️え〰️』
なラストでした。

さて
今回も戦争関連の映画
復興して
様々な世の中の変化
被爆者への差別
昭和変化に付いていけない父親と戦後に柔軟な息子の関係
昭和の時代 女性の自立
など 色々なテーマが出てきます。

注目は
二階堂ふみさんの違和感ある
すべての発言が
初めはそう言うキャラなのか?
戦後の世界を強く『私は強い』と
言い聞かせているようなキャラ?
違和感ある語り方です
この違和感がラストに・・・・・
・・・・・
『えっ』

ストーリー
1952年長崎と
戦後の数年後のイギリスが舞台

イギリスで思い出の詰まった
手作りお庭が素敵な一軒家に住む
主人公1人…
そこに娘が久々に帰宅

なぜか張り詰めた空気…

娘は母親 主人公の
ふられたくはない過去を聞く
自殺した姉のことなど…

主人公の語りが始まる・・・・・

場所は1952年の戦後の長崎
主人公は妊娠中(お腹中は姉)
高台の団地に住み
窓から見えるボロ小屋
(やや距離ある)
そこを米軍ポイ人が!
日本人の女性に色恋ありそうな笑み
ウェルカムで女性は家に入れる
主人公は気になる…
若き頃の主人公は 窓から見つめる

ある日
偶然出会った無口な女の子と出会い
お家まで送ると…そこは
気になっていたボロ小屋に女性
シングルマザーで頑張る人
知り合いとなるが
なんだか敵意ありそうな
無さそうな不思議なキャラ
(自己中系?)
お金の余裕がないらしく
お仕事先を紹介する
※ボロ小屋で余裕無い生活なのに
オシャレな服装に違和感
もしかして育ちが良いのか?
それとも・・・・・

過去と現在と交互にストーリーは進む・・・・・と前半のザックリストーリーです。


イギリス
過去の話を聞いて
娘が使われてない部屋で
母親 主人公の過去の手紙や写真
資料探し中で色々ヒントが出てきます

なんだか ファンタジーではないけど
不思議な世界観でした

登場人物全てが
戦争を経験した人
皆 何らかの闇があり
特に三浦友和さんの
元 生徒さんの職場に行き
抗議するシーンは みてて複雑でした。

あと
流して見ちゃいそうな
うどん屋の女亭主は
戦後に女1人でお店を経営
強い女性を見せつけてくれます。

吉田羊さんのほぼ日本語無しで
自然な語り方で驚きです。


主人公の語りは全てが真実なのか?
あと『縄』が出てきますが
何の意味があるのか?
繰り返しみたい映画でした。


そうそう
映画館帰りに
オムレツ食べたく 作りたくなりましたよ。


ぶみ
4.0
その嘘に、願いを込めた。

カズオ・イシグロが上梓した同名小説を、石川慶監督、広瀬すず主演により映像化した日本、イギリス、ポーランド製作のドラマ。
作家を目指す娘のため、自身の半生を語り始める主人公等の姿を描く。
原作は未読。
イギリスで暮らす母娘である悦子とニキを吉田羊とカミラ・アイコ、回想に登場する悦子自身を広瀬、近くに住む佐知子を二階堂ふみ、悦子の夫・二郎を松下洸平、二郎の父・誠二を三浦友和が演じているほか、渡辺大知、柴田理恵等が登場。
物語は、1952年の長崎、朝食を準備する広瀬演じる女性の姿でスタート、次には、その30年後となる1982年のイギリスに舞台が移り、自宅を売却する吉田演じる母が、久々に実家を訪れた娘に自分の過去を語り出すこととなる様が映し出されるため、自然に広瀬=吉田という構図が頭の中に広がることに。
以降、その長崎とイギリスという30年の時を隔てた物語が、イギリスでの悦子の回想として同時進行していき、この2つがどう絡んでくるのかが、本作品の最大の見どころ。
その回想では、当時庶民の憧れであった団地に住み、子を身ごもって夫に尽くす専業主婦の悦子に対し、川辺にあるバラックのような家で暮らし、娘に対しては放任主義、駐留しているアメリカ人と交際している二階堂演じる佐知子という対照的な2人を中心として展開していくが、特に何度となく登場するこの川辺のシーンが印象的で、どこかこの世のものでないような雰囲気が本作品のミステリアスさを高めてくれていた次第。
何より、その1952年のシーンでは、説明臭い台詞は一切ないものの、戦後長崎における生活文化や、変わっていきたい女性に対し、変わろうとしない男性という構図といった当時の世相が如実に示されていた中、三浦演じる悦子の義父と、渡辺演じる二郎の同級生の教師が対峙する場面は、時間は短いものの、非常に印象的だったところ。
クルマ好きの視点からすると、イギリスで悦子が乗っていたのがワンダーシビックと呼ばれた3代目のホンダ・シビックなのだが、同車は1983年デビューであるので、時代考証が合ってないのではと感じられたポイント。
前述の広瀬や二階堂、松下、三浦、渡辺に、流暢な英語を話す吉田と、キャストがそれぞれ持ち味を存分に発揮しており、重厚なミステリタッチのドラマとして見応え充分である本作品において、柴田がうどん屋の店主として息抜きを与えてくれていたのが絶妙なバランスであったとともに、辿り着いた結末を観終わった後に考えたくなるため、私のようにスクリーンにクルマで足を運んだ方は、帰りにステアリングを握りながら考え過ぎて事故を起こさぬよう、はたまた鉄道で観に行った方は降りる駅を乗り過ごすことのないようにしたい良作。

