私たちの話し方を配信している動画配信サービス

『私たちの話し方』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

私たちの話し方
動画配信は2025年10月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

私たちの話し方の作品紹介

私たちの話し方のあらすじ

聴覚障がいをもつ3人の若者。友情に支えられながら、それぞれの道を見出していこうとするが…。手話による会話を軽快なリズムで映し出し、障がいを持つ若者たちのエネルギー溢れる青春を描く感動作。

私たちの話し方の監督

アダム・ウォン

原題
看我今天怎麼說/The Way We Talk
公式サイト
https://mimosafilms.com/thewaywetalk/
製作年
2024年
製作国・地域
香港
上映時間
132分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ミモザフィルムズ

『私たちの話し方』に投稿された感想・評価

Omizu
4.0
【第61回金馬奨 主演女優賞受賞】
金馬奨で主演女優賞を受賞した作品で、昨年の大阪アジアン映画祭コンペ作『作詞家志望』のジョン・シュッインが主演。

口語しか出来ないソフィー、手話しか出来ないジーソン、両方できるアランという三人のろう者の立場からリアリティをもって丁寧に彼らの心情をすくい上げた作品。

非常に繊細で誠実、三人の若手役者たちの演技もフレッシュでよかった。少し長めですが丁寧な演出が光る良作だった。

隣に座っていた女性が上映後熱い拍手をしていて、会場からの支持もかなり厚いように見受けられた。
まずはとても良い映画であるということをお知らせいたします。

原題通りなんですが、もうちょっと邦題がエモい感じでも良かったかな、と。。

ドキュメンタリーなのかな?というタイトルですが、劇映画です。

とても映画らしい映画で、ちゃんと画で語ってもいますし
何度か字幕ナシの手話だけのシーンもあるんですが
それが「手話を読み取ろうとする」主人公と観客が同じ状況になるので
とても意味のあるシーンだし、自分も能動的に映画を見ることになりました。

しかもそのシーン(露天の居酒屋風)では
手話をしてる最中に店員が食べ物を運んでくるんです
そうするとちょっと手話が見えにくくなる。

口話では「音」や「距離」が会話の妨げになりますが、
手話の場合はどんなにうるさくてもそこそこ離れていても会話できるけど
逆に近くても物理的に視界が妨げられるとちょっと不都合、というのが
これまたセリフではなく画で説明されている。


****


以下は、手話のまち 東京国際ろう芸術祭 2025でのアダム・ウォン監督のティーチインのメモです。


香港映画は今終章している。で不当事者の俳優を使いたくても映画会社が使わせてくれない(興行的な問題でかと)。

アランはろう俳優。

ウルフ(ジーソン)は香港で有名な俳優。集中的に手話を学び、聾者のコーチのOKが出なければ出演はナシってことにしてたけどOKのレベルに達したので出演に!

ソフィーは手話学習の経験があった。

アランの子供時代を演じた俳優はCODA。
子役のウルフ、洗車場の仲間、家族たちはろう俳優。

Q.「最も伝えたかったことは?」
A.見た人の解釈に任せたいところ。
すごくリサーチして作った。聞こえないということは幅が広い。そのままで生きやすい文化的な社会を作りたいと思ってる。

「口話と手話の両方をやることが聾者にとって現実的なんだと思う。この現実を社会に提起したことは大事だと思う」by牧原さん

Q.「日本でも厳しい口話教育がある。監督がろう文化を知った経緯は?」
A.自分は聴者。家族も。6年前、短編映画の脚本を読んだ。ダイビングで聾者が水中で手話を使うシーンがあり水中では手話の方が発話よりも有用だと知り衝撃を受けた。脚本家と「ろう文化」について考えることになった。ろうを考える時、ろう文化という言葉がよく出てくる。ろうは障害ではなく文化であると。文化、言語を持つことは自分のアイデンティティだとわかった。

飲んだら聴こえるようになる薬があるなら飲むかどうかを聞いたら「飲まない」と答えられたことがある。もっと深いところまで聾者について知りたくなり脚本家に長い脚本を描いてもらった。
障がい者を主人公にした映画はたくさんあるけど、その大半が健常者側から見た障がい者の世界だった気がする。この作品は障がい者側から見た健常者の世界。言い換えれば、聴覚障害の人の音の無い世界が日常の世界でありながらも、やっぱりそこは健常者が生活し易い世界だった。

かといって同情めいた憐憫さはほとんど無く、障がい者の生きにくさがテーマというより、伝達手段として手話か人工内耳のどちらか選択を迫られる彼、彼女らが、今後社会にどう関わっていくのか、自分らしく生きていくためにはどうしたらいいのか、といった青年期の悩みや葛藤、希望といった普遍的なテーマが丁寧に描かれていた。

ヒロインのジョン・シュッインはこの作品で金馬奨主演女優賞を受賞。どうしたらそこまで聾者の特徴を捉えて表現出来るのかってくらい素晴らしい演技!少しだけ長くは感じたものの、映画祭の上映だけでは勿体ないほどの良作だと思う。

《第20回大阪アジアン映画祭2025》

『私たちの話し方』に似ている作品

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~

上映日:

2021年10月01日

製作国・地域:

上映時間:

120分

ジャンル:

配給:

  • カルチャヴィル
4.0

あらすじ

突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに連れていかれる。難聴であることをハンディとして捉えていないコミュニティの人々と過ごしながらも、その現…

>>続きを読む

へんしんっ!

上映日:

2021年06月19日

製作国・地域:

上映時間:

94分
3.5

あらすじ

車椅子とカメラ、人と人の関わりが拡張する、表現の可能性 車椅子に乗った監督が、しょうがい者の表現活動の可能性を探ったドキュメンタリー。映画製作を通じて様々な人と関わりあう中で、多様な「違い…

>>続きを読む

Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ

上映日:

2025年01月31日

製作国・地域:

上映時間:

115分

ジャンル:

配給:

  • リアリーライクフィルムズ
3.9

あらすじ

マレーシア・クアラルンプールの富都(プドゥ)地区にある荒廃したスラム街。この地域には不法滞在者2世とも言える、様々な国籍・背景を持つ貧困層の人々が多く暮らしている。その場所で、身分証明書(…

>>続きを読む

はこぶね

上映日:

2023年08月04日

製作国・地域:

上映時間:

99分

配給:

  • 空架 soraca film
3.8

あらすじ

事故で視力を失った西村芳則(木村知貴)は、小さな港町で、ときに伯母(内田春菊)に面倒を見てもらいながら生活している。かつて同じ通りの家から一緒に通学していた同級生の大畑(高見こころ)は、東…

>>続きを読む

オーディブル: 鼓動を響かせて

製作国・地域:

上映時間:

39分
3.7

あらすじ

「オーディブル: 鼓動を響かせて」は、メリーランドろう学校に通うアメフト選手アマレ・マッキンストリーとその友人たちの姿を追う、映画的な臨場感あふれる青春ドキュメンタリーです。彼らは最終学年…

>>続きを読む