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遠い山なみの光の作品紹介

遠い山なみの光のあらすじ

日本人の母とイギリス人の父を持つニキ。大学を中退して作家を目指す彼女は、長崎で戦争を経験した後イギリスへ渡った母の悦子の半生を綴りたいと考える。 娘に乞われ、口を閉ざしてきた過去の記憶を語り始める悦子。 それは30年前、戦後間もない長崎で暮らしていた頃に出会った、佐知子という女性とその幼い娘と過ごしたひと夏の思い出だった。 だが、ニキは次第に母が語る物語に違和感を感じ始め――。

遠い山なみの光の監督

石川慶

原題
公式サイト
https://gaga.ne.jp/yamanami/
製作年
2025年
製作国
日本イギリスポーランド
上映時間
123分
ジャンル
ドラマミステリー
配給会社
ギャガ

『遠い山なみの光』に投稿された感想・評価

Omizu
3.3
『ある男』石川慶監督がカズオ・イシグロの同名小説を映画化した作品。舞台挨拶付きの完成披露試写会にて鑑賞。

『愚行録』『蜜蜂と遠雷』と傑作を立て続けに発表する石川慶監督、その期待にしっかり応えてくれる秀作。とにかく二階堂ふみが素晴らしい。発声や所作がもう出演者の中では際だってステキだった。

戦後すぐを生きる二人の女の友情物語、と思いきや!?というトリッキーな構成が印象深い。「女はもっと自覚しなければ」というセリフが繰り返され、フェミニズム的な要素もある。

1950年代を再現した美術や衣装、ピオトル・ニエミイスキによる撮影が艶やかで素晴らしい。

一方で終盤のトリッキーな仕掛けはあまり上手くいっていないような。メッセージとしては理解できるものの、いささか唐突。なによりキャラクターの掘り下げが甘く、特に松下洸平演じる夫はちょっとひどい。これでは松下が演じる意味がない。

吉田羊の英国パートはよかった。羊の英語は非常に流暢だし、娘を演じた役者さんもよかった。

舞台挨拶では広瀬すずの顔の小ささにおののいた。放たれるオーラもすごく、こりゃスターだわという出で立ち。

石川慶にしては少し外側にこだわりすぎたのか深みが感じられないのが残念。もう少しキャラクターの掘り下げを徹底してほしかった。とはいえイシグロの原作の雰囲気を壊さず、かつ作家性も発揮できていてこれはこれでいいのかも。

他の石川慶作品ほどよく出来てはいないが、上品でサプライズもある良作ではある。原作が読みたくなる文芸作。
広瀬すずさん、二階堂ふみさんの演技が素晴らしすぎる。

『遠い山なみの光』
カズオ・イシグロのデビュー小説を、石川慶監督が繊細な映像美とともに描いたヒューマンミステリー。
戦後間もない(1950年代の)長崎と、1980年代のイギリスを舞台に、母・悦子(広瀬すず、吉田羊)の記憶と、娘・ニキ(カミラ・アイコ)の探求心が重なり合い、過去が少しずつ紐解かれていく。

物語は、作家志望のニキが疎遠になっていた実家を訪れるところから始まる。
母・悦子は、かつて長崎で出会った佐知子(二階堂ふみ)とその娘・万里子との“記憶”を語り始める。やがて、その記憶の奥に潜む違和感が露わになり、母の心にしまわれた「想い」と向き合うことになる。

演じ手たちの演技が特に印象的!
広瀬すずさんは、戦後の長崎で揺れる一人の女性を繊細に演じる。時折見せる力強い演技との緩急が素晴らしい。
また、二階堂ふみさん演じるミステリアスな佐知子像は、スクリーンに強い余韻を残す。彼女の演技もパワフルで、観る者を圧倒する。
それぞれの演技が鮮やかに響き合い、観客の心を深く揺さぶる。

記憶と真実の境界。「語られなかった過去」に触れる娘の姿。言葉少なに交わされる問答と、なにげない日常の佇まい。
そのすべてが映画を通して、静かな迫力をもって胸に迫ってくる。

そして、ラスト数分のシーンによって、結末の解釈は観る人それぞれ異なるはず。
多くを語らない文学的な作品であり、まさに“余白を楽しむ映画”だった。


※公開前のため、評価(星)つけてません。公開後につけます!
〈公開まだまだ先なので雰囲気感想で〉

どうしてもこれだけ言っておきたい!
コレは逆ポスター詐欺案件である、と!

あの絶妙にダサくてつ〜まらなそうなビジュアルで石川監督作だけど全然期待値あがらず。でも、カズオイシグロ原作だし、舞台挨拶ありなのでみてきました。そしたら、もうびっくりするほどエッジの効いた作品でした。やっぱり石川慶監督は裏切らない。

NEW ORDERのCeremonyから始まるオープニングが小粋すぎていきなりビビッと⚡️⚡️

石川監督の『ある男』でも感じた、頭がグルグルになりながらも、これって結局どういう話だったんだっけ、と必死に考えるあの感覚。

完成披露試写で、石川監督が本作について語ったのは「どう受け取るかは観た人次第であるし、それが全部正解なんです」と。その意味では、あの原作の見事な実写化なってるじゃん!

もちろん小説にしかできない表現もあるし、映画だからこそのよさも多分にあった。特に終盤の過去と現在が重なっていくシーンはまさに映画的な瞬間に溢れていてかなり痺れた。

エンタメや感動!みたいなのを期待していくととんでもない肩透かしを食らいそう(前のお兄さん爆睡してた)だけれども、個人的には鑑賞後に思わず唸ってしまう作品でありました🙃翌日仕事に手がつかず。

原作自体が色んな読み方ができる作品であるのは前提として。映画版の不自然さがずっと違和感だったけれど、観終わって納得。

原題のA pale view 〜は、”ぼんやりとした”淡い景色。以下ちょっと本筋ふれます。
















自分が好きな「わたしを離さないで」は、
母胎内回帰がモチーフだった。

本作は、3人の女性をめぐるお話だった。3人とも”子ども”という存在に囚われている。

何度も形を変えて(亡霊の話や子猫)反復される子殺しのイメージ。子を殺して自由になろうとする母。悦子の足に絡んだ縄。
自分を守るための自分のための記憶。

う〜ん、もう1回目を凝らして観たい作品です。

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