希望なら、沢山ある。
◎二階堂相手にS広瀬本格演技 複雑骨折した日本

本作では主に原爆の惨禍から復興を遂げつつあった1952年の長崎が舞台となっているが、厳密な意味では日本映画ではないし、だからこその「外から見た」ナガサキや日本が描かれている。

原作は、長崎で産まれながら幼少期に渡英して「日本語を話せない」、日系イギリス人のカズオ・イシグロだし、監督こそ日本国籍の石川慶(1977- )だが、本作は日本とイギリスと、石川が映画を学んだポーランドとの共同制作で、撮影監督はポーランド人のピオトル・ニエミスキ(1978- )だからだ。

【以下ネタバレ注意⚠️】









その点では、李相日監督による日本映画ながらチュニジア人でフランスをベースに活躍するソフィアン・エル・ファニ(1974- )が撮影した『国宝』と同じだとも言えるが、そもそも本作は、日本側にではなく長崎出身でイギリスに移住した悦子の次女で日本語が話せない英日ハーフのニキ(カミラ・アイコ)の「視点」で構築された世界なのだ。

石川慶の監督作では『蜜蜂と遠雷』(2019年)や『ある男』(2022年)もそれぞれ感銘を受けたが、本作のように「外国映画」を感じさせられたことはなかった。

ということは、今回、石川はカズオ・イシグロの原作が日本からすれば「外国文学」であることを尊重した結果、その特殊解として本作を「外国映画」として作ろうとしていたのだと思う。

その意味で、今まで日本で作られて来たナガサキや被爆者、戦争と戦後を生き延びた人びとを描いた作品群とは、異なる感触と新たな視座を与えてくれる。

例えば、今や世界の映画人のアイコンとなっているオヅの作品にも登場する、敗戦後の日本社会の混乱の象徴的存在として散々「こすられて」来たアプレ娘(*0-1 )も、本人が望むも望まないも関わらず我が身を売ることでしか生きることができなかった女性たち=パンパン(街娼*0-2 )も、二階堂ふみが演ずる矛盾に満ち満ちた佐知子という一人に体現されていて、その奇妙な姿や言動は、「黄金期」の邦画でも観ることがなかったキャラクターになっている。

*0-1 北村匡平 美と破壊の女優 京マチ子
筑摩書房 2019年2月
www.repre.org/repre/vol36/books/sole-author/kitamura/

*0-2
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/パンパン

そして、その存在の奇妙さ、不可思議さが、イシグロ特有のスリラー染みたミステリー感の発信源にもなっているのだ。

本作の「視点」としての1982年のイギリス編のカミラ・アイコの挙措は、本作が日本人監督のメガホンによるとは思えないほど自然な英国人としてのそれであったし、明らかに日本人でありながら我が娘に日本人風でありながら澱みない自然な英語で発話する吉田羊の母親像も素晴らしかった。

