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謎の巨匠 ルネ・マグリット
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『謎の巨匠 ルネ・マグリット』に投稿された感想・評価

Sari
3.0
シュルレアリスム100年映画祭にて。

ベルギーのシュルレアリスムの画家ルネ・マグリット(1898-1967)の生涯について、本人の肉声、写真、現存する映像などを交えて構成された2023年制作の日本初公開のドキュメンタリー。豊かなブルジョワ家庭に生まれ、母親の自殺といった幼少期の暗い出来事などから、後の作品に及ぼす影響を解き明かす巧みな進行で興味深く鑑賞。
マグリットの作品については、殆ど予備知識が無いに等しい状態で、この映画で彼の絵画を初めて観た印象ではかなりポップ・アート的、広告との相性の良い画風だったのだと。日常にあるものを題材としたミニマルなイメージでありながら、パイプの絵の下に、‘’これはパイプではない‘’といった文章が描かれていたり、物事は目に見えている表層でないという固定観念への投げかけ、その哲学的な遊び心や仕掛けが面白いと感じました。

上映後、千葉真智子さん(豊田市美術館学芸員)のアフタートークがありました。
1954年「光の帝国」が188億円で落札されたばかりで、今や高額な作家となったマグリットの他の幾つかの作品解説や、シュルレアリスムの起源について。第一次世界大戦直後、詩人アンドレ・ブルトンがオートマティスム(自動記述)という実験的に高速で詩を書く手法を続けていくうちに、Je(私)という表現における主体性が無くなっていったこと。1914年〜1918年の第一次世界大戦とは、世界を巻き込む同時多発的な戦争であり、その時に初めて戦闘機が使われ、人間がそもそも信じられる存在ではないという様々な認識のもとで始まったこと。第二次世界大戦でマグリットを始めベルギーやフランスのシュルレアリストがアメリカへ亡命し、欧米でもシュルレアリスムが広まった背景を知ることができた有意義な内容だった。

◾️
シュルレアリスム(仏語Surréalisme)
第一次世界大戦後からフランスの詩人アンドレ・ブルトンを中心として起こった文学・芸術運動シュルレアリスム(日本語では「超現実主義」)。
1924年ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表、今年で100年目を記念した企画【シュルレアリスム100年映画祭】にて

※Filmarks様、作品の追加ありがとうございました。
釜
-
2024/10/6
シュルレアリスム100年映画祭にて鑑賞。
ルネ・マグリットに関する知識への復習になった。
彼についてもっと知らねば

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