そして、1952年の長崎編では、なんと言っても、かつてアイドル女優でもあったとは最早信じられないほどに本格的な女優となって演技し存在する広瀬すずを観る喜びに打ち震え続けた。

その彼女と対峙する二階堂ふみの外装としては明らかにパンパンであることを示しながら、突拍子もないアプレな言動、‥‥しかし、実は「自立した女性」という戦後日本が欧米に学んで理想とした女性像をプライド高く体現する存在であるという矛盾した、奇妙な、謎めいてミステリアスな人物像を余すところなく呈示して震撼させて来る。

彼女の矛盾は、娘の万里子(鈴木碧桜)に対しても、その幼い自由意志を尊重するかの言葉を口にしながら、それとは全く対立する形で、万里子の汚れ切った衣服や身体から、実は佐知子は我が子をネグレクトし虐待すらしているのではないかと暗示させて悪寒を起こさせる。

この矛盾と不条理に満ちた1952年の長崎の、時空の歪みを感じさせるパヴェイ・ムイキェティンの音楽も素晴らしく効果を倍加させていた。

ただ、いくら何でも、悦子と夫二郎(松下洸平)が住まいするアパートは、1952年の長崎の平均的なサラリーマンの住居にしては立派過ぎたし、元校長の二郎の父緒方(三浦友和)まわりのエピソードは興味深くはあったものの、やや普通の日本映画のテイスト過ぎて逆に他のシークエンスとの不調和を感じないでもなかった。

要は、ちょっと材料を欲張り過ぎて若干の消化不良を起こしている部分があることは否めない。

だが、そうだとしても、ナガサキを、戦後の日本と日本人を「外からの視点」で見た本作から得られた発見は多く、現在の我われが「当たり前」だと思っているそれらのあり方が、実際には、いかに「複雑骨折」を来して現在の我われ自身に至っているのかを改めて自覚させられた思いだった。

だから、本作本編に対しては「傑作」であると率直に評価したい、、

したいのだが、問題は、原作から逸脱して石川が本作に与えた「ある解釈」、それこそ終盤15分で急転直下に明示される、佐知子=悦子同一人物説の呈示についてだけは、正直、それまでの本編の「豊穣さ」を削り殺ぐことになってしまったのではないか、と考えざるを得ない。

もちろん佐知子=悦子同一人物説で全ては説明できないことは石川も分かってやっていることなので、あくまでも、本作を理解するための「補助線」を呈示したに過ぎないのだろうが、それにしても、それによって本作が単なる「謎解きミステリー」に堕してしまう、‥‥そのように理解してしまう観客を増やす結果をもたらしてしまったのではないかと危惧するのである。

つまりは、原作を踏み越えて石川が呈示した「解決案」は必ずしも成功しなかったのではないか。

「傑作」ではあっても、すんでのところで「大傑作」になり損ねてしまったのではないか。

だが、そうだとしても、この日本と日本人の「戦争と戦後」を「外から見返す」本作の意義は大きく、今後も多くの人たちによって「観返される」作品となることだろうと確信する。

《参考》
*1 【映画評】『遠い山なみの光』が照らしだす生のセレモニー
レインウォッチャー
2025年9月14日 22:01
note.com/rainwatcher/n/na833e973883c

*2 【レビュー】「遠い山なみの光」:反芻するほどに心に響く!原爆を生き抜いた彼女の記憶の物語
放送作家:辻井宏仁
2025年9月12日 17:17
note.com/tsujiihironori/n/n6ab8f6a1e383

*3 あの頃の自分が描きたかったことを再発見する営み──「遠い山なみの光」映画化を取り巻く奇跡的な構造
最所あさみ
2025年9月16日 07:30
note.com/qzqrnl/n/n28ea3cc02fd3

*4 カズオ・イシグロ、戦後80年となる今年、戦争・長崎について語る 映画『遠い山なみの光』インタビュー
oricon 2025年8月15日
m.youtube.com/watch?v=ytnodH1Gh98&pp=ygUt44Kr44K644Kq44Kk44K344Kw44Ot44CA6YGg44GE5bGx44Gq44G_44Gu5YWJ

『遠い山なみの光』に似ている作品

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上映日:

2021年06月12日

製作国・地域:

上映時間:

111分
3.0

あらすじ

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